ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ/サラ・ブライトマン
このCDを見て、懐かしいと感じる人は多いと思う。発売されてからもう10年以上が経過する。
サラ・ブライトマンは、オペラ座の怪人などロイド・ウェッバーのミュージカルを歌って有名になったが、このCDでは、アンドレア・ボチェッリやホセ・クーラなどテノール歌手とデュエットで歌っているものがあって、それがすこぶる気持ちよく聴けた。
また、余技としてクラシックのアリア、プッチーニの「ジャンニスキッキ」から《私のお父さん》とモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」から《ハレルヤ》が収められている。この2曲に関しては、ちゃんとしたクラシックのオペラ歌手の歌を普段いっぱい聴いている人間から言わせれば、やっぱり不満は残る。また、最近のサラ・ブライトマンはこのようなクラシックの歌をそれらしく歌うことはもはや出来ないのではないかと思われる。歌い方がよりポピュラー的になり、オペラチックに歌おうとしても声が劣化している感じがするのだ。そういった意味でもこのアルバムは貴重なのかもしれない。
ところで、シングル盤で世界的に大ヒットした「ザ・タイム・トゥ・セイ・グッド・バイ」だが、この曲が収録されている正規盤で、レーベル違いのもう一枚持っているものがある。それは明日ご紹介しよう。
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