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2008年4月

2008年4月30日 (水)

武満 ノーヴェンバー・ステップス/小澤、トロント響 他

20080416103139 このCDは、「ノーヴェンバー・ステップス」「アステリズム」「グリーン」「弦楽のためのレクイエム」「地平線のドーリア」という武満徹の作品がおさめられたもの。

特に、武満作品の中で突出して有名な「ノーヴェンバー・ステップス」は、オーケストラこそ違うが指揮者と琵琶、尺八の奏者は初演者であり、歴史的録音としての価値も高い。ちなみに、この曲は、ニューヨーク・フィルの創立125周年で委嘱され、1967年11月にニューヨーク・フィルによって初演された。この録音は、その1ヵ月後に行われたものである。

武満さんが亡くなってしばらく経つが、20世紀の名だたる作曲家として後世に残ることは間違いないし、この録音も価値が高い。時々引っ張り出しては聴いている。

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2008年4月28日 (月)

Michelle/Angel Of The Morning

20080418174848 このCDも台湾のRock Inというレーベルから発売されているジャズ・ヴォーカルだ。

ジャズ・ヴォーカルといっても軽くてポップス的な要素が濃厚で、ポピュラー・ミュージックとの折衷のような感じ。

音質はHIGH RESOLUTION AUDIOFILE RECORDINGと銘打つだけのことがある水準。このレーベルには、他にも中国系の女性ジャズ・ヴォーカルのCDが出ている。

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2008年4月26日 (土)

ブラームス ピアノ協奏曲1番/ツィンマーマン、ラトルBPO

20080416102603 このCDは、この曲の21世紀の名演と呼ぶにふさわしい。

ブラームスのピアノ協奏曲は、ルービンシュタインやカーゾン、ギレリスなど名ピアニストによるものが評価が高く、私もカーゾンのものはオリジナル盤まで買って聴いているが、このツィンマーマン盤は上記の名盤に一歩も引けをとらない。

ラトル/ベルリンフィルも非常にツボを押さえた的確な演奏をしており、ある時はメランコリックに、あるときは爽やかに、そして疾風怒涛のごとく鳴り響く。

2番はバーンスタインとの録音がすでにあるが、個人的にはラトル/ベルリンフィルとのコンビでの一刻も早い再録音を期待している。しかし、1曲を準備するのに10年はかかると公言するツィンマーマンだけに、実現するにしても、かなり後になるのに違いない。

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2008年4月25日 (金)

J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲/諏訪内晶子

20080416102716 このCDは2005年に発売された諏訪内晶子がヨーロッパ室内管弦楽団を弾き振りによるバッハのヴァイオリン協奏曲集である。

演奏は、しなやかで非常にくせがなく自然な感じで、聴いていて全く違和感が無い。良い意味で演奏に強烈な個性がないことがこの演奏の特徴である。近年発売されたこの曲の録音であれば、私はヒラリー・ハーンのものよりもこちらを好む。

ジャケットの写真は、今までの諏訪内のCDの中で一番好きである。

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2008年4月24日 (木)

Way You Wear Your Hat/ジャネット・サイデル

20080418174724 このCDは、数日前にご紹介した、「Audiophile Female Voices 2008」と同じレーベルから発売されているもので、1曲だけは「Audiophile Female Voices 2008」にも収録されている。

オーストラリアのジャズ・ヴォーカリストのジャネット・サイデルは、すでに何枚もアルバムが出ているが、そのいずれもが評価が高い。

本作も例外ではなく、非常に優れたアルバムであるし、何よりも音質が良いので、オーディオ・マニアにもお奨めする。音楽的な内容は、寄せ集めである「Audiophile Female Voices 2008」よりもずっと良い。

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2008年4月23日 (水)

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、他 ヒラリー・ハーン

20080416102449 このCDは、パガニーニ1番とシュポアのヴァイオリン協奏曲が入ったもので、2006年に発売されたもの。

ヒラリー・ハーンのCDは、このアルバム以外はあまり食指が動かない。しかし、これらの曲は、テクニックもあり歌心もある素晴らしい演奏で、満足できる。音質も良いのでオーディオ・ファンにもお奨めする。

