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2007年9月 7日 (金)

シューマン作品集/マイスキー、アルゲリッチ、オルフェウス室内管

20070905090534 このCDは、チェロとピアノのための小品とチェロ協奏曲が入っている。チェロ協奏曲は、マイスキーらしくしなやかに歌う演奏でそれなりに楽しめるが、アルゲリッチとのデュオの小品集は、この二人の個性がぶつかり合って、スリリングな演奏だ。

例えば、「アダージョとアレグロ」。これは、もともと遅めでゆるやかな音楽と早くて闊達な音楽の対比が面白い曲だが、これをここまで徹底している演奏も珍しい。遅いところは徹底的に遅く、早いところは物凄く早い。テンポは自分たちの思うままに自在に変化する。それでいて歌うことを忘れていないというか、あらゆるフレーズが歌っているのである。良い演奏だと思う。

90年代後半以降のドイチェ・グラモフォンの録音は良いものが増えた。しかし、マイスキーのチェロは、滑らかさな音だが、チェロの弦の振るえみたいな倍音の美しさが昔のアナログ時代のフルニエのドイチェ・グラモフォンや、アルヒーフ(これもドイチェ・グラモフォンのレーベルである)の録音にくらべ出ていないように思う。このCDだけでなく他のマイスキーのCDにも言えることだ。ソニーのヨー・ヨー・マのCDも音がツルツルしていてそう感じることが多い。

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