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2007年11月27日 (火)

マリア・カラスの「カルメン」

P1010010 これは、マリア・カラスの「カルメン」全曲の60年代半ば頃の英国初期盤である。あえてオリジナル盤と書かないのは、英国初出盤は実は2種類あって、これのほかに、ボックスが赤い革張りで解説書が豪華、そしてレコードの犬と天使の部分が赤いデラックス版が限定で併売されたからである。デラックス版の方は完全なコレクターズアイテムで、いまやとんでもない値がついている。これは、安いほうのレギュラー盤である。それでも布張りで表紙は綺麗にコーティングしたもので、70年代以降のオペラのLPセット箱より金がかかっている。

P1010011 これは、68年~70年ごろプレスされていた再発盤。写真をクリックして2つを比べるとわかるが、どちらもレーベルは金色だが、上のやつは犬と天使が白抜きになっていて、こちらはカラー切手型のマークだ。このセットだと上のやつと同じ布張りコーティング表紙の箱で、高級感は残っている。中古の実勢価格でいうと上の盤の半額くらいまでで買うことができる。

どちらのセットもサーフェスノイズなどほとんど無いもので、良好な音質であるが、上のものは音に厚みがあってより弦や声の潤いがある。対して下の盤はFレンジやダイナミックレンジは上の盤に勝る。

ちなみに、この切手型のマークのままでレーベルが黄色になったやつは、この後の再々発盤で、70年代の製造になる。黄色のレーベルのものになると、箱も布張りではなく紙箱になってしまうが、音質は良好に保たれている。あまり高価でなくて実用的に良い音の盤を狙うなら、この録音のものなら下のセットの金切手か黄切手のセットをお奨めする。

9月の始め頃、69枚のマリア・カラスのセットを買ったが、CDだとFレンジは伸びているが、オーケストラの音が薄っぺらで、マリア・カラスの声にも潤いがなく可哀想なくらいだった。下の盤は今月の始め頃入手したばかりだ。いつもは下の方のセットを聴き、上のセットは保守用にとっておく、そしてCDは音質を気にせずもっと気軽に聴きたい時に聴こうと思う。

「カルメン」は誰がみても楽しめるオペラだが、録音で聴いてもそれは同じだ。一番のお気に入りは、・ビクトリア・ロス・アンヘルスがカルメンを歌っているビーチャム盤だが、こちらはARTで復刻されているCDは割と聴きやすくてCDでも許せる。EMIのステレオ録音だと、グレース・バンブリーがカルメンを歌っているラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス盤も秀逸で、これもオリジナル盤のセットを持っている。これらもいずれ、ご紹介しようと思う。

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