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2008年6月

2008年6月30日 (月)

サムシング クール/ジューン・クリスティ

20080628142105 この盤は、ジャズ・ヴォーカル好きの人には説明の必要が無い名盤である。暑い季節には良いのではないだろうか。

ジャズ好きの知人から教えてもらったことだが、ジューン・クリスティの「サムシング・クール」は、モノラル盤とステレオ盤があり、ジャケットの図柄が違う。それだけではなく、先にモノラル盤が出た後、数年してまったく同じ曲目をステレオ録音し、曲順も全く変えずに出したのだそうだ。だから、人によっては、最初の録音のときに同時にステレオでも録音していて、それが後から出たと思っている人も居るらしいが、それは間違い。

20080628142234 この復刻CDは、その両方のテイクが全て入っているニコイチ盤だ。CDのジャケ裏には、オリジナルLPのジャケットが載っており、それぞれの曲の収録時間も書いてある。最初の曲のサムシング クールは、モノラル盤の方のやつが4:17、ステレオ盤のほうが4:57と収録時間も異なる。ジャケットはモノラル盤の方はブルー系のモノトーン、ステレオ盤の方はカラーのちょっと派手な絵柄だ。

音楽的には、個人的にはモノラルの方が好みだ。かといってステレオの方が悪いというわけではない。ステレオの方が収録が数年後だということもあって、より大人の魅力が味わえる。

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2008年6月28日 (土)

情熱のフラメンコ/ルセロ・テナ

P1010014 このLPは散々私自身のホームページや掲示板でご紹介したものであり、昨日のものよりも、音楽的内容において勝る。

ギターを弾いているのは、ビクトル・モンヘ・セラニートである。この人は、70年代半ばまでは、パコ・デ・ルシアと変らないくらいの人気があったフラメンコ・ギタリストで、正直に言ってしまえば、フラメンコの伝統的、古典的な要素を多く受け継いでいるということに関して、パコ・デ・ルシアをはるかに凌ぐ。パコ・デ・ルシアはポピュラーやジャズの要素を取り入れることでフラメンコギターを変革させた天才だが、ビクトル・モンヘ・セラニートは、より古典や伝統を重んじた舞台演奏に力を入れていた。だから昔の正統的なフラメンコ・ギターのわびやさびみたいなものはこの人の演奏からの方がより濃く聴ける。60年代には、ルセロ・テナ一座のメンバーとしてギターを受け持ったが、若い頃には正統的なクラシック・ギターの教育も受けていて、テクニックも素晴らしい。

このLPの最後に入っている「蜂すずめ」という曲は、フラメンコではなくクラシックの曲であるが、これを確かなテクニックで弾き、しかも早いパッセージでもルセロ・テナとのカスタネットのリズムとぴったり合っていて一糸の乱れもない。

パコ・デ・ルシアのアルバムは、スペイン・フィリップスが数年前に30枚組のセット発売したが、この人の主な録音のレーベルはスペイン・HISPAVOXという現在は無くなってしまったレーベルだということもあって、思うように復刻盤が発売されない。非常に惜しいことである。マスターテープはEMIが持っているはずなので、何とか復刻発売をお願いしたい。

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2008年6月27日 (金)

フラメンコ/ルセロ・テナ

P1010015 このLPは、邦題が「情熱のカスタネット」というもので、一昨日にご紹介したオペラ「はかなき人生」に出演した、3人のフラメンコ・アーチストたちによる録音である。上がスペイン盤で下が国内盤。スペイン盤のジャケットにはルセロ・テナの手書きのサインまである。

(バイレ)ルセロ・テナ、(カンテ)ガブリエル・モレーノ、(ギター)ビクトル・モンヘ・セラニート

P1010016 踊り、歌、ギターという3人の組み合わせは、最低限ではあるがフラメンコの要素の全てを含んでいる。ギタリストはソロを聴くよりもより感情のこもった表現をする。この録音での3人は共にその道の第一人者であり、非常にレベルの高いフラメンコ演奏である。

ルセロ・テナは、カスタネットの女王と言われ、間違いなく20世紀最大のカスタネット奏者である。ルセロ・テナで検索すればわかるが、彼女の名前の付いたカスタネットがあるほどで、クラシック演奏家にも共演者は多くクラシックの演奏においてもレパートリーは広い。そのリズム感は素晴らしく、カスタネットのみならず、本レコードにおけるタップや指鳴らしのリズムも絶妙で、映像がないのにもかかわらず、聴いていてとても楽しい。音質は、スペイン盤がはるかにまさる。

