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2008年9月

2008年9月29日 (月)

モーツァルト 交響曲40番、41番/ガーディナー、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

4 このCDは、1989年録音、1992年発売のデジタル録音の古楽器によるオーケストラのものである。

当時のガーディナーは、モーツァルトの交響曲を精力的に録音していた。ホグウッド、シュレーダーのコンビやピノック、ブリュッヘンなど古楽器によるオーケストラものが増えてきたのもこの頃であった。

その中にあってガーディナーのものは、個人的にお気に入りが多かったが、宗教曲や声楽曲のほうが評価が高かったが、この交響曲は今聴いてもかなり水準の高い演奏であると思う。

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2008年9月26日 (金)

The Voices Of Living Stereo Vol.2

2 このCDは、ステレオ初期のRCA LIVING STEREOのものだが、Vol.1と違って、主として宗教曲、歌曲などが収められている。

圧巻なのは、マリアン・アンダーソン、シャーリー・ヴァーレット、レオンタイン・プライスという黒人女性歌手の歌だ。今日では黒人のオペラ歌手、リート歌手は珍しくないけれど、1960年代初めごろまでは非常に珍しかった。マリアン・アンダーソンがその先駆者で、シャーリー・ヴァーレット、レオンタイン・プライスがその後に続いた。

オペラやクラシック系の歌が好きなら先日のVol.1とこのVol.2は、セットで持っていても良いと思う。

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2008年9月24日 (水)

The Voices Of Living Stereo Vol.1

1 このCDは、ステレオ初期のRCA LIVING STEREOのオペラ歌手の十八番を集めたもの。

当時のRCAのオペラ歌手の歌の良いとこ取りなので、とても楽しめるものになっている。個人的には、ユッシ・ビョールリンクの「トゥーランドット」のカラフの『誰も寝てはならぬ』が、一番のお気に入りである。これは、オペラ全曲盤からの抜粋。

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2008年9月20日 (土)

オッフェンバックを歌う/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター

8 このCDは、ミンコフスキーとルーブル音楽隊のサポートのもとで、軽妙で楽しいオッフェンバックのオペレッタ・アリアを歌ったもの。

彼女の歌は気品があり高貴で、名歌手が歌えばオペレッタもこんなに素晴らしいんだというのがわかる。

普通のオペラアリアよりもオペレッタのほうが娯楽性が高いので気楽に聴ける。アンネ・ゾフィー・フォン・オッターをはじめてレコードで聴いたのは、「カンターテ・ドミノ」で有名なPropiriusというレーベルから出たデビュー盤だった。これもそのうちにご紹介しようと思う。

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2008年9月18日 (木)

オペラアリア集/レオニー・リザネク

12 レオニー・リザネクは1926年生まれで1998に亡くなったオーストリア出身で、ワーグナーやR・シュトラウスのオペラを得意としたドラマチック・ソプラノである。知る人ぞ知る歌手で、カール・ベームが最も信頼したソプラノ歌手の一人であった。

このCDは、ヴェルディ、ジョルダーノ、プッチーニ、マスカーニのものばかりでイタリア・オペラのみが収録されているが、この人の歌は素晴らしい。イタリア的なテイストはないが、並のソプラノだとわめいて歌うようになりがちなアリアもこの人は余裕を持って歌っている。ドイツ、オーストリア系の歌手がイタリアオペラを歌ったものは、個人的にハズレが多かったのだが、この人の場合は違った。

RCAのリヴィングステレオの復刻CDで、1958年から60年までの録音で時代的には古いが、かなり上手く復刻されている。

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2008年9月17日 (水)

世界の民謡と子守唄/リタ・シュトライヒ

3 このCDは、1960年代前半の録音で、世界の民謡と子守唄をドイツのソプラノのリタ・シュトライヒがオーケストラをバックに歌ったもので、日本の「さくら、さくら」も入っている。

LPも持っているが、片意地張らない美しい声で、何度聴いても飽きない。また、このドイチェ・グラモフォン・オリジナルスの復刻は非常に良い復刻で、音質も良い。

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2008年9月16日 (火)

The Best Chinese Traditional Merody/二胡による演奏

7 これは、知人が中国旅行のおみやげとして買ってきてくれたもので、二胡による中国伝統音楽がおさめられたもの。

驚くべきことに、HDCDである。HDCDとはHDCDデコーダーの搭載されたプレーヤーなら20bitで再生され、通常のCDプレーヤーならCDの規格の16bitのままで再生される、1990年代半ばごろからあったものだ。そんなものが少し遅れて中国で製作された音楽CDに使われていたのである。

HDCDデコーダーの付いたプレーヤーでは聴いたことがないが、通常のCDの状態で聴いてもかなり高音質である。買ってきてくれた知人によれば、日本円にして¥500くらいだったそうである。

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2008年9月13日 (土)

