2008年10月
2008年10月31日 (金)
2008年10月29日 (水)
モーツァルト ピアノ協奏曲集/カーゾン、ケルテス、ブリテン他
このCDは、クリフォード・カーゾンが1960年代後半から1970年ごろまでに録音したモーツァルトの後期ピアノ協奏曲集である。
20番、27番は、ベンジャミン・ブリテン、イギリス室内o.と、23番、24番、26番は、イシュトヴァン・ケルテス、ロンドン交響楽団と録音している。このうち、23番、24番の英国DECCAプレスのLPレコードはすでにご紹介している。
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/2324_a223.html
このCDにおさめられた曲全てが稀なる超名演だと思うが、ブリテン/ECOと入れた20番、27番は、クリフォード・カーゾンの存命中には発売されなかった。カーゾンがこの録音の発売に対してストップをかけていたからだ。LPの初出は1980年代になってからで、オリジナル盤はオランダプレス英国発売のLPということになる。カーゾンが、なぜこの録音の発売を差止めたのかはわからない。ケルテス/LSOとくらべて、ブリテン/ECOが若干淡白な表現でアンサンブルに若干不安が残ることぐらいしか理由がみつからない。
このCDの音質はかなり良く非常に良い復刻である。DECCA Legends のシリーズには、良いものが多いが、これもその一つだ。
2008年10月27日 (月)
2008年10月24日 (金)
BEST AUDIOPHILE VOICES II
このCDは、2008年に発売された高音質XRCDで、様々なジャズ、ポピュラー系女性ヴォーカルの寄せ集めのCD。CDであるから、ごく普通のCDプレーヤーで再生できる。 CD番号 PR27840XRCD
これが収録アーチストと曲目だ。クリックして大きくしてみて欲しい。
録音の仕方や音圧レベルが全く違うものを1つのCDに入れるのはそれなりに苦労があると思うが、このCDは音圧レベルも揃っており、音質に肉厚感がある。しかし、個々の音質の違いはそのままあって、好みの音質のものとそうでないものがはっきり分かれる。Both Side Now /Jeanette Lindstrom,Steve Dbrogosz や、Stay/Alison Kraussはとてもクリアで良い録音だと思うが、My Foolish Heart/Salena Jonesは、不自然なエコーがかかってあまり好きでない。
2008年10月22日 (水)
R・シュトラウス 薔薇の騎士全曲/カラヤン、フィルハーモニア管
このCDは、1956年12月にロンドン・キングスウェイホールで録音されたカラヤンの「薔薇の騎士」である。この録音は、シュワルツコップの元帥夫人、ルートビッヒのオクタヴィアンなど、当時の望みうる最高のキャストが揃っていて、オーケストラのフィルハーモニア管もまさに全盛時代であった。
この録音は何といってもシュワルツコップの元帥夫人である。彼女の様々な録音の中でも屈指のものであろう。
また、録音も非常に良く、この音源で東芝EMIがHS2088でリマスターした音源を長岡鉄男さんが高い評価をしていた。2001年に発売されたヨーロッパプレスのART盤は、HS2088盤より数段音質が良い。リマスター技術も進歩しているのだ。
2008年10月21日 (火)
2008年10月20日 (月)
オペレッタ・アリア/シュワルツコップ、アッカーマン、フィルハーモニア管
私のホームページの掲示板に、シュワルツコップのオペレッタ・アリアのLPを長野S さんがアップしてくれた。LPだけで9枚。プレスされた年代や国が違うが、全部同じ音源である。しかし、この音源はそこまで集めようとするだけの魅力があるものだ、と間違いなく言える。
http://6623.teacup.com/encore1megaohm/bbs/509
オペレッタというと、普通のオペラよりも娯楽性が強く、そのアリアも素晴らしいテクニックが必要な歌は少ない。その代わりオペレッタ歌手はただ歌うだけでなく飛んだり跳ねたり踊れなければいけない。現在のミュージカルに近いのだ。そんな歌をテクニックも表現力のあるシュワルツコップという20世紀の中でも屈指の名歌手が歌っていて、バックはオペレッタを得意としたアッカーマンが指揮をし、オーケストラは一番良かったころのフィルハーモニア管だ。悪かろうはずが無い。録音状態も非常に良い。この録音がなされたのは、1957年7月、ロンドンのキングスウェイ・ホールである。半年前の1956年12月には、カラヤンとフィルハーモニア管は同ホールでR・シュトラウスの「薔薇の騎士」を録音していた。この録音も「薔薇の騎士」も現在聴いても第一級の良い録音であり、演奏も良く不朽の名盤である。
このCDはヨーロッパプレスのART盤で1999年にリマスターされたものだ。それ以前に発売されたCDと比べると潤い、音の厚みなど、状態の良いLPに迫る音質を獲得している。LPの中では1970年代の切手犬レーベルの音質に近い。
2008年10月18日 (土)
シューベルト 未完成、「ザ・グレイト」 ヴァント、ベルリンフィル