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2008年6月26日 (木)

カンテ・フラメンコ/ガブリエル・モレーノ

P1010013 このLPは、HISPAVOXというレーベルの60年代のプレスのもので、スペイン盤である。

フラメンコは、ギター、バイレ(踊り)、カンテなどかなり多種多様なものが存在する。カンテというのは歌であるから、カンテ・フラメンコというのは文字通り歌が主役のフラメンコである。このLPレコードでは、伴奏はほぼギターのみで、ときおりリズムや拍子をとるための拍手が入るくらいで、感情のこもった歌が切々と歌われるような感じのものだ。

ガブリエル・モレーノは、往年のフラメンコの名歌手である。このレコードでギター伴奏をやっているのは、ビクトル・モンヘ・セラニートであり、二人とも昨日ご紹介したファリャの「はかなき人生」のオペラ全曲録音に参加している。

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2008年6月25日 (水)

ファリャ はかなき人生 全曲/フリューベック・デ・ブルゴス、スペイン国立管弦楽団他

P1010017 ファリャのオペラ「はかなき人生」全曲 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮、スペイン国立管弦楽団、サン・セバスチャン合唱団、ビクトリア・ロス・アンヘレス他のLPレコード。この録音は現在も下のCDで手に入る。指揮やオーケストラを含め、配役全てスペイン人で構成されたもので、タイトルロールのビクトリア・ロス・アンヘレスの切なく感情のこもった歌が素晴らしいことはいうまでもない。この録音は、このオペラを録音で聴くのなら、まず真っ先に聴くべきものである。

20080606181827 スペイン情緒を最高にかもし出している理由の一つは、この中に純粋なクラシック畑でないアーチストが3人ほど混じっていたことである。第2幕の始めからスペイン舞曲のあたりは、フラメンコの要素が取り入れられ、フラメンコ・ギター(ビクトル・モンヘ・セラニート)、カスタネット(ルセロ・テナ)、フラメンコ歌手(ガブリエル・モレーノ)が登場する。この場面では、この3人が居たからこそ魅力が増していると言っても過言ではない。 フラメンコの独特のリズム感は、他国の普通のクラシックの演奏家がまねしようとしても無理だ。明日からは、この3人について手持ちのレコードと共にご紹介することにしよう。

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2008年6月24日 (火)

ベートーベン 大公トリオ/カザルストリオ

P1010018 カザルス、ティボー、コルトーによるベートーベン ピアノ三重奏曲 第七番「大公」のSP盤の5枚組セットである。上の写真が数年前に蓄音機を手に入れた頃、タダで貰ったもので、これは盤の番号が、JAS704-1~5、J1 80~84というもので、国内の再発盤である。あらえびすの「名曲決定盤」にもこの番号が収載されている。

P1010019 これは、知人から¥500で買ってくれと言われ、手に入れたもので、同じ音源であるが、ジャケットのデザインが大幅に異なる。こちらも国内盤で、JAS37-1~5、NDB7~11というもの。これは上のものよりさらに後の終戦後の昭和20年代に発売された再再発盤であろうか?私は、SP盤世代ではないので、詳しいことはわからない。

P1010020 中を開くとこんなふうになっている。いずれのセットも綺麗にクリーニングして手持ちの蓄音機で聴くとかなり良好な音で楽しめる。5分ごとに盤をひっくり返してぜんまいを巻き、針を交換しなければならないなど、面倒であるが、それゆえに必然的にながら聴きが出来ず、自然に音楽に集中するようになる。また、演奏が凄く良いので音楽に引き込まれてしまう。

クラシック音楽を聴く人は全人口からみたらごく少数であり、LPで聴く人はもっと少ない。今となっては、クラシック音楽のSP盤を蓄音機で聴く人はもっと少なくごくわずかであろう。発売から半世紀以上が経過しているSP盤は、ほとんどの方にとってはただのゴミであろうが、このような不朽の演奏のものは、もし出てきたりしたら捨てないでほしい。

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2008年6月23日 (月)