チャイコフスキー 白鳥の湖、くるみ割り人形、眠れる森の美女 組曲版/カラヤン、ウィーンフィル

6 このCDは、カラヤン/ウィーンフィルの1960年代の録音の復刻盤である。LP時代にも何回も再発され、CDの時代でもリマスターしなおされて何回も発売されているものだ。

この盤は現行盤ではなく、1990年代に発売されたもので、LPのオリジナルジャケットが基調になっている。

クラシックのオタクの人の中に、カラヤンを否定する人がいる。もちろん何でもカラヤンが良いとはいわない。ベートーベンの交響曲やワーグナーなどはフルトベングラーが素晴らしい。しかし、カラヤンは、こんなポピュラーな曲も一生懸命真摯に演奏し、しかもそれがわかりやすい演奏でなおかつ上手い。このCDは、娘が小さいころ聴かせてくれと良くせがんだCDだ。特に眠れる森の美女は、ディズニーのアニメを良く観ていて、その音楽を覚えていたからだろうと思う。

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2008年9月11日 (木)

Live/ステファン・グラッペリ、デヴィッド・グリンスマン

P1010008 このLPは、ヴァイオリンとマンドリンが主役のジャズのライヴで、1981年の米国盤である。

ヴァイオリンとマンドリン以外には曲によってギターやベースが参加する。いずれも強烈なグラッペリ節が聴ける。このライヴでのグラッペリはとてもノリノリで、通常のスタジオ録音よりも好ましい。グラッペリのレコードの中でも好きなもので、捨てるわけにはいかない。

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2008年9月10日 (水)

バッハ ブランデンブルグ協奏曲/コッホ、ベルリン室内o.

P1010009 このLPが私の一番のお気に入りのブランデンブルグ協奏曲である。

演奏は、遅いテンポの中にぎっしり詰まった集中力あるもので、漆黒の中に柔らかさも備えた佳演である。録音も良く、東ドイツ盤LPで聴くとかなり高品位な音質となる。

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2008年9月 9日 (火)

おもちゃの交響曲、アイネ・クライネ.ナハトムジーク/マリナー、アカデミー室内o.

P1010002 このLPもタダで貰ったもので、東芝EMIの《PRO USE》シリーズとして発売されたものの1枚。このLPを下さった方は、同じLPを2組持っていて、よほど気に入っておられたようだ。

実際、このLPから聴ける「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」は悪くは無いが、何よりも「おもちゃの交響曲」(ハイドン作とあるが真の作者はW.A.モーツァルトの父親であるレオポルト・モーツァルトであることがわかっている)は、単に子供が好むような音楽をそれなりに演奏しているのではない。利リズムの取りかた、細部にいたるまで入念で真剣勝負をしており、それが聴き手に伝わってくるような感じだ。

録音も良くて、東芝EMIのマスタリングも成功していると思う。

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2008年9月 6日 (土)

オルゴール/ディスク・オルゴールの魅力

P1010007 このLPは、1982年に発売されたデジタル録音のもので、昔のオルゴールを楽器に見立てて三菱PCM X-80で録音されたもの。

タダで貰ったLPだが、オルゴールの音が非常に鮮明に生々しく記録されている。中には、ミュージックボックスとして、コインを入れるとオルゴールが音楽を奏でるようになっている機種もあって、コインの落ちる音やゼンマイの音などもリアルに入っている。

収録オルゴール

ポリフォン、レジーナ・スタイル5、カリオペ60G、シンフォニオン25C・ロココ、ステラ、キャピタルC型、ペイラード・シリンダー・オルゴール、レジーナー・フォン、ジェミニ・ポリフォン

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ボス・テナー/ジーン・アモンズ

P1010006 これは、1990年代に販売された、180gの重量盤LPである。新しい1980年代以降のレコードプレーヤに新しいタイプの特殊楕円針の付いたカートリッジで鳴らすなら、古い60年代以前の盤より鳴らしやすいかもしれない。

ジーン・アモンズを代表するような名盤であるので何度も聴きたくなるが、この盤だと良い装置で聴くとスピーカーが消える。録音時、他の楽器にどの程度マイクがかぶっているのかはっきりわかるような鮮度の高いカッティングでありプレスである。Fレンジもかなり広くてローエンドがかなり伸びている。拙宅にジャズの好きな人が来たときにかける頻度の高いLPだ。

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2008年9月 5日 (金)

バッハ ソロコンチェルト集3 /ライプツィッヒ・バッハ・コレギウム・ムジクム他

P1010005 一昨日、昨日に続くシリーズ3集がこれ。これら3種のLPは、録音が1985~6年、発売が1988年ごろである。西側のクラシックのメジャー・レーベルでデジタル録音が始まったのは1980年前後ごろだが、東側では5年ほど遅れて始まった。

