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2007年11月 5日 (月)

マリア/チェチーリア・バルトリ

20071105090012 このCDは、イタリア出身のメゾ・ソプラノであるチェチーリア・バルトリの最新録音である。

マリアというタイトルは、19世紀初頭の伝説の名メゾ・ソプラノであるマリア・マリブランにちなんだものである。マリブランは、スペインのオペラ歌手一家に生まれた。父も母もオペラ歌手で特に父親のマヌエル・ガルシアは、ロッシーニの「セビリャの理髪師」の初演でアルマヴィーア伯爵を歌った、これまた伝説の名テノールである。マリア・マリブランの生涯は非常に劇的で、マリブランというアメリカの銀行家と結婚したが、(それで芸名はマリア・マリブランなのだ)この結婚は破綻し、シャルル・ド・ベリオという名バイオリニストと駆け落ちし後に結婚する。しかし、30歳前で乗馬中に馬から落ちるという事故が元で短い生涯を終えた。マリブランは、歌も上手かったが美貌の歌手で演技も上手かったらしいが、録音も録画も無い時代であるので後の世にはその評判だけが伝説のように残った。

このチェチーリア・バルトリのアルバムは、初録音の曲もある。マリブランの生きた時代のベルカント時代のオペラアリアやフラメンコなど多彩な曲が歌われていて、そのいずれもがバルトリの芸術の中で昇華されていると思う。録音も良く、バルトリファンだけでなくオペラ・声楽ファンには是非聴いていただきたい。

尚、このCDは、ヨーロッパ盤だけで3種類発売されている。約25cm四方の大きなカラーアルバムとDVDが付いたデラックス版や、厚紙表紙版、そして普通のプラケース入りの通常盤である。私は一番安い通常盤を買った。

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