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2008年8月

2008年8月30日 (土)

OPERA FOR AFRICA

1 このCDは、アフリカ救済を目的として行われたガラコンサート。1985年に北イタリアのヴェローナ野外大劇場でライヴ録音されたもので、テレビ番組として放映もされた。

いわゆるお金を集めるために行われたコンサートであるが、その顔ぶれが凄い。アグネス・バルツァ、モンセラ・カバリエ、ギネス・ジョーンズ、ロザリンド・ブロウライト、ナタリア・トロイスカヤ、クリスティアン・ベッシュ、レナート・ブルゾン、ホセ・カレーラス、シェリル・ミルンズ、アンドルー・ロイド・ウェッバー、サラ・ブライトマン、ジュゼッペ・ディ・スティファノ、イングヴァール・ヴィクセル、ジョルジョ・ザンカナーロといった有名人が一同に会したのである。

ヴェローナ野外劇場は、昔は闘技場として使われた遺跡を利用したもので、大観衆の中、PA装置も使われている。有名人が寄せ集まった合唱は幾分バラバラに聴こえたりするが、一種のお祭り的な雰囲気の中、聴き応えもありなかなか感動する。

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2008年8月29日 (金)

プッチーニ 蝶々夫人/ラインスドルフ、RCAイタリアオペラo、プライス、タッカー他

5 これは、RCAの1962年の録音のもので、SACD/CDハイブリッド盤である。RCAのステレオ初期のクラシック物のSACD/CDハイブリッド盤は50タイトルほど発売されたが、オペラ全曲盤は数えるほどしかない。そのうちの1つがこれだ。

DECCAやEMIがSACDで昔のオペラ録音を出してくれたならどんなに良いかと思うが、無いものは仕方がない。この録音もタッカー以外は許容できる。この時期、カラヤンに「カルメン」の録音にタイトルロールで起用されて成功しているが、レオンタイン・プライスの蝶々さんも、なかなか良い。さすが、史上初めてメジャーになった黒人のソプラノである、その実力はこの当時のレコードでも充分堪能できる。

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2008年8月28日 (木)

ロマンツァ/アンドレア・ボチェッリ

6 このCDは、昨日ご紹介したサラ・ブライトマンのCDにも入っている《ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ》が入っている。そもそも、この2人のデュエットであるので、お互いのアルバムの中に同じ曲を入れたのだと思う。しかも、シングルで発売されたテイクのままで。これも10年以上前に発売された、私にとっては懐かしいCDである。

このCDの内容は、イタリアン・ポップスという感じで、クラシック的な歌い方でないボチェッリが楽しめる。

尚、昨日のCD、本日のCD、どちらもヨーロッパ盤であるが、この「ロマンツァ」のに入っている《ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ》のほうが、サラ・ブライトマンの「ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ」よりも若干音質が良い。サラ・ブライトマンの方では若干ささくれた感じがする。もちろん、音楽そのものは同じだ。

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2008年8月27日 (水)

ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ/サラ・ブライトマン

9 このCDを見て、懐かしいと感じる人は多いと思う。発売されてからもう10年以上が経過する。

サラ・ブライトマンは、オペラ座の怪人などロイド・ウェッバーのミュージカルを歌って有名になったが、このCDでは、アンドレア・ボチェッリやホセ・クーラなどテノール歌手とデュエットで歌っているものがあって、それがすこぶる気持ちよく聴けた。

また、余技としてクラシックのアリア、プッチーニの「ジャンニスキッキ」から《私のお父さん》とモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」から《ハレルヤ》が収められている。この2曲に関しては、ちゃんとしたクラシックのオペラ歌手の歌を普段いっぱい聴いている人間から言わせれば、やっぱり不満は残る。また、最近のサラ・ブライトマンはこのようなクラシックの歌をそれらしく歌うことはもはや出来ないのではないかと思われる。歌い方がよりポピュラー的になり、オペラチックに歌おうとしても声が劣化している感じがするのだ。そういった意味でもこのアルバムは貴重なのかもしれない。

ところで、シングル盤で世界的に大ヒットした「ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ」だが、この曲が収録されている正規盤で、レーベル違いのもう一枚持っているものがある。それは明日ご紹介しよう。

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2008年8月26日 (火)

ヴェルディ 椿姫/プレヴィターリ、ローマ歌劇場、モッフォ、タッカー他

4 これは、1960年ごろのRCAのオペラ録音の復刻盤でSACD/CDハイブリッド盤だ。

この当時のメジャーレーベルのクラシックの録音は良い物が多いが、オペラでも例外ではない。この復刻CDを聴くと、アンナ・モッフォというソプラノは、単にモデルも務まるような美貌の持ち主であっただけでなく、オペラ歌手としてかなりの美声の持ち主だったことがわかる。