ローザ ヴァイオリン協奏曲、ベンジャミン ロマンティック・ファンタジー/ハイフェッツ

P1010009 これは、200g復刻重量盤LPである。このLPにおさめられているローザの協奏曲は、ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組の中のコルンゴルトの協奏曲とカップリングされている。このジャケットは使用されていない。

RCAの一番良かった頃のステレオ初期の録音であるため、音質が良いが、このような演奏者自身と同世代の作曲家による現代曲でもハイフェッツの技巧と芸術性は光っていて、歴史的にも貴重な録音になっている。

ハイフェッツの演奏は冷たい、ドライだという評価があるが、ヴァイオリン演奏において望みうる完璧な技巧を駆使し、過度な思い入れを排除し音楽のみに奉仕しているからで、この人の演奏の一面しか聴いていないのだと思う。実際には、残された録音を聴いてみると表現力、端整さ、音色の美しさのある演奏は豊かな感情があるもので、非常に稀な才能だったのがわかる。そういう意味で、廉価で主だった録音は全て収録されていて録音もなかなか良いハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組は、良いセットであると思う。

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2008年6月21日 (土)

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ/ハイフェッツ

20080606182912 これは、ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組CDセットの中の1組で、バッハの無伴奏の6曲が2枚のCDに入っている。これに関しては、オリジナルのジャケットそのままである。1952年の録音であるから、55年も前のものであるが、その割りに復刻状態は良い。ちなみに、この10枚組セットのうちのSACD/CDハイブリッド盤で出たステレオ録音のものはDSDデジタルマスターから起こされているが、これを含めたそれ以外のものは、24bit/96kHzによるリマスターである。

この音源はすでに昨年の8月に米国初期盤LPでご紹介した。LPでは3枚組である。本国プレスの初期盤はかなり良い音である。このLPも捨てるわけにはいかない。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_dd2e.html

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2008年6月20日 (金)

ブルッフ スコットランド幻想曲、協奏曲1番、ヴュータン 協奏曲5番/ハイフェッツ

P1010001 昨日ご紹介したCDの中のブルッフのヴァイオリン協奏曲は、LPではモーツァルトの4番とカップリングされ、このような黒っぽいデザインのジャケットで発売されていた。このジャケットも、CD10枚組のハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクションの中には無い。

P1010002 CDに採用されていたジャケットのオリジナルLPでは、ブルッフのスコットランド幻想曲とヴュータンの5番のみがカップリングされていた。この2曲をそれぞれ片面に入れればLP1枚にちょうどおさまるからだ。

これらのLPも200g復刻重量盤である。

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2008年6月19日 (木)

ブルッフ スコットランド幻想曲、協奏曲1番、ヴュータン 協奏曲5番/ハイフェッツ

20080606182318 ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクションから、ブルッフとヴュータンという後期ロマン派の作曲家の作品を集めて1枚のCDに入れたもの。

ハイフェッツの演奏は、これらの曲でも素晴らしい。モダンなスタイルで端整でありかつ表情が豊かでヴァイオリンの音色も美しい。これらの録音も後の世まで是非残したいものだ。

20080610104322 これらの録音は1962年~1963年ごろ行われたが、RCAの録音が良かったのはこの頃までで、これ以後のものはバランスがおかしいものもある。マルチチャンネル録音がきちんとバランス良く出来るまでに、時間がかかったが、RCAの初期ステレオ録音は特に素晴らしかったので、後の年代の方が音質が悪いという逆転現象がみられる。

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2008年6月18日 (水)

シベリウス、グラズノフ ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

P1010003 これが、昨日ご紹介した復刻CDのLP盤である。LPでは、シベリウスのヴァイオリン協奏曲のみが1枚に入って完結している。LPの収録時間は、無理なく入れた場合、最大で1枚当たり50~60分までが限界で、出来ることなら40分台までが無難である。CDでは80分くらいまで大丈夫だから、CDの時代になってシベリウス、プロコフィエフ、グラズノフという北欧、ロシアの作曲家の作品を1つにまとめたのであろう。

P1010008 シベリウス、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツのクールで厳しいモダンな芸風に加え技術的な冴えがあるので、これらの曲には特にマッチしているように思えるし、それだけではない表現力や音の美しさが演奏をより引き立たせる。独奏ヴァイオリンの実在感や厚みのあるオーケストラが聴けるので、CDやSACD/CDハイブリッド盤を揃えたとしても、これらLP盤は捨て去ることは出来そうに無い。

