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2007年11月26日 (月)

月の光/竹松舞 in パリ(ハープ)

20071123153124 若手ハーピストの竹松舞の3作目で、1999年夏にパリと東京で録音されたものである。このCDは、録音、演奏ともに一定の評価がなされてしかるべきだと思う。何となく、アイドル歌手のアルバムのようなジャケットなので、返って筋金入りのクラシック音楽愛好家に演奏をきちんと評価してもらえない恐れもありそうだ。

このアルバムには以下の曲が入っている。特に、パイヤール室内管弦楽団と入れたヘンデルのハープ協奏曲はかなり良い演奏で、パイヤール室内管弦楽団のしなやかで美しいバックに、竹松の美しくそれでいて力強くめりはりの効いた独奏が光っていると感じている。録音も非常に良くホールの響きも自然。DENON MASTERSONIC 24bit Recordingである。

1.序奏とアレグロ(ラヴェル) with BSCアンサンブル

2.月の光(ドビュッシー)

3.神聖な舞曲と世俗的な舞曲(ドビュシー)with パイヤール室内管弦楽団

4.亜麻色の髪の乙女(ドビュシー) 

5.ハープ協奏曲(ヘンデル)with パイヤール室内管弦楽団

6.五月の詩(アッセルマン)

P1010009 これは、MJ無線と実験:誠文堂新光社が発売したオーディオ・マニア向けのテクニカルディスク第3集(アナログLP)である。このセットは2枚組で、1枚はアナログチェック信号など装置の調整用のもので音楽は入っていない。もう1枚には、上記のCDの中のハープ協奏曲(ヘンデル):A面、序奏とアレグロ(ラヴェル)、月の光(ドビュッシー):B面が、それぞれ片面に約16分ずつにおさめられている。

ただ単にアナログLPで出しました、というものではなく、マスターも、CD音源と別にパラ録音された38cm/sec 1/2インチのアナログテープを使い、プレスは米国RTI社のHQ180による180gの重量盤でプレスされている。正直言って、このアナログLPのクオリティは非常に高く、CDとはまた違ったアナログLPらしい魅力ある音のするものである。このLPはまだ入手可能である。アナログLP派の方には是非購入して聴いていただきたい。

担当録音技術者によるマイクセッティングや録音機材、レコーディング、カッティングシステムの様子などの記述もこのLPセットには書いてあり、パリ録音におけるパイヤール室内管弦楽団と録音したメインマイクロフォンは、ノイマンU47TUBEという50年以上昔のヴィンテージモデルであることも、驚きの1つだった。

竹松舞 オフィシャルサイト http://maiclub.com/

誠文堂新光社MJテクニカルディスク購入サイト http://www.seibundo-net.co.jp/sale/shosai4.html

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