2020年7月 3日 (金)

ヤナーチェク シンフォニエッタ、ヒンデミット「画家マティス」他/アバド、ベルリン・フィル(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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レオシュ・ヤナーチェク
シンフォニエッタ

パウル・ヒンデミット
ウェーバーの主題による交響的変容
交響曲「画家マティス」

クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1987年(ヤナーチェク)
   1995年(ヒンデミット)

2020年6月10日発売のEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。ヤナーチェク シンフォニエッタは1987年の録音で、ヒンデミットの2曲は1995年の録音で、聴き比べるとヒンデミットの曲の方が音質が良い。全体的にしなやかでふくよかさを付加した感じで、アナログ時代の録音が好きな人には好感が持てるリマスターであると思う。しなやかさ美しさが際立った演奏がより引き立つような感じだと思う。ただし、初出のドイツ盤のCDよりも若干音が甘めなので、音質の評価は好みが分かれるかも知れない。


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2020年6月30日 (火)

J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲/リヒター、ミュンヘン・バッハ管弦楽団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2020年6月10日に発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1組。

曲目
ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
DISC 1
協奏曲 第1番
協奏曲 第2番
協奏曲 第3番

DISC 2
協奏曲 第4番
協奏曲 第5番
協奏曲 第6番

カール・リヒター(指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団
録音:1967年(アナログ録音)

アナログ録音時代の名盤であるが、この時代のDeuche Grammophonレーベルの音源は高音質なものが多いが、Deuche Grammophonの学究レーベルであるArchvも同じで、この音源はLPレコードで聴いても音質は良い。

EsotericSACD/CDハイブリッド盤でも奏者の前後感や透明な響きが良く伝わってきて、気持ち良く聴ける。冷たくなり過ぎず、現代風に無理に解像度を上げすぎるような作為的な感じが無いのも好感が持てた。アナログ録音らしいエネルギー感や肉厚感もしっかりと保たれている。また、オーレル・ニコレのフルートやハンス・マルティン・リンデのリコーダーなど木管楽器の音色も美しく再現される。この音源に関しては、アナログLPで聴くことは減ると思う。


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2020年6月26日 (金)

ダイナ・ジャムズ/ダイナ・ワシントン・ウイズ・クリフォード・ブラウン(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤 The Clifford Brown Box)

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曲目
1. 恋人よ我に帰れ
2. メドレー アローン・トゥゲザー
3. サマータイム
4. カム・レイン・オア・カム・シャイン
5. ノー・モア
6. アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
7. ノー・グレイター・ラヴ
8. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド
Dinah Washington (vo)、Clifford Brown, Clark Terry, Maynard Ferguson (tp)、 Harold Land (ts)、Herb Geller (as)、Junior Mance, Richie Powell (p)、George Morrow, Keter Betts (b)、Max Roach (ds)
録音:1954年(モノラル)

曲間に拍手が入り、一聴、ライヴ録音のようだが、実際にはスタジオに観客まで入れて録音したもの。お客さんが居ることで、ダイナ・ワシントンをはじめとするミュージシャンたちも、ノリの良いパフォーマンスで聴かせてくれる。この録音では、ぶっ続け22時間、ミュージシャンが入れ替わり立ち替わりで録音したらしい。が、ただ一人、ドラムスのマックス・ローチだけは出ずっぱりだったようで、非常に過酷な録音だったのだと思われる。しかし、その苦労が報われたアルバムであろうと思う。長時間のジャム・セッションの中で、ダイナ・ワシントンが歌ったものを纏めてアルバムにしたのが本作。

4枚のクリフォード・ブラウンEsotericSACD/CDハイブリッド盤BOXを一通り聴いてみて、全部がモノラル録音ながら音質も良くてとても楽しめるセットであると感じた。


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2020年6月23日 (火)

クリフォード・ブラウン・&・マックス・ローチ(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤 The Clifford Brown Box)

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曲目
1. デライラ
2. ハリジャン・ソロウフェア
3. ザ・ブルース・ウォーク
4. ダフード
5. ジョイ・スプリング
6. ジョードゥ
7. ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー

録音:1954年(mono)

クリフォード・ブラウン(トランペット)、ハロルド・ランド(テナー・サックス)、リッチー・パウエル(ピアノ)、ジョージ・モロウ(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス)

このディスクもスタディ・イン・ブラウンと同様、リマスターは成功しているように思う。楽器の音に実在感があり鮮明で、薄くてペラペラした感じ、ささくれだった感じが全く無い。

ハードバップの早いパッセージのアドリブプレイだけでなく、メロディアスなトランペットも聴けて、クリフォード・ブラウンのトランペッターとしての幅広さも感じられる。マックス・ローチや他のメンバーのプレイも良い。