現在は、ヒラリー・ハーンのような人気のある第一人者でも、ウィーンフィルやベルリンフィルなどの録音にお金がかかるオーケストラとの共演による録音はあまり実現しない。出来るとするなら、ライヴ録音だけだ。

レコード会社が、コストを安くCDを製作しようとするので、ウィーンフィルやベルリンフィルなどのスタジオ録音の新録CDが極端に少ない。将来的には、これらのオーケストラには録音による印税収入はかつてより極端に少なくなることが確実で、DECCAがウィーンフィルを録音し、カラヤン/ベルリンフィルがおびただしい数の録音をやった時代は、はるか昔の事になってしまっている。

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2008年4月22日 (火)

ヴィヴァルディ:協奏曲集 作品7/イタリア合奏団、シェレンベルガー

20080416102318 ヴィヴァルディの協奏曲集作品7は、タイトルが付いていないので、他の協奏曲集にくらべて知名度がないが、12曲のうち10曲がヴァイオリン、2曲がオーボエが独奏楽器となる。

このCDでは、イタリア合奏団のヴァイオリン奏者が曲が変るとソリストを変えて演奏し、オーボエが独奏となるものはドイツの名手、シェレンベルガーを迎えて演奏している。録音は1992年で、16bitながらかなり聴きやすい良い音で録音されている。

それにしても、ヴィヴァルディのヴァイオリンによる協奏曲は多い。「調和の霊感」作品3、「ラ・ストラヴァガンツァ」作品4、「和声と創意への試み(四季を含む)」作品8、それぞれに10曲あまりあるわけだから、何十曲にもなる。その曲のいずれもが300年の時を超えて輝き続けている。

このCDは2枚組¥1500の廉価盤として再発されている。良いCDだ。

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2008年4月21日 (月)

イタリア・オペラ・アリア集/ナタリー・デッセイ

20080418175008 このCDは、ナタリー・デッセイによるベルカント・オペラ・アリア集といえるものである。ナタリー・デッセイの得意なレパートリーの多くはコロラチューラであったが、声の質の変化や年齢的な変化によって、レパートリー自体変化してきている。コロラチューラのレパートリーは、あと数年したら歌えなくなるのではないか、という感じがする。

現在のこの人の声は、ベルカントオペラを歌うのに適していて、先日ご紹介したネトレプコや大御所グルベェローヴァでは時として声が異質に感じるようなことがあるが、この人の場合は全くない。素晴らしいCDであると思うので、強力に推薦したい。

曲目

ヴェルディ:『椿姫』第1幕~ ああ、そはかの人か

ベルリーニ:『清教徒』第2幕~ 狂乱の場

ドニゼッティ:『マリア・ストゥアルダ』第1幕~ ああ、清らかな愛が私を祭壇に導くとき

ヴェルディ:『リゴレット』第1幕~ 慕わしい人の名は

ベルリーニ:『カプレーティとモンテッキ』第1幕~ 私はこうして晴れの衣装を着せられ…ああ、いくたび

ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』第2幕~ 狂乱の場

透明感のある録音で、舞台が見えるような広がりのある音場感があり音質が良いのも、デッセイの歌声を堪能するのに格好である。これは、ヨーロッパ盤だけで2種類出ていて、高い方はDVD付きである。私は安いほうの通常盤を買った。

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=2635645

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2635644

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2008年4月19日 (土)

AUDIOPHILE FEMAIL VOICES 2008

  • 20080418165553 このCDは、Larry Hi Fi在日代表さんがシンガポールで購入し、紹介してくれたものだ。それにしても、氏のソフトに対する嗅覚は鋭い。

HMVなら通販でも買える。

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=2696356

カテゴリーがワールド・ミュージックになっているが、内容はジャズ・ヴォーカルでややポピュラーに近い感じだ。女性ジャズ・ヴォーカルを聴くオーディオ・ファンに強力にお奨めする。曲は知っているものばかりで、多くの歌手の寄せ集めであるが、どのトラックも音質がすこぶる良い。おそらく、装置のクオリティが高ければ高いほど、良さがわかるだろう。

