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2009年6月 8日 (月)

モーツァルト 「フィガロの結婚」全曲/E.クライバー ウィーンフィル他

002 これは、1955年録音のステレオ初期のLPで、1966年発売、4枚組の国内盤セットである。豪華な解説書が入っており、ケースも厚手の革張りのようなもので出来ていて、当時のオペラのLPセットがこの時代の貨幣価値から考えていかに高いものだったのかわかる。盤の状態は非常に良いものであったが、こんなのがたったの千円で売られていたので、つい買ってしまった。マトリックスは国内でカットされたもので、輸入メタル原盤を使用したものではない。

我が家には、1960年ごろの英国初期プレスの4枚組輸入盤のセットがある。それはもっと音が鮮明でさらに良いのだが、3枚組になった英国プレスの再発輸入盤と比較するならば、この国内4枚組LPセットの方が音質で間違いなく勝ると思う。3枚に詰め込むのと4枚に入れるのでは1面あたりの余裕が違うのと、当時英国DECCAからキングレコードに配給されたマスターテープが良かったのと、レコード製造技術もかなり水準が高かったのであろう。

Scan10014 これは同じ音源の輸入CDのセット。これはCDだけ聴いておれば良い復刻だと思うが、実は我が家では、このCDは上記LPに音質でかなわない。音がややささくれ、ぼけて聴こえるのだ。

ということで、このLPを手に入れたことで、また、古い録音のものに対しては気になるものは格安LPを見つけたら手に入れて聴こうという気になっている。

この音源は、カルロス・クライバーの父親であるエーリッヒ・クライバーが残した唯一のステレオ録音盤で、チェザーレ・シエピのフィガロ、リーザ・デラ・カーザの伯爵夫人、ヒルデ・ギューテンのスザンナなど、当時のウィーン国立歌劇場の最高のキャストを集めて録音されたもので、録音されて半世紀以上経つのにいまだに輝きが褪せないものであり、私の一番好きな「フィガロ」である。

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