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2009年11月

2009年11月30日 (月)

ヘンデル メサイア/ガーディナー、イギリス・バロック管

Scan10018 そろそろ、メサイアが聴きたい季節になってきた。これは、1982年の録音のガーディナー渾身の名演である。

メサイアは、様々な版があって、レコードによって採用されているものが違っている。ヘンデル本人も公演のたびに改作しているので、どれが本当のオリジナルなのかという問題と、後世になって編成が大きくなって様々な版が出来た。

この録音では、古楽器オーケストラを使うことで、より音の透明感や繊細感が出てメサイアの音楽的良さが際立つようになったのに加え、ソリストや合唱も非常に良い。

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2009年11月27日 (金)

ベートーベン チェロソナタ集/ロストロポービッチ、リヒテル

P10100011 これは、ロストロポービッチ、リヒテルによるベートーベンのチェロソナタ集のオランダプレスのLPセットである。私の宝物の一つ。

この録音のとき、ロストロポービッチはまだ30歳代だったはずだが、スケールの大きさ、表現力の幅の広さなど、今聴いてもこの演奏に比肩できる録音はないと思う。二人の巨匠の素晴らしい記録である。

気品という点ではフルニエが勝るけれども、改めて聴いてみてやはりロストロポービッチは凄いとうならざるを得ない。この録音の後、ロストロポービッチはこの曲の再録音をしなかったはず。この演奏を聴いての素晴らしさを知れば、それも納得できる。

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2009年11月25日 (水)

ベートーベン チェロソナタ集/フルニエ、グルダ

Scan10029 これは、ピエール・フルニエとフリードリッヒ・グルダによるベートーベンのセロソナタ全集で、チェロとピアノによる変奏曲も入っている。2枚組のCDで新録音のCD1枚の値段で買える。

フルニエは、ケンプとのステレオ録音もあるが、録音は古いもののグルダの活き活きとしたピアノに合わせた本盤も素晴らしく、甲乙つけがたい。

Scan10017 このCDのジャケット絵の元になった写真は、CDのリブレットの中にあり、フルニエとグルダの息のあったところを垣間見せる素敵な写真だ。ここのところ、世の中はパッケージCDから単なるデータのダウンロードに移行しつつあるが、残念なことにこういった資料的な部分はどんどん省かれていくのだと思う。

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2009年11月23日 (月)

ヴェリズモオペラアリア集/フレミング、アルミリアート、ミラノ・ヴェルディO.

Scan10031 これは、昨年録音され今年発売されたルネ・フレミングの歌うオペラアリア集。

現在のフレミングの美声はプッチーニのミミやドレッタなどややリリコな役柄にぴったりである。また、各アリアにあわせ、テノールやメゾソプラノなどを換えて、とても楽しめるものになっている。新しいこともあり録音もなかなかいい。

写真の衣装も凝っていてジャケットの表は真っ赤なドレス、裏は黒色のドレスだ。いずれも素敵だ。

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2009年11月20日 (金)

カルメン・ファンタジー /ムター、レヴァイン、ウィーンフィル

Scan10028 これは、アンネ・ゾフィー・ムターが30歳頃に録音したもので、タイトルのカルメンファンタジーのほかツィゴイネルワイゼンやタイスの瞑想曲、ラベルのツィガーヌなどヴァイオリンの有名曲が集められたCDである。

久しぶりにこのCDを出してきたのは、宮本笑里の[dream]という新譜を買って、その中にタイスの瞑想曲が入っていて、同じ30歳頃に録音された二人の女流ヴァイオリニストのタイスの瞑想曲をききくらべたかったからだ。

伴奏はムターのほうはレヴァイン/ウィーンフィルという豪華なオーケストラで、宮本笑里のほうはピアノ伴奏だということでハンデもあるが、緩急のつけ方、ロマンティックな美しさ、スケールの大きさ、など、やはりムターの凄さは歴然としている。人によっては、数あるムターのレコードやCDのなかで、この録音を一番に挙げる人も居るくらいで、他の曲も本当に素晴らしい演奏である。発売されて16年が経過するが、まだこのCDは廉価盤にもならず発売当初のまま現役盤である。

録音は1992年、発売は1993年、オーディオファンの一部に高域がきついと悪名高かったドイチェグラモフォン4Dレコーディングで録音されている。今日、きちんと整備された再生装置で聴くと、ドイツプレスの輸入盤なら現在の優秀録音に比べても遜色ない高音質で聴ける。とても良いCDだと思う。

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2009年11月18日 (水)

ペルゴレージ スターバト・マーテル/アバド、モーツァルト室内管

Scan10027 これは、今年になって発売されたクラシック新譜CDの中でマイベスト盤である。

来年のペルゴレージ生誕300年にあわせ、アバドは何枚かのCDを発売するらしいが、その第一弾がこれ。

スターバト・マーテルとサルヴェ・レジナのいわゆる宗教曲は非常に透明感のある響きに包まれた美しい演奏だ。ヴァイオリン協奏曲もカップリングされているが、これもカルミニョーラのバロックヴァイオリンの美しさが映えるいい演奏だと思う。強力にお勧めしたい。

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2009年11月16日 (月)

