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2009年5月

2009年5月29日 (金)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その10

Scan10011 これは、「グレイト・オペラ・ヒロインズ」というLPの復刻CDである。録音は1964~66年で、ソプラノのモンセラート・カバリエのこれから全盛期にならんとする時期のもの。

内容は、ヴェルディ『オテロ』のデズデモナ、『仮面舞踏会』のアメーリア、ドニゼッティ『アンア・ボレーナ』、シャルパンティエ『ルイーズ』、プッチーニ『トスカ』のタイトルロールのアリアがおさめられている。バックはカルロ・フェリーチェ・チラーリオの指揮、バルセロナ交響楽団で、スペインでの録音。

このCD1枚聴いただけでカラス、テバルディらの次の世代のソプラノとして第一級の歌手であることがわかるだろう。復刻状態はとても良く、気持ちよく聴ける。どうも、この「オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ」の中のものは復刻状態のいい物とノイズなどが入ってしまっているものが混じっているが、これは良い方だ。

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2009年5月27日 (水)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その9

Scan10003 これは、「ドニゼッティ・レアリティーズ」というLPの復刻CDで、録音は1969年である。

『トルクァート・タッソー』、『ジェンマ・ディ・ヴェルジー』、『ベリザーリオ』、『パリジーナ・デステ』からのそれぞれ長くききごたえのあるアリアばかりが入ったものだ。

 ソプラノ、モンセラート・カバリエ 伴奏はカルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)/ロンドン交響楽団。

この盤は、音質も良くノイズなども気にならず良い状態で復刻されている。ドニゼッティのオペラもカバリエはとても得意にしていて、カバリエの歌っている『ルクレツィア・ボルジア』全曲盤CDは、過去にすでにご紹介しているとおりだ。陰影に富んだ美しい声、力強くもあり、一方でソット・ヴォーチェも美しく印象的である。

カバリエの歌うドニゼッティのオペラは好きなものが多いので贔屓目になってしまうが、このアルバムも、とても良い。

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2009年5月25日 (月)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その8

Scan10004 これは、1969年録音の、「モンセラート・カバリエ & シャーリー・ヴァーレット:オペラ・デュエット集」というLPの復刻盤。

ベルリーニ『ノルマ』、ロッシーニ『セミラーミデ』、ドニゼッティ『アンア・ボレーナ』、オッフェンバック『ホフマン物語』、ヴェルディ『アイーダ』、プッチーニ『蝶々夫人』、ポンキエルリ『ジョコンダ』から、ソプラノとメゾソプラノのデュエット、二重唱を集めたもので、非常に出来のいいアルバムだと思う。

 モンセラート・カバリエもだが、シャーリー・ヴァーレットも素晴らしい歌を披露しているし
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団とアントン・グァダーニョの指揮によるバックもしっかりとサポートしている。オペラ好きにはたまらない1枚である。音質も特に問題はなく、この時代のものとしては良い復刻である。

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2009年5月22日 (金)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その7

Scan10005 これは、「カバリエ&マルティ:サルスエラ、愛のデュエット集」というLPの復刻CDである。
ソプラノのモンセラート・カバリエが、ベルナベ・マルティというテノールとデュエットで、自らのお国ものであるスペインのサルスエラを歌っている。
 指揮はエウジェーニオ・マルコ オーケストラに名前はクレジットされていない。

このCDでもカバリエは美しい声を披露してくれているし、相方のテノールもやや甘い声で悪くない。ただ、トラック3の3分~4分の間に、歌声が大きくなったときに右側からパタパタしたような歪っぽいノイズが入る。複数の装置で聴いて皆そうなるので、CD音源に問題があるのは間違いない。安くすることばかり考えて、きちんと作られていないのかもしれない。

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2009年5月20日 (水)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その6

Scan10002 これは、1967年の録音、「ロッシーニ・レアリティーズ」の復刻CDである。

ロッシーニの『オテロ』、『アルミーダ』、『タンクレーディ』、『コリントの包囲』、『湖上の美人』などのオペラ・セリアからのソプラノ・アリアと『スターバト・マーテル』からのものが収録されている。伴奏はカルロ・フェリーチェ・チラーリオの指揮、RCA イタリア・オペラ管弦楽団である。

ロッシーニ、ドニゼッティ、ベルリーニ、そしてヴェルディの初期のセリアは、カバリエには本当にマッチしたレパートリーだと思う。声に美しさが映えているし、40年前の録音としてはかなりいい状態。

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2009年5月18日 (月)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その5

Scan10006 これは、1967年録音のモンセラート・カバリエの「ヴェルディ・レアリティーズ」というLPの復刻CDである。RCA イタリア・オペラ管弦楽団/アントン・グァダーニョの指揮。

曲目は、『一日だけの王様』、『十字軍のロンバルディア人』、『二人のフォスカリ』、『アルツィーラ』、『アッティラ』、『海賊』、『アルロド』といったヴェルディ初期のオペラからのソプラノアリア集。

