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2008年1月15日 (火)

ヴェルディ トロヴァトーレ/エレーデ、モナコ、テバルディ、シミオナート他

P1010001 トロヴァトーレは、ヴェルディのオペラの中でも特に好きなもので、様々な同曲異盤を持っている。

これは、英DECCAの初版で、SXL2129/31の3枚組。3枚のうちの1枚のSXL2129は、モノラル盤と同じ外溝の厚盤である。

P1010002 このオペラは、ルーナ伯爵、 レオノーラ、 アズチェーナ、マンリーコの4人の主役の歌の魅力が大きいので、これら4人の歌が良いかどうかが、好きな盤になるかどうかでとても重要になる。実際、このオペラは魅力的な歌が次から次に出てくる。

1950年代のステレオ初期録音の名盤である。ルーナ伯爵(バリトン)にやや難があると思うが(それも贅沢な話ではあるが)、 テバルディ(ソプラノ)のレオノーラ、シミオナート(メゾソプラノ)のアズチェーナ、デル=モナコ(テノール)のマンリーコは非常に魅力的だ。

このオペラは復讐劇である。あらすじはこんな感じだ。

マンリーコは、アズチェーナの息子として育てられたが実はルーナ伯爵の実弟、レオノーラとは相思相愛の仲である。アズチェーナはジプシーの老婆である。先代のルーナ伯爵には実は2人の息子がいたが、そのうちの弟君に呪いをかけた容疑でジプシーの老婆を火刑に処したが、それと同時に弟君は行方不明となり、火刑台から子供の白骨が発見された。処刑されたジプシーの老婆はアズチェーナの母親なのだ。弟君を誘拐したのはアズチェーナだが、誤って自分の息子を火にくべてしまったのだ。

マンリーコは、アズチェーナに育てられ、ルーナ伯爵と敵対するようになる。マンリーコは捕らえられるが、レオノーラはルーナ伯爵に、自分の体と引換えにマンリーコの命を救うことを提案、ルーナ伯爵はそれを受け入れ釈放命令を出す。レオノーラは隙を見て服毒する。

レオノーラは牢獄へ赴き、マンリーコを解放しようとする。マンリーコは彼女が貞操を犠牲にしたことを非難するが、レオノーラの飲んだ毒が効目を現し始め、彼女は愛するもののために死を選択した心情を訴える。ルーナ伯爵も登場し、虫の息のレオノーラを見て自分が騙されたことを悟り、マンリーコの即時処刑を命令する。アズチェーナはマンリーコの処刑をみて、伯爵に「あれはお前の弟だよ」と告げ、「母さん、復讐は成った!」と狂乱の叫び声を上げて幕となる。

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