台湾のこのレーベルは、SACDなんてとっくに見限っているようだ。個人的には、CDでもこんなに良い音ならCDで良いじゃないか、とも思う。

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2008年4月18日 (金)

クラシックSP名盤コレクション

20080416102146 このCDは「MJ無線と実験」誌が発売しているMJTechnical DiscVol.4で、SP盤の復刻を集めたもの。

復刻の方法も凝っていて、アーム:DECCA MK1  カートリッジ:DECCA SP用  真空管式イコライザーアンプを使い、アナログ・オープンテープに録音するなど凝りようだ。

1.マルシック スケルツァンド /ジャック・ティボー、タッソ・ヤノプロ

2.ディニーク ホラ・スカッタート /ジネット・ヌヴー、ジャン・ヌヴー

3.ジェミニアーニ シチリアーノ /アドルフ・ブッシュ、ルドルフ・ゼルキン

4.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ /イヴォンヌ・キュルティ、モーリス・フォーレ

5.C.スコット 蓮の花の国 /フリッッツ・クライスラー、フランツ・ルップ

6.F.クープラン 嘆きのほおじろ /マルセル・メイエル

7.D.スカルラッティ ソナタ ニ短調 /ディヌ・リパッティ

8.J.S.バッハ 「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 /ディヌ・リパッティ

9.J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲1番 /パブロ・カザルス

10.J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタより /アウグスト・ヴェンツィンガー、フィリッツ・ノイマイヤー

(以下はボーナストラックで、11.12はHMVルミエール蓄音機+鉄針、13.14.はEMG MkXa+竹針によるアコースティック蓄音機での再生音を楽器にみたててマイクを使いアナログステレオ録音したもの。ゼンマイを巻く音や盤に針を降ろす音も入っているトラックもある)

11.レーガー マリアの子守唄 /エレナ・ゲルハルト、コンラード・ヴァン・ボス

12.シューベルト アヴェ・マリア /ジョン・マコーマック、フリッツ・クライスラー、ヴィンセント・オブライエン

13.ショパン 夜想曲20番 /ジネット・ヌヴー、ジャン・ヌヴー

14.ヴュータン 夢想 /カール・フレッシュ、レイモンド・バウマン

いずれも貴重なSP盤であるし、スタッフの意気込みが伝わってくるようななかなか良い復刻ではないかと思う。

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2008年4月17日 (木)

エーデルワイス他 ジュリー・アンドリュース、リチャード・ロジャースを歌う

20080416102854 このCDは、リチャード・ロジャースの作曲したブロードウェイ・ミュージカルの歌をジュリー・アンドリュースが歌っているものだ。1994年録音。

ジュリー・アンドリュースは、1935年生まれで1960年代の「メリー・ポピンズ」や「サウンド・オブ・ミュージック」などの映画でおなじみだが、1994年というと60歳近い年齢である。ところが、このCDを聴くと年齢が高いことは一切気にならない。むしろ、歌の上手さを堪能できる。

現在、リチャード・ロジャースの作曲した歌は、ジャズのスタンダードとして、様々なヴォーカルアルバムが出ているが、このCDはクラシックのPHILIPS定盤のうちの1枚として発売されたこともあり、ジャズのように自由にアドリブを利かせたようなアレンジになっていない。

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2008年4月16日 (水)

C.P.E.バッハ ヴァイオリンソナタ集/寺神戸亮

20080408140118 このCDは、1998年録音の寺神戸亮(バロックヴァイオリン)、シャレフ・アド=エル(チェンバロ)によるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ ヴァイオリンソナタ集である。今は¥1050で廉価盤となっている。

C.P.Eバッハは、ヨハン・セバスチャン・バッハの息子の1人で、18世紀の作曲家で、今日でもしばしば演奏される作品も多い。モーツァルトよりも少し前の時代の音楽で、19世紀のヴァイオリンソナタのようにピアノに代表される鍵盤楽器が時としてヴァイオリン以上に旋律を奏でたりするものとは異なっている。