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2020年6月19日 (金)

サラ・ヴォーン・ウイズ・クリフォード・ブラウン(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤 The Clifford Brown Box)

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曲目
1. バードランドの子守唄(Lullaby Of Birdland)
2. エイプリル・イン・パリ(April in Paris)
3. ヒーズ・マイ・ガイ(He's My Guy)
4. ジム(Jim)
5. ユーアー・ノット・ザ・カインド(You're Not the Kind)
6. エンブレイサブル・ユー(Embraceable You)
7. アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー(I'm Glad There is You)
8. セプテンバー・ソング(September Song)
9. イッツ・クレイジー(It's Crazy)

サラ・ヴォーン(vo)、クリフォード・ブラウン(tp)、ハービー・マン(fl)、ポール・クイニシェット(ts)、ジミー・ジョーンズ(p)、ジョー・ベンジャミン(b)、ロイ・ヘインズ(ds)
録音:1954年

スタディ・イン・ブラウンに次いで聴いたのは、このアルバム。こちらもデアゴスティーニのLPがあり、こちらも良かった。

サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン(Deagostini JAZZ LP)
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/deagosu-cd9d.html

比べてみると、サラ・ヴォーンの声やクリフォード・ブラウンのトランペットやハービー・マンのフルートなどがEsoteric盤の方がより鮮明で、リマスターが素晴らしいことがわかる。何しろ演奏の熱気がわかりやすい。

このアルバム制作時、サラ・ボーンは30歳、非常に素晴らしい歌唱で魅力的に歌う。バックのミュージシャンの演奏も良い。


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2020年6月16日 (火)

スタデイ・イン・ブラウン(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤 The Clifford Brown Box)

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Esotericから2020年6月10日に発売された3組のSACD/CDハイブリッド盤は、2つがクラシック、1つはジャズでEmarcyレーベルのClifford Brownの4タイトルをまとめてBoxにしたもの。まずは、この中のスタデイ・イン・ブラウンを聴いてみた。

曲目
1. チェロキー(Cherokee)
2. ジャキー(Jacqui)
3. スウィンギン(Swingin')
4. ランズ・エンド(Lands End)
5. ジョージズ・ジレンマ(George's Dilemma)
6. サンデュ(Sandu)
7. ガーキン・フォー・パーキン(Gerkin for Perkin)
8. イフ・アイ・ラヴ・アゲイン(If I Love Again)
9. A列車で行こう(Take the "A" Train)

クリフォード・ブラウン(tp)、ハロルド・ランド(ts)、リッチー・パウエル(p)、ジョージ・モロウ(b)、マックス・ローチ(ds)

録音:1955年(モノラル)

鮮明なトランペットが炸裂し、少し控えめなドラムスの太鼓の張った音やシンバルの音が気持ちよく聴けた。最新の録音と比べればFレンジは狭くモノラルなので音に広がりは無いけれど、こういう音楽はステレオ感は必要ない。クリフォード・ブラウンは1956年に交通事故で亡くなっているので残された録音は少なく、しかもモノラルだけだ。このアルバムがEsotericによってSACD/CDハイブリッド盤で発売されたのは嬉しい。

このブログでは過去にも、このアルバムについて書いている。

スタディ・イン・ブラウン(ディアゴスティーニ180g重量盤LP)
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/180lp-01e0.html

スタディ・イン・ブラウン
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_8291.html

鮮度という面においては、今回のSACDの方が1枚上回る感じ。ただし音の厚みや雑味があるという点においては、LPレコードも捨てがたい。オリジナル盤とかオリジナルに近い米国盤ならまた違った印象になると思うが、ディアゴスティーニ180g重量盤LPも今聴いても世評ほど悪くはない。手元にある盤の音質評価としては以下のようになる。

EsotericSACD/CDハイブリッド盤 >ディアゴスティーニ180g重量盤LP>>1980年頃の国内盤LP

1980年頃の国内盤LPは処分しようと思う。


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2020年6月12日 (金)

プッチーニ 三部作 /ガルデッリ、フィレンツェ五月祭管弦楽団他

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歌劇『外套』全曲
 マリオ・デル・モナコ(テノール)
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
 ロバート・メリル(バリトン)、他

歌劇『修道女アンジェリカ』全曲
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
 ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)、他

歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲
 フェルナンド・コレナ(バス)
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)、他

 フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
 ランベルト・ガルデッリ(指揮)