超絶のカスタネット/ルセロ・テナ

004 これは、1976年にスペインで録音され、1979年に国内発売されたルセロ・テナのカスタネット、ホセ・マリア・フランコ・ヒル指揮、マドリード・コンサート管弦楽団によるゴヤ時代のスペイン・ポピュラー音楽集である。原盤は今はもう無いスペイン・イスパボックスというレーベルから出ていたものだが、持っているのはこの国内盤だけでスペイン盤は持っていない。

Scan10026 カスタネットという楽器は音階演奏ができるわけではなく、単にリズムを刻むだけのシンプルなものだが、この人の手にかかると本当に超絶!という感じがする。クラシックのコンサートでも活躍することが多く、左の写真で、ロストロポービッチ(左上)、リヒテル(中上)、オイストラフ(左下)、メータ(中下)などと共演しているし、アメリカの人気番組ダニー・ケイ・ショウにも出演したり、幅広い活躍をしていた。このレコードを聴いただけで、ルセロ・テナのカスタネットがいかに素晴らしいかがわかる。

このLPレコードもCDになったのを見たことが無い。おそらくCD化されていない。

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2009年11月13日 (金)

スペイン舞曲集/ルセロ・テナ

002 これは、ホセ・マリア・フランコ・ヒル指揮、マドリード・コンサート管弦楽団による伴奏で、スペインの様々な舞曲をルセロ・テナの、その華麗なカスタネットを聴かせてくれるスペイン盤のLPレコードである。

これも、CDで見たことがないし、LPでは国内盤で見たことがない。

ルセロ・テナのレコードはLPでもCDでもなるべく集めたいと思うが、なかなか思うように集まらない。

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2009年11月11日 (水)

トレモロ/ルセロ・テナ

001 これは、1960年代のスペイン盤のLPで、CDで復刻されたものを見たことがないし、LPでも日本盤ではみたことがない。

内容は、オーケストラをバックにルセロ・テナが華麗なカスタネットを聴かせているもの。

このような音源は現地盤のLPでしか聴けないのでLPレコードを聴ける環境があって幸せだと思う。

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2009年11月 9日 (月)

アンダルシアのフラメンコ/ルセロ・テナ

003 ルセロ・テナは、20世紀最大のカスタネット奏者で、かつ優秀なフラメンコの踊り手だった。これは1973年発売のスペイン盤のLPである。日本盤は見たことがないので、国内盤は存在しないと思う。

ルセロ・テナのフラメンコのLPは2種類ほどすでにこのブログでご紹介しているが、本LPのものは伴奏のギタリストも違っていて、フラメンコの音楽の調子も異なっている。尚、CDで発売されているのかもわからない。CDでは持っていないので、LPからCD-Rに落として聴いたりもしている。

カスタネットやタップのリズム感はこの人ならではのもので、他の人にはなかなかまねできないと思う。至高の芸術である。

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2009年11月 6日 (金)

dream /宮本笑里

Scan10025 先月、こんなCDを買った。ジャンルはクラシックだと思うが、ドラムスや電子楽器が入る曲もあるポップスっぽい感じもあるので、ポップスとクラッシクのクロスオーバーな音楽だと思う。

CMに使われた曲や、テレビ番組の中で出てくるテーマ曲だったりするものも入っているかと思えば、ヴィニャエフスキ、マスネ、フランク、パガニーニなどの正統的なクラシックのヴァイオリンの曲もおさめられている。

全体的に音楽が軽い感じで耳当たりがいい。しかし、特別に上手いかといわれるとそうでもない。古今の名演奏を聴きなれた耳には物足らない部分は相当に残る。

ところで、なぜこのCDを買ったのかというと、HMVの通販が9月ごろ、予約をとるときに誤ってわずか¥11円で売りだしてしまったからだ。後から値段の訂正や強制キャンセルになるかと思っていたら、そのまま¥11で買えることになってしまった。SACDでDVD付きの2枚組で、定価¥3465のものである。しかし、これを¥3465で買うかといわれると否である。もっと良い演奏で録音の良い新譜が外盤なら2枚買えてしまうからだ。

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2009年11月 4日 (水)

アキテーヌ公ギヨーム9世 吟遊詩人の歌/ブリス・デュイジ

Scan10022このCDは、 11世紀中ごろから12世紀中ごろの南西フランスにあったアテキーヌ公国の君主で、最古の吟遊詩人といわれているギヨーム9世の音楽を再現したものである。

Scan10024ヴァイオリンとは形が違い、5弦の楽器フィドル(古い資料を元に復元したものらしい)を弾きながら歌い語るもので、その音楽は朴訥な響きがする。音質が非常に良くて、弦のかすれるような繊細な音もしっかりとらえられていて、リアルである。響きも自然。

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2009年11月 2日 (月)

Aux Marches Du Palais: Le Poeme Harmonique

Scan10023 これもフランスαレーベルのCDである。黒いデザインのものでなく、これは白を基調としたもの。内容は、フランスの古歌(シャンソン)である。クラシック音楽の中でも16世紀~18世紀はじめごろの世俗的な歌が集められている。

内容は楽しいもの、悲しいもの、パロディ、など庶民が口ずさんだようなものが多い。録音は良く、自然な響きがする。

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