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2008年6月17日 (火)

シベリウス、プロコフィエフ、グラズノフ ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

20080606182207 このCDもハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクションからの1枚である。オリジナル・ジャケットはシベリウスのもので、LPはシベリウスのみで発売された。オリジナルのLPではプロコフィエフはメンデルスゾーンとカップリングされ、グラズノフはモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテとカップリングされていたので、同一CD内の組み合わせがオリジナルLPとは大幅に異なっている。

20080610104008 SACD/CDハイブリッド盤も同じジャケットデザインである。ちなみにステレオ録音のハイフェッツの演奏したヴァイオリン協奏曲の中で、客観的に聴いて誰にでも聴いてみるようにまずお奨めしたいのは、このシベリウスである。またプロコフィエフもグラズノフのものも、ハイフェッツの芸風にマッチしてすこぶる充実した演奏で、録音もハイフェッツのものの中でもかなり良いほうだ。

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2008年6月16日 (月)

二重協奏曲集/ハイフェッツ他

20080606182650 このCDは、バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」、モーツァルト「シンフォニア・コンチェルタンテ」、ブラームス「二重協奏曲」がカップリングされている。どれも二重協奏曲という形の音楽で、ハイフェッツのヴァイオリンと相役となる楽器と奏者が異なるものが1つのCDにまとめられて、これはこれで非常に楽しめる。SACD/CDハイブリッド盤ともジャケットは共通である。

20080610103845 相役の独奏者は、バッハの場合はフリードマンによるヴァイオリン、モーツァルトの場合はプリムローズによるヴィオラ、ブラームスの場合にはピアティゴルスキーによるチェロである。これらの演奏も1950年代から1960年代初めの頃のもので非常に古く、ブーンというハムやアナログマスターテープ由来のヒスノイズが少し気になる箇所もあるが、総じて音質はかなり良い復刻だと思う。ノイズが気になるからという理由でマスタリング段階で目立たないように処理するだけでかなり音質は劣化するので、こういった処理をせずに発売してくれる方が私としては有難い。

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2008年6月14日 (土)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

P1010007 これが、ハイフェッツのブラームス ヴァイオリン協奏曲のLP(200g復刻重量盤)である。昨日のSACD/CDハイブリッド盤のジャケットが、2枚のLPジャケットを半分ずつ使って合成して作られたものだというのがわかるだろう。このジャケットは、10枚組CDのハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクションにはない。

オリジナル盤はモノラルで後になってステレオ盤が出たが、ステレオ初期盤は普通のジャケットではなく少し厚みのあるBOXに入っていた。このLPも、昨日ご紹介したCDやSACD/CDハイブリッド盤のCD層よりも音が良い。

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2008年6月13日 (金)

チャイコフスキー、ブラームス ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

20080606182430 これは、ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組の中の1枚である。チャイコフスキーの協奏曲のオリジナル・ジャケットを使い、ブラームスの協奏曲をカップリングしている。

チャイコフスキーもブラームスも長年の風雪に耐えた名演奏であり、このような演奏が50年後の現在も再発されるのは喜ばしい。

20080610104503 こちらは、SACD/CDハイブリッド盤のジャケットである。こちらは、2枚のオリジナル・ジャケットを半分ずつ使って2人の作曲家が載っているが、上のものにはブラームスが居ない。明日は、ブラームスの協奏曲のLPをご紹介しよう。

チャイコフスキーの方はすでに昨年6月にご紹介済み。

  http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_7b7e.html

しかも、ホームページには、LPのオリジナル盤、180g復刻盤、200g復刻盤の比較も載せている。

  http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/hukkokuLP.htm

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2008年6月12日 (木)

ベートーベン、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

P1010004 これが昨日ご紹介したメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のLPである。これがオリジナル・デザイン・ジャケットだが、オリジナルLPではメンデルスゾーンの協奏曲はプロコフィエフの協奏曲とカップリングされている。昨日ご紹介した10枚組のオリジナル・ジャケット・コレクションのCDでは、オリジナルのジャケットデザインに手を加え、ジャケット下部のプロコフィエフの文字をベートーベンに直してあるので、その時点で、もはやオリジナル・ジャケット・デザインとはいえない。その点は文句を書いておこう。

