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2007年9月

2007年9月29日 (土)

オスカー・シュトラウス  ワルツの夢/マッテス

P1010003 オスカー・シュトラウス Oscar Straus (1870~1954)の「ワルツの夢」というオペレッタも、オペラ、オペレッタの数ある名作の中ではB級、C級かもしれない。しかし、私はこのレコードは大好きだ。楽しんで聴ける。

70年代前半の西ドイツ・エレクトローラ録音なので、これがオリジナル盤である。アンネリーゼ・ローテンベルガー、エッダ・モーザー、ブリギッテ・ファスベンダー、ニコライ・ゲッダという豪華キャストである。女声陣が充実しているし、何といってもニコライ・ゲッダの「ロイトナント・ニキ」が絶品である。

P1010004 レーベルは金色である。このレーベルは70年代前半のもので、この後になると赤くて小さな切手型の「蓄音機と犬」のレーベルになり、盤が薄くなるしジャケットや箱も豪華ではなくなってしまう。このレーベルの、ドイツ・オーストリア系の音楽でドイツのオーケストラでドイツで録音されたものは、良いものが多い。本レコードもそんな1枚である。国内盤のLPや現在手に入るEMIミッドプライスシリーズのCDは、このLPセットに比べて音質が劣るので、比べてしまうと聴く気にならない。

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2007年9月28日 (金)

ロルツィング 水の精 /ヘーガー

P1010001 ロルツィングのオペラは、ドイツ以外ではほとんど上演される機会がない。オペラの中でもC級で、わざわざこれを中古LPで買ってまで聴く人はそうは居ないだろうと思う。

このLPセットは美しいローテンベルガーの写真による半ばジャケ買いであるが、それだけではない。タイトルロールのアンネリーゼ・ローテンベルガー、ペーター・シュライヤー、ニコライ・ゲッダ、ヘルマン・プライなど充実したキャスト、指揮は、戦前にR・シュトラウスの「薔薇の騎士」をロッテ・レーマン、エリザベート・シューマンらと録音したロベルト・ヘーガーである。

さらに、1970年前後の西ドイツ・エレクトローラのドイツ物のオペラ、オペレッタ録音のLPレコードは録音も良く素晴らしいものが多いので期待せずにはいられない。状態の良い中古盤3枚セットで¥1000だった。この録音はEMIミッド・プライスシリーズで2枚組のCDとして90年代に復刻されたが、現在でも入手できるかどうかわからない。新品のCDなら¥2000はするので、このLPの方がどう考えてもお得だ。

日本では蓄音機と犬のマークはビクターの商標なのでP1010002 、本来のレーベルは青色で黒の縦長長方形「EMIと犬マーク」だが、この盤はODEONのシールで蓄音機と犬のマークを隠している。70年代初め頃に新品の輸入盤として販売されたものと思われる。第一次オイルショック前のプレスであるので、盤も厚く音質も非常に良く、国内の東芝EMIのものとはかなり差があるように思う。ボックス周囲は布貼りで高級感のある装填である。昔のLPはお金をかけて作っていた。何せ高額商品だから。

歌手陣は男声が特に良いし、オーケストラも合唱もこのオペラの魅力を充分に伝えるものである。愛聴盤の1つに加わりそうだ。

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2007年9月27日 (木)

CARPENTERS GREATEST HITS XRCD2

20070927085415 これもXRCD2高音質CDである。オーディオが好きでなおかつカーペンターズが好きなら、買っても良いと思う。通常CDとは音の厚みが違い、ささくれ立ったような音がしない。2000年発売。オリジナル盤を持っている方にも是非薦めたい。

20070927090555 収録曲の載っているジャケ裏である。画像をクリックすれば、大きくなって見易くなる。シングル・ヒットした有名曲が目白押しである。オリジナルLPやEPとは、ミックスダウンしなおしてあるものもあるようで、その違いを楽しむのも良い。

20070927085524 これは、90年代半ば頃出た、モービル・フィデリティの金蒸着高音質CDである。収録曲はだいぶ違い、Top Of The Worldしかダブリがないが、同曲を聞き比べると、このモービル・フィデリティのCDはXRCD2に比べるとかなり音質が落ちる。それだけ、XRCD2盤の復刻が良いということだと思う。

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2007年9月26日 (水)