モノラル録音からステレオに以降するのも、東側では5年ほど遅いはずだ。

聴いてみれば演奏も録音も良いのに、デジタル録音であること、1980年代の比較的新しいLPであることで、価格は非常に安かった。高いものが必ずしも良いとは限らないことは、様々なオリジナル盤などを買って骨身にしみて感じていることだ。

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2008年9月 4日 (木)

バッハ ソロコンチェルト集2 /ライプツィッヒ・バッハ・コレギウム・ムジクム他

P1010004 これは、昨日ご紹介したものの同時期に発売された第2集である。

このLPを聴いて強く感じるのは、録音の方式やカッティングの方式よりも、レコーディング・エンジニアやマスタリング・エンジニアの音作り、ひいてはレーベルの音づくりのほうが、音質に寄与すファクターとしては大きいことだ。

尚、独奏ヴァイオリンをズスケが弾いているなど、当時の東ドイツの看板アーチストが寄り集まったような録音は、ETERNAが国営企業だったことも可能だった理由であると思う。現在、旧東ドイツETERNAの録音は、BERLIN CLASSICSというレーベルから、かなり数多く復刻されていて、昔のETERUNAの音質に近い良質な音で楽しめるものが多い。

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2008年9月 3日 (水)

バッハ ソロコンチェルト集 /ライプツィッヒ・バッハ・コレギウム・ムジクム他

P1010003 これは、ベルリンの壁が崩壊する直前に発売された東ドイツETERNAのLPレコードで、デジタル録音でDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)によるものだ。DMMは西ドイツのTELDEC(旧TELEFUNKEN)で開発された技術で、LPレコードのカッティング時に通常のラッカー盤を使わず、銅アモルファスの盤にカッティングし、これをそのままメタル原盤として使用する技術である。

西ドイツのTELEFUNKENの技術が、東ドイツでも使われていたのは興味深いが、軍需産業などとは関係がない技術なので可能だったのだろう。驚くべきはこの東ドイツETERNA盤は、中低域がぶあつく、これより昔のアナログ録音の時代のETERNAらしい音質を保っていることである。ETERNAレーベルのバッハには演奏も良いものが多い。

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2008年9月 2日 (火)

黄金のフルート/ガロワ、メルシェ、ルクセンブルグ放送o.

P1010001 これは1982年の日本ビクターのデジタル録音のLPだ。

当時の日本ビクターのLP製造技術は世界最先端をいっていた。このLPは、ルクセンブルグでの録音だが、日本ビクターのオリジナル録音であるので、本LPがオリジナル盤であり、音質はかなり良い。

このLPにはオーケストラをバックに、フルートの有名曲やヴァイオリンの曲をフルート用に編曲したものが入っている。

ツィゴイネルワイゼン、ソルヴェイグの歌、タイースの瞑想曲、白鳥の湖から情景、ゴダールのワルツ、シューマンのロマンツェ、ハンガリー田園幻想曲、アルルの女のメヌエット、私の詩に翼があったなら、シシリエンヌ、グルックのメロディー、月の光

これは、娘のリクエストで良くかけるLPである。なじみやすい有名曲ばかりで聴きやすいのだそうだ。

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2008年9月 1日 (月)

プッチーニ トゥーランドット/ラインスドルフ、ローマ歌劇場、ニルソン、ビョールリンク、テバルディ他

32  これは、1959年の録音で、左がSACD/CDハイブッド盤、右が以前発売されていたCDである。同じCD層を聴き比べても、新しいハイブリッド盤の方が音が良い。SACD層なら、さらに良い。

この「トゥーランドット」は、マイベストの「トゥーランドット」で、米国初出盤LPも持っている。何といっても、最晩年のユッシ・ビヨルリンクのカラフが凄い。この人のカラフが聴けるだけでこの盤は永遠に価値がある。その声はヘルデンテノールのように力があり、それでいて甘く美しく高貴で、王子カラフにぴったりである。また、ラインスドルフの統率が素晴らしい。幾分クールで劇的な部分の盛り上がりが欲しい気もするが、非常に質の高い演奏である。

ビルギット・ニルソンはトゥーランドット姫の役柄が得意だったが、後年録音されたEMIのモリナーリ=プラデルリ盤の方が素晴らしいし、テバルディのリューはこの録音より前にDECCAにデル・モナコと録音したものの方が良い。しかし、それは非常に高いレベルでの比較であって、この盤で聴ける二人の歌はそんじょそこらの歌手には不可能な水準であり、この三人が一堂に会して良い音質で録音された記録が残っていて、現在も現役盤で発売されていることは、ありがたいことである。

DECCAと専属契約を結んでいたテバルディが、このRCAの録音に参加できたのは良いオペラ歌手と専属契約を結んでいるEMIに単独では対抗できないRCAとDECCAがバーター契約を結んでいたからで、DECCAのウィーンフィルがカラヤンとともにRCAに貸し出されたり、逆にライナーやビヨルリンクがDECCAの録音をしているのは、そういった事情があったからである。

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