「椿姫」は音楽が良いので、多少の問題があっても楽しめてしまうのだが、例によって、個人的にはタッカーの歌い方が好きではない。客観的に聴いてダメなテノールというわけではない。あくまで個人的な嗜好の部分でである。ロバート・メリルのジェルモンはなかなか良い。

音質は、復刻盤としてかなり高音質である。現代では本格的なオペラのスタジオ録音が難しくなっているので、将来的にもこの録音は貴重な盤になっていくように思う。

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2008年8月25日 (月)

宗教的アリア集 ボチェッリ、チョン、聖チェチーリア音楽院管

81 このCDは、1999年に発売されたイタリアの盲目のテノール、アンドレア・ボチェッリのアリア集である。

サラ・ブライトマンとのデュエットの「タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ」がヒットした後のもので、バックはチョン・ミュンフン、聖チェチーリア音楽院管という豪華なもの。

この人はクラシックの歌い方とポピュラー的な歌い方を器用に使い分けられる人だ。収録曲はいずれも有名なもので、普段ポピュラー音楽を聴く人にとって、最初にクラシックの男性ヴォーカルを聴くCDとしてお勧めしたい。

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2008年8月23日 (土)

プッチーニ ラ・ボエーム/ラインスドルフ、ローマ歌劇場、モッフォ、タッカー他

6 これは、1960年代初めごろのRCAの録音の復刻盤で、SACD/CDハイブリッド盤である。2枚組であるが、¥1500程度で入手可能なので、割と廉価だ。

日本でオペラが音楽としてLPなどで多くの人に聴かれだしたのは、NHKがイタリア歌劇団を毎年招聘するようになってからで、1960年代初めごろは、まだオペラのレコードをいっぱい買って聴くような人は多くなかったと思う。

また、カラス、ステファノの居たEMI、テバルディ、デル=モナコの居たDECCAのLPに人気が集まって、RCAのものは日本ではあまり売れなかったようだが、現在、RCAの復刻盤を聴いてみて、その演奏、録音の水準の高さに驚かされる。この盤では、タッカーに問題があるが、モッフォもなかなか良いしラインスドルフの統率もすばらしい。

また、この昔のアナログ録音がSACD化され、最新の録音以上にCDとの差が聴いて取れる感じがしてならない。私はSACDプレーヤーを持っていないが、他所でSACDプレーヤーでこのSACDを聴かせてもらうと、オペラほどSACDに適したジャンルは無いと思われる。ダイナミックレンジの広さが必要で、LPレコードを聴いているとその濃厚な音質は魅力だが、ピアニシモから湧き上がる大きな音はリミッターがかかってダイナミックレンジを圧縮しているのがわかる。もちろん、CDやSACDでも圧縮はあるだろうが、LPと比べて少ないし、ホールの広さや空気感はCDよりSACDのほうが感じやすいように思う。

もうひとつ、CDと比べて違うのは、歌声の質感だ。PAを通さない生の音にCDよりもSACDのほうが近いように感じる。それにもかかわらず、クラシック音楽の中でSACDになっているオペラのアイテムが少ない。だからSACDプレーヤーを買わないのである。良き器があっても良き中身がなければ宝の持ち腐れであろうし、だからSACDがなかなか普及しないのではなかろうか。

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2008年8月22日 (金)

ベルリオーズ 幻想交響曲/アバド、シカゴ交響楽団

71 このCDは、1984年のデジタル初期の録音である。この当時、ドイチェ・グラモフォンはアナログ録音の時代に比べて明らかに録音のクオリティの面で調子を落としていた。デジタル録音のノウハウがまだ充分に蓄積されていなかったのと、実際にマスタリングをしてCDというパッケージソフトになった時の音質のコントロールが充分出来なかったという理由からだと思う。

しかし、このCDはその当時のドイチェ・グラモフォンとしてはかなり良い録音だった。残響が美しくオーケストラの音色も美しく磨かれていた。アバドの統率も見事で、この当時のアバドの録音では、一連のマーラーの交響曲の録音とともに私の好きだった演奏のひとつである。当時はアナログLPで聴いていた。当時の機器ではアナログLPのほうに音質的なメリットがあったのとCDよりもLPのほうが安かったのがその理由だ。