ヴェルディ初期のオペラはカバリエの十八番であり、非常に素晴らしい歌唱が聴ける。このCDとロッシーニのアリア集を聴くためだけに、この15枚組セットを買っても良い、個人的にはそんな気にさせたほど気に入っている。

少し残念なのは、マスターテープに起因するノイズなどが大きいことや、テープに転写がみられることであるが、40年前のものということを考えると仕方が無いことかもしれない。それ以外は充分に高音質で楽しめるものである。

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2009年5月15日 (金)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その4

Scan10007 「R・シュトラウス:歌曲リサイタル/モンセラート・カバリエ」これは、モンセラート・カバリエのソプラノ、ピアノ伴奏がミゲル・ザネッティによる。リヒャルト・シュトラウスの歌曲を集めたものである。1964年スペインでの録音。

スペイン人によるドイツ歌曲であるので、ドイツ語の発音などはドイツ人にかなわないにしても、陰影のある美しい声のおかげでかなり聴かせる。こういう曲を聴くのにはドイツ、オーストリア系の歌手であるシュワルツコップやデラ=カーザが良いと思うが、カバリエもなかなか良いなと思った。カバリエはオペラでもリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」などを得意にしていた。歌曲でもかなり適した声である。

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2009年5月13日 (水)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その3

Scan10008 このCDは、1964年スペインでの録音の「グラナドスを歌う」というLPの復刻である。

内容は、グラナドスの『愛の歌曲集』(全7曲)、『トナディーリャス』から10曲

歌はソプラノのモンセラート・カバリエ、ラファエル・フェラール指揮、交響楽団とあるだけで具体的なオーケストラは表示がない。

貴重な録音だと思うが、惜しいことに若干カバリエの声が割れてしまう部分があったりする。だが、自国の作曲家のものであるということもあって、歌そのものは非常に良い。

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2009年5月11日 (月)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その2

Scan10009 これは、「カバリエ サルスエラを歌う」というLPの復刻盤である。サルスエラとは、スペイン独自のスペイン語で歌われるオペレッタみたいなもので、民族的色彩が強い。現在では、スペインだけでなくスペイン語圏の他の国でも上演されることがある。

オーケストラをバックに、いかにもスペインの音楽だという歌が聴ける。それも最上の歌唱で。

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2009年5月 9日 (土)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その1

Scan10001 これは、スペインのソプラノ、モンセラート・カバリエの75歳を記念して発売された限定15枚組、オリジナル・紙ジャケットのセットである。

カバリエは、声がふくよかで息が長く続き、ソット・ヴォーチェが特に美しく魅力的なソプラノで、レパートリーは私の大好きなベルカント・オペラやヴェルディ、プッチーニ、R・シュトラウスまでと広い。大好きなソプラノの一人である。

このセット、15枚組で¥6000程度と非常に安く、オペラ好きの方にはぜひとも聴いて欲しい。この中のアルバムを順次紹介して行こうと思う。

Scan10010 これは、ベルリーニとドニゼッティのオペラアリアからで、1曲目の「ノルマ」のCasta Divaを聴いただけでカバリエの声に魅了される。録音は1966年であるが、年代の割りには音質はかなり良い状態に保たれている。私のようなベルカント・オペラが好きな人間には、たまらない曲目ばかりが集められており、そのどのアリアも素晴らしい歌唱である。

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2009年5月 7日 (木)

乙女の祈り/ガブリエル・チョドス

003 これは、1970年代終わりごろのLPレコードで、有名なピアノ小品を集めたもの。知人から頂いたものだ。日本ビクターの76cmダイレクトマスターシリーズで発売されていたもの。

このLPレコードのマスターテープは、76cm/sec 1/2inchで、通常のマスターテープの2倍のスピードで録音されたものだ。ピアノを習っているような方が聴くような内容のレコードまで、少しでも音を良くしようという意気込みが当時の音楽業界にはあったのであろう。ジャケットは、いわさきちひろの絵で、かわいらしい。

今はどうか。何でもコスト削減でお金も時間も掛けられないなかで音楽ソフトを作らなければならないような状況なんだと思う。しかし、ブルースペックCDやSHM-CDのようなものも出てきている。そういったものに期待しようと思う。

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2009年5月 1日 (金)

思い出/アンナ・ネトレプコ

Scan10001 これは、今が旬だと思われるアンナ・ネトレプコのソロアルバムである。

曲目は、オペレッタのアリアや美しい歌曲、宗教曲が集められ、ことさら緊張して聴かなくてはいけないようなものではない。そういった曲目であってもネトレプコは極めて真摯に歌っていて、高い芸術性を感じる。また、彼女の録音を順番に買って聴いてみて、ここ数年で非常に成長した跡もうかがえる。音質もなかなか良いように思う。

このアルバムは共演者もいい。今、飛ぶ鳥を落とす勢いでメジャーになってきたガランチャも参加している。

共演者

エレナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
ピョートル・ベッツァーラ(テノール)
アンドリュー・スウェイト(ボーイソプラノ)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)

録音は2008年3月、プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールで行なわれている。

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