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2008年12月19日 (金)

J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲/寺神戸亮(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

Scan10008 これは、今年発売されたSACD/CDハイブリッド盤であり、私にとって今年一番の印象深いものになった。

何せ、普通の無伴奏チェロ組曲の全曲盤ではない。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという古楽器で演奏されたものである。ライナー・ノーツには、寺神戸亮さん自らが、この楽器の歴史的な位置づけと弦楽器族の歴史をかいつまんで解説してくださっている。ヴァイオリン族には腕で支えて弾くブラッチョ族と足で支えて弾くガンバ族があって、ブラッチョ族は現在はヴァイオリンとヴィオラしか残っていないが、チェロやそれより大きいものも昔はあったというのだ。

Scan10009 ライナー・ノーツからの借用だが、この写真を見て欲しい。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという古楽器は、現在のヴァイオリンやヴィオラのように、腕で持って弾くチェロなのだ。大きさは現在のヴィオラよりかなり大きい。CDで聴く音色はチェロに近い。この楽器がバッハが無伴奏チェロ組曲を作曲した当時、想定した楽器であるのだそうだ。

そして、バッハの指定どおり1~5番までは4弦で、6番のみは5弦の楽器を使って演奏している。片意地はった感じはまったく無く自然で非常にスムーズな演奏であり音楽である。この曲が好きな人は、好みはどうあれ、この盤は一度は聴くべきだと思う。強力に推薦したい。

なお、SACDプレーヤーを持っていないのでCD層を普通のCDプレーヤーで聴いているが、音楽を楽しむのに何の不都合もない。

レコード番号 DENON COCQ-32→3

日本コロムビアのサイトに、この盤の詳しい説明と、寺神戸さんが実際に1番のプレリュードを演奏している動画があった。

http://columbia.jp/artist-info/terakado/special.html

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