今日、このCDを聴くと、さすがに最新録音のものと比較して音質的に古さを感じるが、それでもバランスの良さ、演奏の良さは充分伝わってくる。

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2008年8月21日 (木)

ホーリー・グラウンド/メアリー・ブラック

Black メアリー・ブラックは、アイルランド出身の女性ポップス・アーチストで、このCDは、アイルランド的な音楽的要素を色濃く持っている。

1993年発売のもので、エンヤの大ヒットなどで、アイルランドのポピュラー音楽が非常に注目されたころのものだ。ホーリー・グラウンドとは、自分の生まれた土地という意味があり、これからもアイルランドを意識したものになっている。

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2008年8月20日 (水)

Great Voices Of The Opera /テノール、ソプラノ編~ティト・スキーパ

001 これは、戦前の著作権が切れたSP盤の復刻を集めたCD40枚組のセットである。盤起こしであるし、元の盤が古いので音質はそれなりだが、20世紀初めに活躍した名テノール、名ソプラノの渾身の名唱が聴け、貴重な音源も沢山含まれている。だいぶ以前のことで記憶が定かではないが、こんなのが確か¥3000ちょっとで買えたのだ。

002 このCDは、その中の1組で、個人的には特にティト・スキーパ(1889-1965)という人のイタリアオペラのアリア集が素敵だと思う。この人は1910~30年代に活躍した名テノールで、リリコ・レジェーロな声が特徴的だ。パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの三大テノールの中ではカレーラスに一番近いが、カレーラスよりもさらに甘さのある声で、この人の後の人で、このような歌はかつて聴いたことが無い。貧しい音質のレコードからもその良さは伝わってくる。スキーパの歌が聴けるだけで、この40枚組のセットを買って良かったと、今でも思っている。

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2008年8月19日 (火)

プッチーニ ラ・ボエーム/セラフィン、聖チェチーリア音楽院、テバルディ、ベルゴンツィ他

013 このLPが、私の一番好きな「ラ・ボエーム」である。客観的に演奏を分析しても、この盤はカラヤン、フレーニ、パヴァロッティ盤と比べても決して聴き劣りしない。

半世紀近く前の1959年の録音ではあるが、このLPで聴く限り、ややFレンジが狭い感じがするだけでそれほど古さは感じない。むしろ、今のデジタル録音のオペラを聴くよりも声が太く濃厚に聴こえるので、歌声を楽しむというのには、積極的に好都合である。

014 LPボックスの裏面はこんなふうに薄いブルーでDECCA/LONDONのシンボルだったFFSSのマークが大きく付いている。このセットは、米国発売の初期盤で、中身のLPレコードは英DECCAプレスである。

015 これは、90年代にキングレコードが発売したスーパー・アナログ・ディスクである。このLPが発売された時点ですでに上の米国初期盤を持っていたが、惰性で購入して持っている。音質は、音にややにじみが感じられ、初期盤と比べて不利だ。

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2008年8月18日 (月)

プッチーニ ラ・ボエーム/シッパース、ローマ歌劇場、フレーニ、ゲッダ他

012 このLPレコードは、フレーニがまだ若かった1964年の録音のもので、先日ご紹介した、パヴァロッティ、カラヤン盤の時と比べてスケールや表現力で及ばないが、フレーニの若いころの初々しさ、可愛さが魅力で、総合的にはこの盤より良いレコードはいくらでもあるがいまだ手放せないレコードである。

シッパース/ローマ歌劇場もなかなか好演しているし、ニコライ・ゲッダは幾分国籍不明な感じがするが、その声の質はロドルフォ役にも適しているように思う。

尚、この盤は英国EMIプレスの第3版の黄色切手犬レーベルである。私の装置では、このレーベルのLPレコードは非常に美味く鳴る。大抵の同じ音源の復刻CDは音質で及ばない。

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2008年8月12日 (火)

プッチーニ ラ・ボエーム/カラヤン ベルリンフィル、パヴァロッティ、フレーニ

20080808174533 このCDは、演奏上、あらゆる観点からみて隙の無いもので、音だけでラ・ボエームを最初に聴くのには、まずはこの盤を薦めたい。

カラヤン/ベルリンフィルは、この音楽を美しく緻密に演奏し、プッチーニのオーケストレーションの素晴らしさまで味わうことが出来る。パヴァロッティ、フレーニという共にイタリア出身の大歌手であり、しかもロドルフォ、ミミという配役に適した声である。他のキャストや合唱も全く素晴らしいものである。

