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2009年1月 9日 (金)

ブラームス ヴィオラソナタ1番、2番/カシュカシアン、レヴィン

Scan10010 このCDは、1996年に録音され1997年にECMレーベルから発売されたものである。

ブラームスには沢山の室内楽曲があるが、このヴィオラソナタ1番、2番(Op.120)は、もともとはクラリネットとピアノのためのソナタとして作曲され、後にヴィオラとピアノのためのソナタとして作曲者本人によって編曲されたもの。この曲はブラームスの書いた室内楽曲としては最後のもので、晩年のブラームスの円熟した作曲技巧と内省的で枯れた味わいがある。1番は情熱的で2番は叙情的な感じがするいずれもいい曲だ。現在は、ヴィオラ演奏家にとって無くてはならない重要な曲である。

ブラームスのヴァイオリンソナタやチェロソナタが好きならば、あるいはクラリネット五重奏曲が好きならば、是非聴いてみることをお勧めする。キム・カシュカシアンは、世界的にみてもおそらく現役奏者の中では五指に入るヴィオラの名手だろう。そして、ロバート・レヴィンのピアノも素晴らしい。

録音はECMらしい鮮明で透明感のあるもので、ヴィオラ奏者の息遣いまで聴こえてくる。隠れた名盤だと思っている。

今年5月には、第一回東京国際ヴィオラコンクールというのが開催される。この曲はその課題曲にもなっている。http://www.tivc.jp/site_jpn/3_3.html

また、審査委員長は今井信子で、キム・カシュカシアンも審査委員の一人である。そうだ、次は、審査委員長の弾くマックス・レーガーの無伴奏ヴィオラソナタのCDをご紹介しよう。

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