メンデルスゾーン 交響曲4番「イタリア」、5番「宗教改革」 /ミュンシュ ボストン交響楽団

20070925090958 これはXRCD24という高音質CDで、米RCAのオリジナルマスターから、高音質を維持したままCD化されたものである。価格は¥3425と高いが、手持ちのコレクションの中で、5番「宗教改革」の演奏も録音も良いというお気に入りが存在しなかったので買ってみた。

録音は1957年、1958年であるから50年前であるが、この時代のステレオ録音は録音技術も高くお金と手間をかけて行われていたので、現在の水準からみても遜色ない録音で、演奏のほうもミュンシュらしい気迫のこもった熱いもので、これは良いCDだと思う。やっと「宗教改革」のお気に入りが出来た。おそらく来年には、トスカニーニNBC交響楽団のメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」がXRCD24で発売されると思うが、どれだけ高音質で復刻してくれるのか今から楽しみにしている。

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2007年9月25日 (火)

BEST AUDIOPHILE VOICES XRCD2

20070925090319 このCDは、2003年に発売された高音質CDである。XRCD2と呼ばれるもので、日本ビクターが発売している。規格は普通のCDであるから、通常のCDプレーヤーで再生できる。

ジャケ裏のアーチストを見てもらえばわかるが(写真をクリックすれば大きくなり見やすくなる)、洋楽ポピュラー・ジャズ系の女性ヴォーカルの寄せ集めで、ジェーン・モンヘイト、ステーシー・ケント、キャロル・キッド、サリナ・ジョーンズなど、おなじみの歌手たちの有名曲ばかり。

20070925090425_2 オリジナルのCDと聞き比べると、このCDは音に厚みがあり質感も緻密である。オリジナルのCDもこのくらいの音質で出してくれたら、と思うのだ。この音質差はマスタリングだけではなく、マスターテープからCDの製盤工程まで、極めて音質がマスターの情報を失わないようにしたからだということだが、良い装置で聞くとこの音質差はかなり大きく感じる。値段は高いが、オーディオファンにお奨めの1枚である。

CD番号 XRCDPR 27901 発売 JVC(日本ビクター)

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2007年9月22日 (土)

「夜の香り」花木佐千

20070913090430_2 これもMA recordingsのCDであるが、ワンポイント録音ではないようだ。だが、ピアノの音が冴え、ボーカルも綺麗に録音されている。

花木佐千さんは、花木さち子という名前の方と同一人物である。劇団「四季」にも在籍していた歌手で、このCDは、サティやラヴェル、カッチーニなどのクラシックの名曲に日本語の歌詞をつけてシャンソンぽく歌っている。

オフィシャルサイトがあった。http://www.morinooto.com/

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2007年9月21日 (金)

シニョ・ダ・ラパ/マリア・アナ・ボボン

20070913090540 これもMA recordingsの96KHzデジタルワンポイント録音のCDである。

マリア・アナ・ボボンは、ポルトガルの歌手で、このCDに収められた音楽の中には、ファドと呼ばれるポルトガル独自の歌もある。このCDの中の1曲が、オーディオ雑誌の付録のCDに収められていて、これを聴いて全曲盤が欲しくなって手に入れた。

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2007年9月20日 (木)

迷路:マーセロ・ザルヴォス

20070913090854 これも、MA recordings 96KHzデジタルワンポイント録音のCDである。マーセロ・ザルヴォスは、ブラジル生まれのピアニスト兼作曲家で、このCDも彼のオリジナル曲である。

ピアノ以外にソプラノサックス、チェロ、マリンバ、パーカッション、ギターなどを加えた編成で、ある時は前衛ジャズ、ある時はフュージョンのようなポピュラー系の音楽を形成する。

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2007年9月19日 (水)

クルシェヴォ

20070913091007 このCDもMA recordingsの96KHzワンポイントデジタル録音である。ヴラトコ・ステファノフスキ、ミロスラフ・タディッチという二人のギターによるもので、マケドニアの音楽をロックやジャズなどのポピュラー音楽っぽくアレンジして演奏されているが、エキゾチックで美しい。

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2007年9月18日 (火)

アンテナ修理屋「ガータム」

20070913091106 このCDもMA recordingsの96KHzデジタルワンポイント録音のものである。アンテナ修理屋というのは、陶器で出来たつぼ、ボール、太鼓のような楽器を使うパーカッション・グループの名前である。

