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2009年1月19日 (月)

ヴェリズモ・アリア集/パヴァロッティ

Scan10006 ヴェリズモ・オペラは19世紀末にイタリアで流行した。ヴェリズモとはリアリズムのことで、日常的な物語を題材に感情表現を盛り込んでリアルに上演するタイプのオペラのことだ。これはそういったオペラの中から、テノールのアリアを集めたもの。

このCDは、1979年の録音、ルチアーノ・パヴァロッティのまさに絶頂期のもので、バックはオリヴェロ・デ・ファブリティース/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団である。

イタリアオペラを揶揄するのに、よく、ソプラノ・デブ、テノール・バカという。「パヴァロッティっていうのは典型的なテノール・バカだよな。」という意見が聞こえることもあるが、そう思っている方はこのCDを聴いてみると良い。きっとパヴァロッティの印象が変わるであろう。なぜならば、ヴェリズモ・オペラはテノール・バカでは話にならないからだ。

現時点でこの録音を聴いてみて、やっぱりパヴァロッティはとてつもない歌手だったとうならざるを得ない。最初の「愛さずにはいられぬこの思い」を聴いただけで、まさに、ブラヴォー!だ。そして聴き始めたら止まらない、一気に最後まで聴きたくなる。

ジョルダーノ『フェドーラ』より「愛さずにはいられぬこの思い」
ボイト『メフィストーフェレ』より「野から牧場から」
ボイト『メフィストーフェレ』より「地の果てに近づいた」
チレア『アドリアーナ・ルクヴルール』より「あなたの中に母の優しさとほほえみを」
チレア『アドリアーナ・ルクヴルール』より「心身ともにくたくたで」
マスカーニ『イリス』より「窓を開けて」
マイアベーア『アフリカの女』より「おお、パラダイス」
マスネ『ウェルテル』より「春風よ,なぜ私をめざめさせるのか」
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より「ある日,青空をながめて」
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より「五月の晴れた日のように」
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より「私は兵士だった」
プッチーニ『西部の娘』より「やがてくる自由の日」
プッチーニ『マノン・レスコー』より「美しい人たちの中で」
プッチーニ『マノン・レスコー』より「何とすばらしい美人」
プッチーニ『マノン・レスコー』より「私は狂人ではありません」

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