集中度が高く密度が濃く素晴らしいテクニックで演奏され、これらの曲を魅力的に聴かせる。良いCDである。録音もかなり良い。

このCDが登場するまでは、これらの曲は好きになるような魅力的な録音が無かった。

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2008年4月15日 (火)

18世紀ドイツ《新世代》のフルート音楽/有田正弘

20080408135733 このCDは、18世紀のドイツのフルート音楽がおさめられているが、作曲家は、J.G.ミューテル、フリードリッヒ大王、F.ベンダ、C.P.Eバッハ、C.F.アーベル、J.F.クラインクネヒトなどで、今日ではあまり聞く事がない人の作品もある。

しかし、この中に収められたフルート作品は、どれも良いものばかりだと思う。楽想が豊かで明暗に富んだニュアンスあふれるものばかりだ。フラウト・トラベルソやフルートのクラシック音楽に興味がある方なら、是非とも手に入れて聴いて欲しい。この楽器は大きい音は出せないが、人間の声に近い感情表現がしやすい楽器であることがわかる。

ライナー・ノーツには、有田さん自身が、フラウト・トラベルソとフルート音楽の18世紀にかけてヨーロッパで隆盛になった時代背景も含め、解説も載せている。

1991年の録音ではあるが、聴きやすい。今は廉価盤となって¥1050で買える。

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2008年4月14日 (月)

マレ 音階その他の器楽曲集/寺神戸 他

20080408135950 このCDは、以下のような曲が収録されている。

パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘  :鐘が鳴る様子が描写されている、変奏曲。

音階(小オペラ形式による) :ウト(ド)、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ウト、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ウトというように全部で15の部分からなり、調性が変化する音楽。

ソナタ《ラ・マレジエンヌ》(マレ風のソナタ) :ヴァイオリンと通奏低音のための作品。

ヴィオールの曲以外でもマレは、当時としては斬新で非常に個性的な曲を書いていたことがわかる。

演奏者は、寺神戸亮(バロックヴァイオリン)、上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シーベ・ヘンストラ(チェンバロ)、セルジュ・サイタ(フラウト・トラヴェルソ)と古楽器の演奏家の第一人者たちばかり。

しなやかさ、典雅さ、きめのこまやかさがしっかり出るような装置で聴くとかなり楽しめる。

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2008年4月12日 (土)

ヴェルディ 椿姫/ボニング、ナショナルフィル、サザーランド、パヴァロッティ他 抜粋

20080411095609 このCDは、DECCAのデジタル録音の最初期のもので1979年の録音のものである。当時はCDはなく初出盤はLPのみであった。

パヴァロッティの最盛期のときの録音で、このCDでもパヴァロッティはなかなか好調で聴かせる。

ジャケットの右下に何やらわけのわからないサインのようなものがあるが、リチャード・ボニングのもので、オペラ公演の後にCDとボールペンを差し出したら、気さくにサインしてくれた。

このCDは、CDが世に出たばかりのころのものの80年代前半の西独のプレスのものだが、光に透かしてみるとピンホールが多い。これは当時からあるもので経年変化で出来たものではない。錆などによる読み取り不可能な状態になるような兆候はまだないようだ。

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2008年4月11日 (金)

コレッリ 合奏協奏曲op.6/イタリア合奏団

20080408135601 これは、合奏協奏曲op.6の12曲全曲が収められた2枚組CDである。

この作品集もそうだが、アルカンジェロ・コレッリの残した作品の数は少ないが、どれも名曲揃いである。コレッリ自身が納得できない作品は破棄されて後世に残さなかったらしい。

12曲の中で、8番の「クリスマス協奏曲」が一番有名だが、他の曲も決して聴き劣りすることはない。後の世の古典派みたいに構成上、形式・様式がしっかりしているうえに、派手すぎない活き活きとした旋律が混ざって、聴き込めば無上の快感につながるような曲ばかりだ。1989年の録音で、今は2枚組¥1500の廉価盤である。