時々、カラヤンを否定する人がいるが、そういう人はドイツものやチャイコフスキーなど限られた音楽しか聴いていないのだと思う。こんなにレパートリーが広かった人は居なかったし、このCDを聴いて、イタリアオペラをこれだけ緻密で美しく聴かせる指揮者が他に居ただろうか、と思う。

このブログ、明日より夏休みとさせていただきます。しばらくリフレッシュしてまた書き込みますので宜しくお願いします。

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2008年8月11日 (月)

プッチーニ ラ・ボエーム/パッパーノ、フィルハーモニア管、アラーニャ、ヴァドゥーヴァ他

20080808174716 これは、1995年の録音で、一昨日ご紹介したCDと同様、アラーニャがロドルフォを歌っている。非常に甘くリリックな声で素晴らしいと思った。パッパーノの統率も素晴らしく、良いオペラ指揮者が出現したと内心喜んだ。

しかし、4年後のシャイー盤での再録音ではアラーニャの声のスケール感が増し、さらに素晴らしい歌に仕上がっているので、この盤はやや不利だ。ヴァドゥーヴァは悪くないが、ゲオルギューと比べると少し聴き劣りする。

現時点で評価すると、このCDはやや録音が良くない。一昨日にご紹介したDECCAのシャイー/スカラ座盤と比べると、録音はかなり劣るように思う。

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2008年8月 9日 (土)

プッチーニ ボエーム/ゲオルギュー、アラーニャ、シャイー、スカラ座

20080808174254 このCDセットが目下のところ、音質が良くて演奏内容も満足できるものである。本盤は1999年の録音であるので、かれこれ9年も経つのかと改めて時の過ぎ行く早さを感じている。SACDでも出ている数少ない新しい録音でのオペラ全曲盤であるが、輸入盤の通常CDであっても、その音質の良さは良くわかる。

シャイー、スカラ座というイタリア人指揮者によってイタリア一番のオペラ座がやっているので、他国の録音のものと違い違和感がない。強いて不満を挙げると、ゲオルギューの歌が国籍不明な感じがする。が、彼女は東欧出身なので仕方が無い。この不満は非常に贅沢な不満であり、ゲオルギューの歌唱も見事なものだ。アラーニャは、ラテン系の血を引き、しかもこれ以前からのリリコな声に加えて力強い表現もできるようになっていて、このオペラでのロドルフォ役にはうってつけであり、実際、この盤で聴ける彼の歌は素晴らしい。

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2008年8月 8日 (金)

モーツァルト ダ・ポンテ・オペラ三部作/ド・ビリー、ウィーン放送so.

20080806160955 昨日、20枚組で五千円ちょっとで買えるプッチーニのオペラ全集をご紹介したが、このセットも非常にお買い得なセットである。

「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」という、ダ・ポンテによる台本の3つのオペラ・ブッファを9枚組のセットにしたもので、録音は2001年から2003年までと、新しく比較的良い音でおさめられている。

全部を聴いてみて感じるのは、ド・ビリーの統率が見事で音楽が非常に活き活きしていることだ。このオーケストラは普段はオペラをあまりやらないと思うが、ド・ビリーにより古楽器奏法なども取り入れられて、これらのオペラを上手く演奏している。歌手には大物は居ないが、非常に楽しめるものだ。

こんなのが二千円ちょっとで買えるとなると、通常盤が割高に感じられて仕方が無い。昨今のクラシックのセット物CDの価格破壊は凄まじい。あれこれ買っているうちに、とても聴ききれない状態になってしまうのだ。LPやCDは聴いてなんぼのもの、積んどくだけにはしたくない。

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2008年8月 7日 (木)

プッチーニ オペラ全集

P1010001 これは、20枚組のセットで、プッチーニの全てのオペラ全曲が一通り聴けるものだ。生誕150周年記念ということらしい。

単純に聴けるというだけではなくて、そこそこ演奏の水準も良いし、音質も悪くない。「妖精ヴィッリ」「エドガール」「つばめ」というプッチーニの中ではマイナーなオペラは、全曲盤がなかなか手に入りにくい。これで、約5000円なのだから、超お買い得盤だ。

P1010002 ボックスの中はこんな感じ。有名な演目の中では「トゥーランドット」がメータの紫禁城での録音だが、これだけは映像付きの方が良いが、あとのものはなかなか良い演奏のものだ。個人的にはモッフォが歌っているモリナーリ=プラデッリ指揮による「つばめ」は昔からとても好きで、60年代のRCAのオペラ録音の中でも屈指の名演だと思う。「つばめ」の全曲盤で薦められるのは、この中の録音と、ゲオルギュー、アラーニャのコンビによるパッパーノ盤しかない。