これは、1995年のライヴ・レコーディングによるCDで、2枚組で発売された。国内盤で2枚組¥3000というのは、今日ではクラシックのCDとしてはちとも安いとは感じないが、当時は新録音の場合、1枚で¥2800~¥3000するのが当たり前だったので、安い新譜というイメージがあった。
最晩年のヴァントは、ある意味、神々しい演奏が出来る指揮者になっていた。手持ちのLPやCDの中でヴァントの指揮するもので一番古い録音は、バックハウスとウィーンフィルとで録音したシューマンのピアノ協奏曲である。この60年代初めごろの録音では、晩年のような凄みのある演奏という感じはなくただバックハウスの伴奏を忠実に勉めていたという感じであった。
この録音はカルロス・クライバーの代役で指揮台に上がったものらしいが、ある意味ドイツ的な朴訥でかつ壮大なロマンを感じさせる演奏である。
2008年10月17日 (金)
マルタ・アルゲリッチ・コレクション1より ~その8
これは、1983年の録音でマルタ・アルゲリッチ・コレクション1の中の8枚のうちで唯一のデジタル録音によるものである。子供の情景、クライスレリアーナというシューマンの作品集である。
この演奏は、シューマンのロマン的な個性を上手く表現した感があり、叙情性、熱さ、などを随所に感じるが、それに溺れているような演奏でもない。子供の情景のような小品ですらあるときは深遠さをも感じさせる。全くもってアルゲリッチというピアニストは凄いというしかない。
音質だが、この時代のデジタル初期の録音は、当時のLPや1980年代に発売されていた初期のCDよりもリマスターされ格段に音質が良くなっている。透明感があり見通しが良く細かい音が良く聴こえる。この音源に関してはLPではなく新しいこのCDを聴くべきだと考える。
2008年10月16日 (木)
2008年10月14日 (火)
2008年10月11日 (土)
2008年10月 9日 (木)
2008年10月 8日 (水)
マルタ・アルゲリッチ・コレクション1より ~その3
これは、1972年録音のリスト ロ短調ソナタとシューマン ト短調ソナタがカップリングされたもの。
個人的に、マルタ・アルゲリッチのピアノ独奏による録音の最盛期は、1970年代だと思っている。後になると室内楽などで他の演奏家に触発されながら良い意味でアルゲリッチらしい個性を発揮するようになってきており、若いころのようにピアノ独奏ですこぶる良い演奏が出来にくくなっているのではないかと心配もしてしまうくらいだ。
このCDに収められた2曲は、LPレコードで再生するのには非常に苦労すると思う。CDでなら簡単に得られる音質水準にまで持って行くのがかなり大変。状態の良い西独の初版盤などで、そのつもりでアナログ再生に取り組めば素晴らしい再生も可能だと思うが、わずか1枚あたり¥450のCDでこのくらい高水準な音質で聴けるのならCDで良い。
2008年10月 6日 (月)
マルタ・アルゲリッチ・コレクション1より ~その2
これも一昨日ご紹介したマルタ・アルゲリッチ・コレクション1の中の1枚。1967年の録音であり、ショパンコンクールで優勝したあとのものだ。一昨日ご紹介したものは、ドイチェ・グラモフォンへの初録音で19歳の時のものだが、この6年間というのはアルゲリッチにとって大きな6年だったと思う。
曲目は全てショパン。ソナタ3番、ポロネーズ7番、6番、3つのマズルカである。ショパンコンクールで優勝したこと、ショパンのピアノ協奏曲の録音やこの録音で、私的には情熱的にショパンを弾くイメージが出来てしまった。
これは手持ちの西独プレスのLPである。外周が青線の再発盤だ。これもCD、LP両方聴き比べたが、ほとんど同等の音質で聴けるので、マルタ・アルゲリッチ・コレクション1のCDセットを手に入れたことで、もうこのLPは無くても良いかも、と思えるようになった。
2008年10月 4日 (土)
マルタ・アルゲリッチ・コレクション1より ~その1
このCDは、今年になって発売されたマルタ・アルゲリッチのドイチェ・グラモフォンへの1960年から1983年までのピアノ独奏の音源を集めた8枚組のセット。内部のCDには1枚ずつオリジナルデザインの紙ジャケットになっている。
これが、アマゾンの通販でわずか¥3,477 だった。しかも新しくリマスターしなおされて音質も良い。
これは、手持ちの西ドイツプレスのLPだが、8枚組ボックスの写真と同じものだ。1960年の録音の、ショパン、ブラームス、リスト、ラベル、プロコフィエフの曲が入っている。このLPはオリジナル盤ではない。1967年以降に発売されたものは、このジャケットが使われていた。
これが、今回買ったセットの中のオリジナルジャケット。当然ながら音源は上のLPと全く同一である。上のLPは音質も良く気に入っていたが、慎重にレコードプレーヤーやカートリッジを選択した状態でこのCDとほとんど音質的差がない状態になる。これが1枚あたり¥450。演奏は熱く情熱的なアルゲリッチ節である。久々にうれしい買い物をしたと思った。











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