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2007年9月 8日 (土)

コンプリート・スタジオレコーディングス/マリア・カラス

P1010001 このような70枚組(正確には69枚組のCD+1枚のCD-ROM)のセットを買った。マリア・カラスのスタジオ録音(1949年~1969年)が全て収められている。しかも、EMIから発売されたが、イタリア・チェトラ音源のものも全て収録されているのだ。

20070908092915_2 マリア・カラスのLPやCDは全録音の半分程度は持っていたと思うが、ダブって持っているこの「マンメルモールのルチア」のART(欧州盤)とセットの中の同録音のものの音質を比べてみた。結果はほとんど差が無い。それもそのはず、ARTでリマスターしてあるものはこれをそのまま流用し、イタリア・チェトラ音源のものもEMIがアビーロードスタジオで2007年に新しくデジタルリマスターした音源を使っているのだ。この「マンメルモールのルチア」は2枚組だが、安く入手しようとしても2千数百円はするから、この70枚組のセットがいかに安いかがわかる。

こんなセットが約15000円ポッキリで買える時代が来るとは予想もできなかった。何せ1枚当たり200円ちょっとだからかなりのお得なセットだ。価格を安くするために包装をシンプルな紙ジャケにしてコンパクトにし、製作するのにコストのかかる対訳の添付をやめ、CD-ROMに入れたのだ。このCD-ROMには、マリア・カラスの写真と、PDFファイル化されたオペラの対訳(原語→英語)のデータが入っていて、パソコンに入れれば簡単に見ることができるし、プリントアウトするのも簡単だ。これ以外に付属しているのは、曲目と収録されたCDを書いてある目次のような解説書のみである。

しかし、このような格安な大型セットの発売は、タコが自分の足を喰らいながら生きようとするクラシック音楽産業の今の現状を見る思いもする。外盤だと1枚1800円位、国内盤だと1枚2500円~3000円する新譜CDとの価格差が大きすぎるので、新譜が余計に売れなくなるだろうに・・・。

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