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2009年6月 1日 (月)

オリジナル・ジャケット・コレクション/モンセラート・カバリエ その11

Scan10012 これは、1972年録音のベルリーニ:歌劇『ノルマ』全曲盤の復刻CDである。

主なキャストは、以下のとおり。
 モンセラート・カバリエ(ソプラノ)  プラシド・ドミンゴ(テノール) フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ) ルッジェーロ・ランモンディ(バス) 

アンブロジアン・オペラ・コーラス ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)

この録音は、ステレオアナログ録音時代の名盤のひとつである。しかし、私のお気に入りは、セラフィン/カラスのステレオ盤であるので、ここでのカバリエをどうしてもカラスと比べてしまう。ドラマチックな感情移入という点では、到底カバリエはカラスにかなわない。というかカラス以上の歌い手は居ない。しかし、声の美しさという点で聴いたならば、カバリエの方がずっと美しい歌声である。場合によってはカラスの声が汚く聴こえるほどかもしれない。

さらに、周囲のキャストが素晴らしい。特に、何といってもアダルジーザ役のコッソット。この役に関してはセラフィン/カラス盤でのクリスタ・ルートビッヒなんかよりずっと良い。コッソットが素晴らしすぎて、ノルマとアダルジーザの二重唱は少しノルマに大人びた感じが足りず、若干違和感を覚えるほどだ。

オペラは、全てにおいて完璧なレコードというのはまず無い。だから、好きな演目のものは複数所有して聴いてみると面白い。そうすることで歌手の個性が浮き彫りになる。ステレオ録音のカラスの歌うノルマは凄いけれど、いくぶん全盛期を過ぎて声が重くなっているな、などは様々な同曲異盤を聴いてはっきりすることであるから。

最後に、この復刻盤は音質も含めなかなかいい復刻である。CDならば詰め込めば2枚組でおさまるところをLP時代と同じ3枚にしたのも、当時の雰囲気が残って良いと思う。

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