この人たちは、叩いたりして音の出るものは何でも楽器にしてしまうらしい。事実、このCDには、録音ホールで見つけたがらくたや道具、椅子などをたたいて即興的に演奏したトラックもある。ただ単に叩く音だけでなく、水をこぼす音なども効果的に使われている。

音楽的には、全ての人に薦められるようなものではないかもしれないが、録音は良くオーディオ的には楽しいCDだ。

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2007年9月15日 (土)

E.デルガド/A.ヒナステラ、ピアノ作品集

20070913090750 これも、MA recordingsのワンポイント96KHzデジタル録音のCD。アルベルト・ヒナステラは、アルゼンチンの20世紀の作曲家で、ブラジルのヴィラ=ロボスと並ぶ南米を代表する作曲家で、アルゼンチンの民族主義的な作品を多く残した。

このCDに収められた曲も、タンゴやフォルクローレからの影響が大きいように思う。E・デルガドもアルゼンチン出身のピアニストである。

このCDは、ピアノの響板を取り去り、ほぼ真上から2本のマイクでワンポイント録音されているようである。音はかなり鮮明でクセがなく良い録音だ。

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2007年9月14日 (金)

ベゴニア・オラヴィテ/サルテリオ

20070913090648 サルテリオというのは、すでに演奏される伝統が失われた古楽器で、木製の密閉された箱の片面に、金属やガットの弦を張って音階ができるように作られたものだ。

このCDも2本のマイクのみによる96KHzデジタル録音で、おさめられた音楽は、中近東、アラブ、インドあたりの伝統音楽に近い。昨日のCDも、古楽器を復元して演奏したものとして全く共通だし、中世スペインの音楽といってもヨーロッパ的というより中近東の伝統音楽に近い。

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2007年9月13日 (木)

エドアルド・パニアグア・グループ「中世スペイン舞曲」

20070913091225 このCDは、12~13世紀の中世スペインの舞曲を集めたものである。当時、スペインは5つの王国で出来ていた。その時代の現存する舞曲が集められている。

95年5月、ワンポイント録音、96KHzデジタル録音

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2007年9月12日 (水)

ヴィヴァルディ 調和の霊感/イタリア合奏団

20070905091006 1988年録音で、1990年ごろ買ったものだと思う。演奏が良いし、当時としてはかなり音質の良いCDだったのでよく聴いたものだ。このCDは再発されて今は2枚組で¥1500程度で売られている。

「調和の霊感」は同じくヴィバルディの名作「四季」と並ぶヴァイオリン協奏曲集で、バッハがオルガンやチェンバロ独奏用に編曲したり、4つのチェンバロのための協奏曲として編曲したりしたものもあり、非常に良い曲が揃っている。

響きの良いイタリア、ピアッツオーラ・スル・ブレンタ、コンタリーニ宮での録音ということもあって、明るくて響きの美しい音楽が楽しめる。

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2007年9月11日 (火)

ドニゼッティ アンナ・ボレーナ/グルベローヴァ

20070905090752 これは、90年代前半のライブ録音のCDである。レーベルはNIGHTINGALE CLASSICSだが、これは、エディタ・グルベローヴァの専用レーベルで、ほとんど彼女が主役のオペラやオペレッタ、歌曲集しかない。グルベローヴァの熱心な支持者が、彼女の芸術を記録するために立ち上げたレーベルで、他の同時代のメジャー・レーベルよりも録音がシンプルで音質も良い。クラシックのアーチストで、自分専用のレーベルを、周りの人たちが立ち上げてくれるなんていうケースは、そんなに多くはないと思う。

このオペラの終幕まで聴いて、幕が下りた時の観客の拍手とブラヴォーの声の嵐が凄いが、実際このオペラでのグルベローヴァの歌は本当に素晴らしい。数あるNIGHTINGALE CLASSICSのオペラ全曲盤の中でも、特に素晴らしいと思えるものである。

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2007年9月10日 (月)

シューベルト 冬の旅/ホッター、ムーア

20070905090416 これは、半世紀前のモノラル録音であるが、この曲のスタンダードといえるCDである。LPの時代にも何度も再発された。

冬の旅という歌曲集は、CD1枚にちょうど収まるが、LPだと1枚におさめるとなると、かなり詰め込んだ状態になり音質的にも不利になるので2枚組の方が良く、1枚の国内盤再発LPよりはこのCDの方が聴きやすい。