P1010006 こちらがベートーベンのヴァイオリン協奏曲のLPで、このLP1枚にベートーベンだけが入っている。拙宅には180gの復刻重量盤と200gの復刻重量盤があり、以前はモノラルのオリジナル盤もあった。200gの復刻重量盤が一番音質が良く、これが本当に1950年代の録音なのかと思うほどだ。演奏もモダンなスタイルで古さを感じない。

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2008年6月11日 (水)

ベートーベン、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲/ハイフェッツ

Cd このCDは、ハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組CDセットの中の1枚である。ボックスの中にオリジナルジャケットデザインの紙ジャケが入っているのであるが、このジャケットは、メンデルスゾーンの方のオリジナルLPであり、ベートーベンは全く違うジャケットだ。オリジナル・ジャケット・コレクションと名付けるのであれば、中身もLPと同じカップリングにして出して欲しかった。

Sacd これは、分売されているSACD/CDハイブリッド盤で、音源は全く同じである。このジャケットの方がベートーベンの協奏曲のオリジナルLPのジャケットデザインに近い。こちらのCD層と上記CDを比べると、音質的にはかなり似ている。マスタリングのラボも技術者も違うが、どちらも同じDSDデジタルマスターからリマスターしたらしい。

一般の音楽ファンなら、どちらか一方を持っていれば良いと思う。ちなみに拙宅では、200gの復刻重量盤LPの方がずっと良い音質で聴ける。音の厚みや実在感が全く違う。

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2008年6月10日 (火)

ハイフェッツ イン・コンサート

20080606183045 これは、昨日からご紹介しているハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション10枚組CDセットの一部で、2枚組である。これだけがオリジナルLPが米コロムビアからの発売のもので1970年代のライブ録音である。(録音日時:1972年10月)

ハイフェッツは晩年に近づくにつれ、室内楽を多く取り上げるようになっている。老境に達した巨匠の演奏は、全盛期を過ぎたとはいえ、風格と説得力がある。ピアノはブルック・スミスが弾いている。録音は素直でライブらしい臨場感が味わえる。

収録曲

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より
ブロッホ:組曲『バール・シェム』~第2曲『ニーグン』
ドビュッシー/ロック編:レントよりおそく
ラフマニノフ/ハイフェッツ編:練習曲『音の絵』変ホ長調 Op.33-4
ファリャ/コハニスキ編:7つのスペイン民謡~第5番『ナナ』(子守歌)
クライスラー:カルティエのスタイルによる狩り
ラヴェル:ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
カステルヌオーヴォ=テデスコ/ハイフェッツ編:2つの海の練習曲~海のささやき
 
 

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2008年6月 9日 (月)

コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲他/ハイフェッツ 

20080606182803 このCDは、10枚組のハイフェッツ・オリジナル・ジャケット・コレクションというボックスの中の1枚である。10枚組で、バッハ(2台のヴァイオリンのための協奏曲)、モーツァルト(シンフォニア・コンチェルタンテ)、ブラームス(二重協奏曲)、ベートーベン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキー、ブルッフ(1番、スコットランド幻想曲)、ヴュータン、シベリウス、プロコフィエフ、グラズノフのステレオ録音の各協奏曲が5枚に入っているが、昨年秋に購入したSACD/CDハイブリッド盤と完全に音源がダブっている。

20080607125529 おまけに、拙宅には重量盤のアナログLPのBOXもあるのだ。それにもかかわらずこのセットを購入したのは、このコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を聴きたかったから。コルンゴルトの協奏曲は、ムター/プレヴィンのコンビの新しいデジタル録音のCDを聴いているが、初演者であるハイフェッツの演奏は、風格が全く違うように思う。1953年のモノラル録音であるが復刻状態は良く、この曲を思う存分楽しめる。他にもモノラル時代のバッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲などがおさめられていて、それで10枚組で実売5千円台の値段というのは、間違いなくお買い得だ。

SACD/CDハイブリッド盤のCD層と本セットのCDは、どちらもDSDによるマスターからのマスタリングらしく、音質は極めて近いように思うが、そのあたりを今週、順番に比較検討しようと思う。

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2008年6月 7日 (土)

