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2009年3月

2009年3月30日 (月)

ブルックナー 交響曲8番/ヴァント、ベルリンフィル

Scan10009 ブルックナーの第8交響曲は、ブルックナーの交響曲の中で一番深遠な響きのする曲である。そして、完成された中では一番最後のものである。

そして、ヴァントの生涯最後のベルリンフィルとの演奏がこのCDのものだという。実は、このCDはSACDを聴かせてもらってその音の良さに感心したものだから、SACDプレーヤーを持っていないので、通常CDならどうだろうかということで、買ってみたもの。

演奏はさすがに素晴らしい。ベルリンフィルがあるときはうなるように怒涛のように鳴り響く。CDでもそれは充分に伝わってくる。第8交響曲は、ある意味、ブルックナーの作品の中でいちばんとっつきにくい。だが、同時に最高傑作でもあるという事は、このCDを聴いてわかったような気がする。

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2009年3月27日 (金)

ブルックナー 交響曲9番/ヴァント、ベルリンフィル

Scan10008 このCDは、1998年のライブ録音のもの。ヴァントの晩年のベルリンフィルでのブルックナー交響曲の中の1枚。

やはり、この人の晩年のブルックナーはそれなりに素晴らしい。尻上がりに調子が良くなるので、第3楽章は特に素晴らしく感じる。しかし、第1楽章はまだ暖機運転の済んでいない車みたいで、すこしだるく感じるところがある。

この曲は、シューリヒト/ウィーンフィルが愛聴盤で、いまだにLPで聴く。CDだとさっぱりしすぎてLPのような雰囲気が無いのだ。ブルックナーの未完成交響曲である9番は第4楽章がない。本人が元気でこの楽章を作曲してくれていたなら、いったいどんな音楽として完成されたのか、といつも聴くたびに思う。

尚、一昨日の4番と9番は、現在はセットになって格安で販売されている。

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2009年3月25日 (水)

ブルックナー 交響曲4番 /ヴァント、ベルリンフィル

Scan10007 このCDは、1998年の録音で、ヴァントの晩年の録音の中でも優れた演奏のものだと思う。

正直に明かしてしまうと、私はクラシック音楽の中でオペラが大好きで、その次に好きなのがバロック~モーツァルトの時代の音楽で、ブルックナーは好きな作曲家とは言えない。同時代のマーラーは、交響曲であるがオペラ的要素があり、またマーラー自身がウィーン国立歌劇場でオペラを指揮していたということもあり、オペラを作曲しなかった作曲家の中では好きな方である。

ということで、ブルックナーは普段あまり聴かない。それでも、4番や7番、8番、9番は他人が良いというと、買ってきては聴いてみたりもする。

ブルックナーは、オルガニストだったこともあり、交響曲の作曲もオルガンでやっているので、響きが独特で特別な世界があると思うし、それに魅了されたら虜になってしまうと思うが、私はまだその境地には至れない。

この演奏は朴訥さが良い。ヴァントの棒のせいだろうか。そのくせ、オーケストラはむちゃくちゃ上手い(ベルリンフィルだから当たり前か)。

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2009年3月23日 (月)

アマランタン/エンヤ

Scan10017_3数あるエンヤのCDのなかで、これだけが違うところがある。それは何でしょう?どのCDもエンヤさんのポートレイトなのだが、このCDのジャケットだけが背景がない。写っているのはエンヤだけ。

そんなことはどうでもいいことだが、音楽的には、おそらくこのCDが一番日本で受けするのではないだろうか。聴きやすい、だから日本のポップスを聴いている人にも受け入れられやすい。実際、このCDは日本でもかなり売れた。

このCDは2005年の発売、前作から5年が経過していた。隙の無い音楽づくりのためもあるのだろう。時間が経っても古臭くならない。

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2009年3月20日 (金)

ア・デイ・ウィズアウト・レイン/エンヤ

Scan10018 このCDは、2000年に発売されたエンヤの5作目である。前作から5年が経過し、忘れた頃にリリースされたのを覚えている。

納得いくまで時間をかけて製作するので、1つのアルバムを創るのに数年がかりになってしまうのだろう。このアルバムは、CMやテレビのテーマソングに使われた曲だけでなく神秘的な曲もあり、アルバム全体を通して完成度が高いと思う。

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2009年3月18日 (水)

メモリー・オブ・ツリー/エンヤ

Scan10014 このCDは、1995年の発売であり、シェパード・ムーンから4~5年が経過していた。エンヤは完璧主義者で、多重録音を重ねて時間をかけてアルバムを創っていくので、時間がかかるのであろう。

このアルバムが出たときは、かなり待ちに待った感じがした。

ところで、このアルバムからは通常発売はCDのみでLPが無かった。発売当初LPも出るのなら買いたかったが、現時点でもLPは無いのだろうか?