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2007年9月 8日 (土)

コンプリート・スタジオレコーディングス/マリア・カラス

P1010001 このような70枚組(正確には69枚組のCD+1枚のCD-ROM)のセットを買った。マリア・カラスのスタジオ録音(1949年~1969年)が全て収められている。しかも、EMIから発売されたが、イタリア・チェトラ音源のものも全て収録されているのだ。

20070908092915_2 マリア・カラスのLPやCDは全録音の半分程度は持っていたと思うが、ダブって持っているこの「マンメルモールのルチア」のART(欧州盤)とセットの中の同録音のものの音質を比べてみた。結果はほとんど差が無い。それもそのはず、ARTでリマスターしてあるものはこれをそのまま流用し、イタリア・チェトラ音源のものもEMIがアビーロードスタジオで2007年に新しくデジタルリマスターした音源を使っているのだ。この「マンメルモールのルチア」は2枚組だが、安く入手しようとしても2千数百円はするから、この70枚組のセットがいかに安いかがわかる。

こんなセットが約15000円ポッキリで買える時代が来るとは予想もできなかった。何せ1枚当たり200円ちょっとだからかなりのお得なセットだ。価格を安くするために包装をシンプルな紙ジャケにしてコンパクトにし、製作するのにコストのかかる対訳の添付をやめ、CD-ROMに入れたのだ。このCD-ROMには、マリア・カラスの写真と、PDFファイル化されたオペラの対訳(原語→英語)のデータが入っていて、パソコンに入れれば簡単に見ることができるし、プリントアウトするのも簡単だ。これ以外に付属しているのは、曲目と収録されたCDを書いてある目次のような解説書のみである。

しかし、このような格安な大型セットの発売は、タコが自分の足を喰らいながら生きようとするクラシック音楽産業の今の現状を見る思いもする。外盤だと1枚1800円位、国内盤だと1枚2500円~3000円する新譜CDとの価格差が大きすぎるので、新譜が余計に売れなくなるだろうに・・・。

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2007年9月 7日 (金)

シューマン作品集/マイスキー、アルゲリッチ、オルフェウス室内管

20070905090534 このCDは、チェロとピアノのための小品とチェロ協奏曲が入っている。チェロ協奏曲は、マイスキーらしくしなやかに歌う演奏でそれなりに楽しめるが、アルゲリッチとのデュオの小品集は、この二人の個性がぶつかり合って、スリリングな演奏だ。

例えば、「アダージョとアレグロ」。これは、もともと遅めでゆるやかな音楽と早くて闊達な音楽の対比が面白い曲だが、これをここまで徹底している演奏も珍しい。遅いところは徹底的に遅く、早いところは物凄く早い。テンポは自分たちの思うままに自在に変化する。それでいて歌うことを忘れていないというか、あらゆるフレーズが歌っているのである。良い演奏だと思う。

90年代後半以降のドイチェ・グラモフォンの録音は良いものが増えた。しかし、マイスキーのチェロは、滑らかさな音だが、チェロの弦の振るえみたいな倍音の美しさが昔のアナログ時代のフルニエのドイチェ・グラモフォンや、アルヒーフ(これもドイチェ・グラモフォンのレーベルである)の録音にくらべ出ていないように思う。このCDだけでなく他のマイスキーのCDにも言えることだ。ソニーのヨー・ヨー・マのCDも音がツルツルしていてそう感じることが多い。

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2007年9月 6日 (木)

ハンター/ジェニファー・ヴォーンズ

20070905090312 このCDは1992年に発売されたジェニファー・ヴォーンズのアルバムだ。なつかしいと思う方も居るだろう。このアルバムは、当時、ポピュラー音楽のジャンルでは、音が良いということでオーディオ・ファンに有名だった。

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2007年9月 5日 (水)

ロドリーゴ 管弦楽作品集6 

20070905090158 このCDは、ナクソスレーベルのロドリーゴの管弦楽作品集6である。実は、この6しか持っていない。

収録曲はいずれもあまり知られていないもので、ロドリーゴというとアランフェス協奏曲があまりにも有名だが、こんな曲もあったのかというものばかりだ。しかし、スペインの土臭い個性的な曲ばかりで結構楽しめる。