プッチーニ ラ・ボエーム/トスカニーニ NBC交響楽団他

20080604132044 このCDは、1946年にNBC放送のスタジオでライヴ録音されたもので、トスカニーニ唯一の全曲録音である。この録音のちょうど50年前にトスカニーニは、このオペラを初演している。

この録音時に、トスカニーニは泣きながら指揮をしていたと、ロドルフォ役をやっていたジャン・ピアースは言っていた。トスカニーニは指揮台上でことあるごとに「歌え、休止符をも歌え」と言っているが、この録音では、指揮をしながら、トスカニーニ本人がダミ声で歌っているのが聴こえる。生演奏の現場に居たなら、「うるせえ!おめえは黙って指揮をしろ! 頼むから歌うのは心の中だけにしてくれ。」と言ってやりたいほどだ。しかし、奏でられる音楽は極上のもので、トスカニーニが優れたイタリア・オペラの指揮者であったことがわかる。録音を考慮しなければこの録音は、数ある「ボエーム」の中で最右翼の名演奏であろう。

1946年というとテープ録音になる前のもので、SP用のアセテート盤に録音されているはずだ。残念ながらこの録音はXRCDでは復刻されないようだ。

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2008年6月 6日 (金)

ヴェルディ、プッチーニオペラアリア集/レオンタイン・プライス

20080604131852 これは、1959年~60年のレオンタイン・プライスのRCAへの初録音の復刻で、SACD/CDハイブリッド盤である。

レオンタイン・プライスは、おそらく黒人ソプラノとして有名になった初めての人ではないだろうか。美しく豊潤でかつしなやかな声は、カラヤンをも魅了し、「トスカ」や「カルメン」録音時の主役を務めた。この盤を聴くと、本当に優れた歌手であったことが良くわかる。

私はまだSACDプレーヤーを持っていない。CDしか聴けない環境であってもこの盤の良さはわかる。CD層のみを聴いても90年代に発売されていたCDよりも音質は向上している。

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2008年6月 5日 (木)

rodrigo y gabriela

20080520152442このCDは、ロドリーゴ・サンチェスとガブリエーラ・クインテーロの男女2人よるメキシコ出身のギター・デュオのアルバムで、DVDが付属しているバージョンのものである。尚、DVDが付いていないものもあるらしい。

2本のアコースティック・ギターだが、普通に弦を弾くのみならず、打楽器としてギターを駆使し、フラメンコ、ロック、フォークなどをミックスした独特のラテン系のリズム感が非常に新鮮である。強烈なビートを伴い、超絶テクニックのギターによる演奏は、今までに聴いたことがない個性的なものだ。

これも、オーディオ屋さんで聴いて買うことにしたCD。ヨーロッパ盤の音質はすこぶる良い。

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2008年6月 4日 (水)

once in a red moon/secret garden

20080520152304 このCDのアーチスト、シークレット ガーデンは、アイルランド出身のヴァイオリニスト、フィンヌーラ・シェリーと、ノルウェー出身の作曲家、ピアニストのロルフ・ラヴランドの二人組によるもので、癒し系の音楽である。

特に、2曲目の「You Raise Me Up」は素敵だ。このアルバムは2002年に発売されたものだが、オーディオショップで偶然聴いて購入を決めた。

ポピュラー系のCDの中では、音質も透明感があるクオリティの高いもので、オーディオファンは是非1枚持っていることをお奨めする。

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2008年6月 3日 (火)

Night And The City/チャーリー・ヘイデン、ケニー・バロン

20080530171044 このCDは、レストランか何かでのライヴ録音だが、ジャズのスタンダード曲を渋く演奏している。ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビイ」のように、皿やスプーンが鳴るバックグラウンド・ノイズが入っていて、観客はくつろいだ雰囲気の中で聴いているのが良くわかる。

渋くくつろいだ雰囲気のなかで、二人の演奏はクールだが緊張感のあるもので、良いオーディオ装置で聴けば聴くほど録音が素直で良いことに気づく。オーディオファンにはアメリカ盤をお奨めする。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/671050

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2008年6月 2日 (月)

ジュリー・ロンドン/ジ・アルチメイト・コレクション

20080519185920 このCDは、先月末にご紹介したOrfeoレーベルのクラシックLPと一緒に買ってきたもので、3枚組で¥2000しない価格、しかもジャケやブックレットの写真も綺麗で、収められている曲も良い。

HMVにもあった。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1288295

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