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2007年6月16日 (土)

ドニゼッティ ルクレツィア・ボルジア

Borgia ドニゼッティのオペラ「ルクレツィア・ボルジア」全曲盤である。イタリアオペラの歴史の中で、ロッシーニから、ドニゼッティ、ベルリーニを経てヴェルディの作品の中期くらいまでは、ベル・カント(美しい歌声)の時代といって、オペラでもその美しい歌声が重視された作品が多い。

モンセラ・カバリエ、アルフレート・クラウスといった特に声の美しい歌手たちの歌声は、このCDが録音されて40年近く経った現在でも色あせない。逆に、これだけの良い歌手を集めてオペラを録音することは、現在では困難だろう。

19世紀前半のイタリアオペラの良さは歌の良さで持っているようなものだが、20世紀に入ってオペラの作品で後世まで上演し続けられるスタンダードなオペラ作品が減ったのは、間違いなく美しい歌声がオペラの魅力であることを感じられない作品が多いからである。20世紀の作品でもR・シュトラウスやプッチーニの作品の多くが生命を保っていられるのも、歌が美しいからだ。

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