カスタネットとタンブリン

2つのスペイン舞曲

交響詩「青いゆりのために」

3つの伝統的舞曲の調べ

このCDを買った理由が、この中の「2つのスペイン舞曲」のカスタネット奏者が、私が大好きなルセロ・テナだからだ。この曲1曲のために買ったといっても過言ではない。この曲はカスタネットに超絶技巧が必要で、カスタネット奏者が良くないと楽しめない。私にとっては、ナクソスさん、よくぞルセロ・テナのカスタネットを録音してくださいました、有難う。といったCDだ。

尚、ナクソスの国内盤仕様のものは、現在と輸入業者が変って、来月あたりから値段が上がるようだ。今は1枚1018円だが1250円くらいになるらしい。欲しいものがあるならば、今のうちに買っておくほうが良い。

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2007年9月 4日 (火)

ロス・アンヘルス/オーベルニュの歌・他

P1010004 オーベルニュの歌は美しい声、片意地張らない清楚さが必要だと思うが、ロス・アンヘルスの声やその芸術性は、この歌を歌うのにふさわしい。また、彼女は母国のスペイン語のみならず数カ国の言葉を話すことができたという。フランス語も違和感はない。

ロス・アンヘルスといえば、バルセロナオリンピックの開会式のときに歌ったのを覚えている人も多いだろう。すでにかなりの高齢だったが矍鑠として若いときと変らないような歌声を披露していた。

これは、左のが70年代の英国盤(オリジナル盤だと思うが確実なことはわからない)、右が数年前に発売された復刻重量盤のLPである。どちらでも楽しめる。

この曲はキリ・テ・カナワのはこちらでご紹介済み。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_9ec4.html

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2007年9月 3日 (月)

マーラー交響曲9番/ジュリーニ・シカゴ交響楽団

P1010002 これも、アナログ時代の名盤である。CDでも発売されているが、CDだとこの演奏の本当の良さはわかりにくいように思う。

ショルティが振ると金管ブリブリのやや派手目に鳴るオーケストラが、ジュリーニの手にかかるとその音色やバランスががらっと変ってしまい、しなやかで美しい響きをかもし出す。しなやかで美しい響きというのなら、この曲の録音では他にも沢山あるだろうが、何しろゆっくりとしたテンポの中で緊張感を失わず、ピアニシモで指揮者がいかにエネルギーを使ってオーケストラの奏者を抑制させているのかがわかるほど緊張感を持続しているのである。残念なことに拙宅の環境では、CDだと指揮者がエネルギーを使ってオーケストラの奏者を抑制させているという物凄い緊張感がかなり薄まってしまって、凡演にしか聴こえないような感じなのだ。

このLPも西ドイツの初版、つまりオリジナル盤である。国内盤のLPと違って、厚手のボックスに入っている。昔は国内盤を持っていたが、西ドイツ盤を手に入れて処分した。国内LP盤だとやや高域低域の両端がないようでややぼけたように聴こえる。

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2007年9月 1日 (土)

マーラー交響曲9番/バルビローリ・ベルリンフィル

P1010001 このLPが、目下のところマーラー交響曲9番の一番好きな演奏である。この録音は、1964年にバルビローリがベルリンフィルの定期演奏会に客演し、その時のこの曲の演奏の素晴らしさにベルリンフィルの団員たちが感動し、スタジオ録音が実現したものだ。

事実、この演奏は全く持って素晴らしい。アダージョの部分ばかりなので下手な演奏だと長ったらしく退屈に聴こえることもあるが、この演奏は、精緻に満ちて引き締まりそれでいて慈愛に満ちていて、そのようなことはない。また、流麗で微妙なテンポの変化に加えて、鋼鉄のような強い意志を感じるのである。

ちなみに、このLPは英国初版、つまりオリジナル盤である。この盤は特に希少で、このレコードを買うために京都のラ・ヴォーチェというレコード屋さんまで、静岡から京都まで各駅停車に乗って行ったのを覚えている。もう15年位前のことだ。静かな部分が多いので、オリジナル盤とはいってもノイズの多いものだと、この曲は楽しめない。大事にしているので、盤は全くノイズの無い新品同様だ。

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