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2008年8月 6日 (水)

ユー・アー・ゼア/ロバータ・ガンバリーニ、ハンク・ジョーンズ

20080802175357 このCDのジャケット写真とタイトルを見て、あれ、俺のとタイトルが違うと思ったアナタ、それは正しいです。国内盤のタイトルは「ラッシュ・ライフ」で、同じジャケ写真。 しかしこの盤は、「ユー・アー・ゼア」で間違いない。

こいつは米国盤で、曲目の1/3程度が国内盤と違っている。だから、ロバータ・ガンバリーニのファンを自認するなら、米国盤も買ってください。国内盤の後半はハンク・ジョーンズ・トリオとのライヴが入っているが、米国盤はこの部分が全く違う。

同一テイクの曲を国内盤、米国盤両方でくらべると、国内盤は音がやや粘って、ピアノのアタックがやや鈍い感じがある。どちらか1枚買うなら、オーディオ・マニアなら米国盤を薦める。しかし、国内盤に収められているライヴの部分も魅力だから、やっぱり両方買うことになるのかな?

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2008年8月 5日 (火)

バッハ オン ザ リュート/ナイジェル・ノース

20080724150127 このセットは4枚組で、1990年代にバラで発売されたものをセットにしたもので、「無伴奏ヴァイオリンソナタトパルティータ」「無伴奏チェロ組曲」の全曲のリュート版が収められている。

少し古い録音だが音の良いCDで、さすがはLINNレーベルだ。リュートやチェンバロのような楽器の繊細感は、CDの方がLPより勝るような気がする。

バラで買うと高かったはずだが、現在このCDは4枚組なのに、国内盤の新譜1枚に毛が生えた程度の値段で買える。ヴァイオリンやチェロでない無伴奏も良いと思う。

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2008年8月 4日 (月)

メンデルスゾーン 交響曲3番「イタリア」 5番「宗教改革」/トスカニーニ、NBCso.

20080802175517 数日前に発売になった、トスカニーニ、NBC交響楽団によるメンデルスゾーンの交響曲の名演をXRCDにしたものである。

演奏の質の高さは、これまで半世紀以上経過しても、この盤を乗り越えたものはおそらく無い。そのくらいの不朽の名演で、トスカニーニ晩年の録音の中でも特別に秀でたものだと思っている。

問題は、音質がどうなのかということ、¥3500を払ってまで買う価値があるのかということであろう。従来盤と比べてみて、個人的には、まず何はともあれ、買うべきCDだと思った。

20080803105241 このCDは、1997年に発売されたトスカニーニ・ベスト・コレクションというシリーズのうちの1枚。当時¥1000という廉価盤だったものだ。上記XRCDを聴いてからこのCDにすると、音質は骨と皮ばかりのやせこけた感じに聴こえる。XRCDはまさに引き締まった筋肉質な音質で、とげとげしい感じがない。

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2008年8月 2日 (土)

プッチーニ ラ・ボエーム/ド・ビリー、バイエルン放送so.

20080724150252 このCDは、今まさに絶頂期にならんとするネトレプコとヴィラゾンらによるものである。

ド・ビリーの統率は素晴らしく、ライヴ録音にありがちな乱れは一切無い。録音もライヴ録音の不利を感じさせない。

イタリア人でないので当然の事ながら、この二人にイタリア人のような味わいを求めるのは酷だが、それにしても二人ともこのオペラに適した声だとは思えない。立派な声であるのだが、私には甘さが足りないように感じるのである。もはや、フレーニとパヴァロッティのような純イタリア人によるイタリアらしい美声は、聴くのは難しいのか?これならば、数年前に出たゲオルギュー、アラーニャのコンビによるものの方が好みだ。

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2008年8月 1日 (金)

ベルリーニ 夢遊病の女/カラス、ヴォットー、スカラ座他

20080726134804 これは、1950年代のモノラル録音のCDであるが、イタリアオペラ好きの方なら是非とも聴いておきたいものだ。

昨年購入したマリア・カラス、コンプリート・スタジオレコーディングスという70枚組の中にも含まれているので、ダブっているので、この盤はそのうちにセコハン屋に行ってしまうかもしれない。声の共演という意味では最高の盤であろう。いささかヴォットーの統率が緩い感じもするが、昔のオペラでは、特に歌手を引き立たせ、伴奏に徹するような感じなのが普通だったので、これが当時のあり方だったのかも知れない。音質は50年以上前のものとして、それなりである。

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