チレア アドリアーナ・ルクヴルール/テバルディ、デル=モナコ、シミオナート、カプアーナ&聖チェチーリア音楽院管他
このLPセットは、1960年代初めの米ロンドン(英国プレス)の初期盤である。ステレオ録音以降のレナータ・テバルディが主役を務めるオペラ全曲盤の中では、これが一番出来が良いかもしれない。
18世紀前半のパリを舞台に、恋人マウリッツィオをめぐって、女優のアドリアーナとブイヨン公妃が争い、アドリアーナは毒殺される物語だ。いくぶん盛りを過ぎているのかもしれないが、テバルディ、デル=モナコ、シミオナートという3人の歌の競演が素晴らしい盤であり、またこの当時のDECCA/LONDONのイタリアオペラ全曲盤の中では屈指の高音質録音であり、初期盤であることがそれを一層際立たせている。
このセットは、英国プレスの初期盤であるのにわずか¥2800で買った。3枚組であるので1枚あたり¥1000以下である。英DECCA盤ではなく米ロンドン盤だから安かったということもあるが、盤の状態の良い盤で気持ちよく聴ける。私の宝物の一つである。
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