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2009年3月16日 (月)

ケルツ/エンヤ

Scan10013これは1992年に出たエンヤのCDであるが、実はこれは、一作目の「ウォーター・マーク」が発売される以前の1986年に発売された英国BBC放送の番組のサウンドトラック盤を少し修正して再発したもの。このテレビ番組は日本ではNHKより「幻の民ケルト」として放映された。

この英BBC放送のサウンドトラック盤を聴いた英ワーナーの社長が、製作費用を出し、製作期限を設けずにアルバムの製作依頼をして出来たのが「ウォーター・マーク」であるから、このケルツの原型はそれ以前のものだということになる。

Enyabbc これが、BBC放送のサウンドトラック盤のLPレコード。これを英ワーナーの社長が気に入ったので今のエンヤの音楽があるともいえる。内容はケルツと一部違うだけでほぼ同一である。

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2009年3月13日 (金)

シェパード・ムーン/エンヤ

Scan10012_2  これは、1991年に発売されたエンヤの2作目のCDである。LPも持っていて、発売と同時に購入した。このアルバムもエンヤらしい音楽であるが、前作よりもポップスっぽくて受けが良いかも知れない。ジャケットは、青を基調としたもので、色違いではあるがエンヤのポートレートがあるのはどの作品でも共通している。

前作と共通するのは、エンヤならではの個性があることと、現在聴いても20年近く前のものなのにいまだに色あせないで古臭い感じがない音楽である。オーディオ的にも優れた音質を持っていて、いい装置で聴くと緻密な多重録音が全部見えてくるような感じがある。

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2009年3月11日 (水)

ウォーターマーク/エンヤ

Scan10011 これ以前にもテレビ番組のサウンドトラック盤などがあったが、これは1988年のエンヤの本格的なデビュー作。最初は、LPを買って聴いた。そのLPは、こちらにある。

http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/watermark.htm

このCDは90年代初め頃に買ったものだ。LPとCDでは微妙に音質が違うが、いずれも高音質だったのでオーディオチェックにも使ったが、BGM的に流し聴きするのに良い。何となく心が癒されるのである。

このアルバム以降、新作が出るたびに購入して聴いている。最新作のAnd Winter Come / エンヤはすでにこのブログで紹介済である。

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2009年3月 9日 (月)

マーラー 交響曲第六番/ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

Scan10005 これも、ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー・チクルスの1枚。LPの時代の演奏では、バルビローリ/ハレ管のものが良いと思うが、この演奏もかなりの名演だと思う。

ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽のマーラーは、いずれもスコアにあるパートがくっきりと浮き出し、美しく奏でられていている。感情に溺れることがなくことさら思い入れを感じるようなことが希薄だが、それが現代の演奏の方向なのだ。あえて言えば、その部分が欲しい人には受け入れられないかもしれない。目下のところ、この六番までが既発売だが、七番以降も私は間違いなく手に入れて聴くつもりだ。私はこういう演奏は好きだからだ。

デヴィッド・ジンマンはピエール・モントゥーの弟子で、ロンドンシンフォニエッタを振ったグレツキの交響曲第三番のCDがむちゃくちゃ売れたので有名になった。大器晩成型の指揮者だと思う。

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2009年3月 6日 (金)

マーラー 交響曲第五番/ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

Scan10004これも、ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー・チクルスの1枚。LPの時代には、マーラーの五番は2枚組(1枚半が多かった)だったが、CDになって1枚におさまるようになった。

既に発売されている一連の一番から六番の中でも、この五番はかなりの名演になるのではないかと思う。録音の影響もあるかと思うが、各パートの美しさが際立ち、アダージョなどは身震いするほどだ。一聴してスッキリした感じだが、ただ単に美しいだけでなく、微妙にテンポが変化してそれがわざとらしくなく、この交響曲の深さや精神性なども感じさせる。

ところで、ライナーノーツを読むとチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のメンバーの名前が載っているが、弦セクションに何人か日本人女性らしい名前がある。海外で頑張っている演奏家は多いけれど、逆に言えば日本では演奏家として食べていくのが難しいということがある。こういう人たちを私は応援したい。クラシックはヨーロッパでは当たり前の音楽だが、日本ではまだ一部の人たちだけの特殊な音楽という状況からいつまでも脱し切れていない。

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2009年3月 4日 (水)

マーラー 交響曲第四番/ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

Scan10003 これも、ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるマーラー・チクルスの1枚。1番、4番、5番は1枚もので¥1000を切り、2番、3番、6番は2枚組で¥1300位なのが外盤の現在の実勢価格である。それで、DSD録音、SACD/CDハイブリッド盤なのだから、お買い得なのは間違いない。

4番は長大なマーラーの交響曲の中にあって一番短くて美しいフレーズが多く、最終楽章はソプラノ独唱にオーケストラが伴奏を付けているようなタイプの交響曲だ。美しく奏でているという点については全くもって美しい演奏であるし、録音もそれを引き立てている。終楽章の独唱者のルバ・オルゴナソヴァはずいぶんしっかりと歌っているような印象を持った。子供っぽいところが全く無いがスケールの大きい大人びた歌い方でしっかりと締めている。

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2009年3月 2日 (月)

マーラー 交響曲第三番/ジンマン、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

Scan10002_3 これも、DSD録音によるSACD/CDハイブリッド盤で、デヴィッド・ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ交響楽団によるもの。このシリーズは通常のCDは発売されておらずSACD/CDハイブリッド盤しか出ていないが、価格も安いしCD層の音質も悪くないので、CDのみのバージョンの併売がなくても良いのではないかと思っている。

さて、演奏の印象であるが、少なくとも第二番よりも緩長な感じを受けず、すんなりと集中力を持って聴ける。第一楽章と終楽章が特に良い。激しさのある部分をジンマンがコントロールして上手く聴かせている。幾分クールな感じもあるが、全く破綻のかけらもなく激しいうねるような音楽が聴けるのは、この指揮者とオーケストラの力量であろう。

また、これは、録音のためもあるかもしれない。極めてダイナミックレンジの広いオーケストラをかなり上手く録音しているので、そういった激しい部分で聴き応えのあるものに仕上がっているのだ。弱音部の透明感やホールの広さなども充分に感じる。静かな部分から湧き上がるような全奏部はとても気持ちいい。

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