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2008年4月10日 (木)

ロッシーニ 弦楽のためのソナタ、ドニゼッティ 弦楽四重奏曲3,5番/イタリア合奏団

20080408140244 このCDは、イタリア合奏団によるロッシーニとドニゼッティというオペラを沢山作曲したイタリアの作曲家の、小編成の弦楽による曲が入っている。

イタリアはオペラだけでなく弦楽器による音楽も長い伝統があることを今さらながら感じる。ロッシーニの6つの弦楽のためのソナタは、ロッシーニが12歳の時に作曲したもので、第二次世界大戦後に初出版されたものだが、かなり有名でいろんな団体が録音している。

ドニゼッティの方も20歳代の若い時代の作品である。弦楽合奏版で演奏されている。ロマンチックな感じがする曲である。

イタリア合奏団によるこの録音は、輝きに満ち、いかにもイタリアというテイストを感じる。録音が1987年ということで最新録音よりは劣るが、それでも聴きつらいことはない。

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2008年4月 9日 (水)

チャイコフスキー 『白鳥の湖』全曲/ゲルギエフ、マイリンスキー劇場

20080402125833 このCDは、2006年の録音で、2007年度のレコード芸術 レコードアカデミー賞録音賞を受賞したもの。

録音についてだが、悪い録音ではないが新録音の新譜クラシックCDの中の上くらいだと思う。ユニバーサル・ミュージックに身売りしたDECCAからは超優秀録音のCD発売は望むべくも無い。

ヨーロッパのマイナーレーベルには、このCDの水準から上のものばかりのレーべルもあるが、輸入盤でしか手に入らないものも多く、レコード芸術の月評にも載っていない。

とはいうものの、ゲルギエフのファンには、待ちに待ったCDであったであろうと思うし、聴ける音楽はドラマチックであり活き活きしている。

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2008年4月 8日 (火)

マーラー 交響曲1番/ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

20080402125458 これは、デヴィッド・ジンマン指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー交響曲1番で「花の章」がついたもので、SACD/CDハイブリッド盤である。2006年の録音で新しいが、価格が安かったので買ってみた。SACDプレーヤーは持っていないので、通常のCDプレーヤーでCD層を聴いた感想である。

音質も含めてあっさりスッキリ系な感じだが、歌わせるところは歌わせている。なかなか良い演奏である。新録音なのに、輸入盤で¥1000切る値段だった。ジンマンのマーラーは4番なども出ているが、買ってみようかと思う。

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2008年4月 7日 (月)

ヴィヴァルディ:協奏曲集[和声と創意への試み]/イタリア合奏団

20080402125628 このCDは、一昨日ご紹介したイタリア合奏団の[ラ・チェートラ]との姉妹盤ともいえるもので、場所は同じコンタリーニ宮で1986年に録音されたものである。

12曲のうち1~4番は、「四季」である。

「四季」は沢山の録音があるが、明るく輝かしい、それでいてしなやかさもある演奏であり、今聴いても第一級の好演であると思う。「四季」だけでなく協奏曲集[和声と創意への試み]全部を聴くのなら、これは、かなりお奨め度は高いと思う。今はこれも2枚組で¥1500と、安い。

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2008年4月 5日 (土)

ヴィヴァルディ:協奏曲集[ラ・チェートラ]全曲/イタリア合奏団

20080402125303 このCDは1991年にコンタリーニ宮で録音された、イタリア合奏団によるもので、響きも自然で音質は良く、なかなか良い演奏でもある。

ヴィヴァルディは、沢山のヴァイオリン協奏曲を書いた。[ラ・チェートラ]は、有名な「四季」を含む[和声と創意への試み]と同様、12曲からなる協奏曲集で、イタリア合奏団は曲によってソリストを変えて演奏している。ソリストは身内であるし、ソロのヴァイオリンだけが目立つような演奏ではなく、アンサンブル全体としての協奏曲の演奏として聴けるので、有名なヴァイオリニストがソリストをやっている演奏とは根本が違う。