 録音:1961年、1962年

プッチーニの一幕の短いオペラ三部作の英国初期盤LPセット。各曲が1枚ずつLPレコードに収められている3枚組である。この3つのオペラは、それぞれ独立した作品であり、しかも「外套」が不倫にからむ陰湿でショッキングな殺人事件、「修道女アンジェリカ」が薄幸の女性を描いたもの、「ジャンニ・スキッキ」は詐欺的に遺産を横取りする喜劇的なもので、全く傾向が異なる。それをプッチーニは三部作としてまとめて上演する意図でこの作品たちを書いた。だから、三部作としてまとめて1セットになっているのは作曲家の意図と合致する。

リブレット表紙と裏表紙には、修道女アンジェリカのレナータ・テバルディとジャンニ・スキッキのフェルナンド・コレナのカラー写真がある。

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またリブレットの中には主要な歌手と指揮者のガルデルリの写真もある。

左上:マリオ・デル・モナコ、右上:レナータ・テバルディ

左中:フェルナンド・コレナ、右中:ジュリエッタ・シミオナート

左下:ロバート・メリル、  右下:ランベルト・ガルデッリ

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このレコードのセットは、音質がとても良い。鮮明で濃厚な音質で、オーケストラも歌手の声も素晴らしい。このオペラの決定的名盤なのだが、当時の英国盤で聴くと素晴らしさはより一層わかる気がする。


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2020年6月 9日 (火)

ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」抜粋/フルトヴェングラー、フラグスタート(ALP1016)

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曲目:

ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」抜粋
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

SIDE 1
ジークフリートのラインの旅
ジークフリートの葬送行進曲

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年

SIDE 2
ブリュンヒルデの自己犠牲

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1952年

フルトヴェングラーの「神々の黄昏」は1950年のスカラ座のライヴ録音があり、それもキルステン・フラグスタートがブリュンヒルデを歌っていたのだが、こちらは抜粋のスタジオ録音のもの。DECCAと比べるとこの当時のEMIは鮮度において一段劣る感じがするけれど英国盤の初期盤で聴くとやはり良い。音質はフルトヴェングラーの残した録音の中では良い方だと思う。特に、キルステン・フラグスタートの歌うブリュンヒルデの自己犠牲での歌声は非常に聴きやすくて感銘度が大きいと感じる。

このLPレコードは、国内で状態の良いものを買おうとするといい値段するが、英国のレコード屋から買った。送料の方が高かったので送料込でも国内で買うよりはずっと安い。


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2020年6月 5日 (金)

グリーグ 組曲「ホルベアの時代より」他/レッパード イギリス室内o.

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曲目

SIDE 1
組曲「ホルベアの時代より」 Op. 40 (管弦楽版)
ホセ・ルイス・ガルシア(ヴァイオリン)
クィンティン・バラーディー(ヴィオラ)

組曲「十字軍の戦士シグール」 Op. 56
No. 1. Prelude: In the King's Hall
No. 2. Intermezzo: Borghild's Dream

SIDE 2
組曲「十字軍の戦士シグール」 Op. 56
No. 3. Hommage March

抒情組曲 Op. 54

レイモンド・レッパード(指揮) イギリス室内管弦楽団
録音: 1979年

PHILIPSレーベルのアナログ録音最末期の録音の1枚。この時代のPHILIPSレーベルのクラシックは、一部を除いてすこぶる高音質なものが多い。デジタル化されたSACDやハイレゾでもその良さは享受できるが、一番良いのはオランダプレスのLPレコードだと思う。

レッパード、イギリス室内管弦楽団のコンビのものだと1975年録音の「ホルベルグ組曲」が大変な名演奏であり現在もSACDで復刻されているが、この録音は録音が新しい分、さらに音質は良いし、しなやかで瑞々しい演奏は「ホルベルグ組曲」と全く同質のものである。この録音はSACDでは出ていないと思うので、尚の事、オランダプレスのLPレコードは貴重だと思うのである。唯一難点を挙げると、組曲「十字軍の戦士シグール」がSIDE 1とSIDE 2に分割されてしまっている事ぐらい。


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2020年6月 2日 (火)

ストラヴィンスキー バレエ「火の鳥」/デイヴィス、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

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ストラヴィンスキー バレエ「火の鳥」(1910年版)
サー・コリン・デイヴィス
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1978年

このLPレコードは、今聴いても素晴らしい音質で、楽器の色彩感、音の切れ込み、ホールの残響の自然さやバランスが良い。演奏も、知的で粗野にならず、それでいて明解で美しいもの。アナログ末期のPHILIPSレーベルにはオーディオ的にも音楽的にも素晴らしいレコードが数多くあるが、これも間違いなくPHILIPS黄金期の録音である。

サー・コリン・デイヴィスのストラヴィンスキーは、「春の祭典」、「ペトルーシュカ」そしてこの「火の鳥」があるけれど、いずれも高音質で名演奏だ。国内盤とオランダ盤を比べるとオランダ盤の方が音が良いので最初に買った国内盤は処分して無い。

 


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