昔は高かったが、今は2枚組で¥1500である。

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2008年4月 4日 (金)

花から花へ/ネトレプコ

20080402130017 このCDは、2004年に発売されたロシア出身のソプラノ歌手であるアンナ・ネトレプコのイタリアオペラのアリア集で、アバド/マーラー室内オーケストラとの共演である。

これはCDであるが、同時にSACDでも発売されているが、輸入盤のCDで聴いてももとても音が良いと感じる。

ヴェルディ:『椿姫』~ああ、そはかの人か…花から花へ
ベッリーニ:『夢遊病の女』~ああ、彼が他の女性を
ベッリーニ:『夢遊病の女』~おお花よ、こんなに早くおまえに会えるとは
ベッリーニ:『夢遊病の女』~ああ、この思いを乱さないで
ベッリーニ:『清教徒』~狂乱の場『あなたの優しい声が』
ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』 ~狂乱の場『優しいささやき…苦い涙が』
ヴェルディ:『オテロ』~この静けさは
ヴェルディ:『オテロ』~泣きぬれて野にひとり…アヴェ・マリア
プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』~私のお父さん

この中では、ヴェルディやプッチーニよりもベルリーニやドニゼッティの方がより適性があるような気がする。唯一、イタリア系ラテン系歌手にある微妙なイタリアオペラらしいテイストみたいなものが無いが、そういったことを除けば、いずれの曲も第一級の歌唱であることを今さらながら感ずる。

この当時はユニヴァーサル・ミュージックからSACDが少しずつ出ていたが、現状では全く新譜SACDが出なくなっている。SACDファンにとっては残念なことであろう。

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2008年4月 3日 (木)

J.S.バッハ ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ/寺神戸、ヘンストラ

20080402125011 このCDは、ヴァロック・ヴァイオリンとチェンバロによるバッハのソナタ全集である。1996年の録音で、翌年に発売された。

3月3日にご紹介した、ツィンマーマン(ヴァイオリン)、パーチェ(ピアノ)盤

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_a9f9.html

と、同じ曲だが、楽器が違うので全く違う印象を受ける。寺神戸 亮のヴァロック・ヴァイオリンは、しなやかで繊細でとにかく片意地張らない自然な演奏で、シーベ・ヘンストラとの息もぴったりである。何回聴いても飽きない。

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2008年4月 2日 (水)

インプロヴィサンド/パンドルフォ

20080319140352 このCDは、パオロ・パンドルフォというジャズ・ミュージシャン出身でヴィオラ・ダ・ガンバ奏者という異色の演奏家を中心とした、チェンバロまたはオルガン、テオルボまたはボウエラ、ビオローネ、パーカッション、ソプラノ、オルガンなどの古楽器のアンサンブルである。

ジャズっぽい雰囲気があり少しECMレーベルのような感じがすると思えば、バロック以前の音楽のようなクラシカルな透明感もある音楽。サヴァールの弾くガンバとは全く違う世界がある。

クラシックのCDとしてはゲテモノの部類に入るのかもしれないが、従来のクラシック音楽は一部で行き詰まりのような面もあるので、何か新しいことをやろうという演奏家は貴重だ。そこのところはきちんと評価したい。オーディオ的にはなかなか良い録音である。

GLOSSA  GCD P30409(輸入盤)

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2008年4月 1日 (火)

シューマン チェロ協奏曲/グートマン、アバド、マーラー室内管弦楽団 他

20080319140813 このCDは、2006年にクラウディオ・アバドとマーラー室内管弦楽団がイタリアツアーを行った時のライヴ録音である。2006年はシューマンの没後150年という節目の年であった。

ナターリャ・グートマンはロシアの女流チェリスト。このCDのシューマンでもかなりの好演を聴かせる。録音は、ライヴだということもあって変にいじくりまわした感じが無い。

もう一曲、ブラームスのセレナード1番がカップリングされている。これも良い演奏だと思う。アバド持ち前の流麗さに加え、最近は深みや凄みを感じるようになった。そういった意味で、このブラームスは格好の曲だと思う。

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