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2010年4月16日 (金)

レハール メリー・ウィドウ/カラヤン、ベルリンフィル(SACD)

Scan10049これは、カルロス・クライバーの「こうもり」と共に発売されたSACD/CDハイブリッド盤。 ユニバーサル・グループ傘下のドイチェ・グラモフォンは、SACDの発売は積極的でないので、オーディオメーカーのEsotericが企画してオーディオ・ショップで販売している。一般のCD屋では入手できない。

この録音は1972年で、カラヤンとベルリンフィルの絶頂期と重なる。一言で言うと洗練されたこれ以上ないくらい美しい音楽に仕上がっていて、カラヤンの美的感覚が隅々まで生かされた演奏であり、オペレッタにありがちな猥雑な感じは薄められ、古典芸術の中のオペレッタという感じに仕上がっている。

配役も豪華である。テレサ・ストラータスのヴァランシエンヌもなかなかいい。彼女は、悪女であるベルクの「ルル」のタイトルロールを歌ったりヴァイルの歌曲を得意にしたりしているので、全く性格の違うこの録音でのヴァランシエンヌは以外というか、とっても良い。ルネ・コロのダニロは流石である。

CD層を聴いた場合でも音質は従来のCDとは比較にならない。細かい音が良く聴こえ弱音での美しさが映える。THE ORIGINALSでのリマスターCDがないので、この高音質での復刻はより貴重だと思う。カルロス・クライバーの「こうもり」だけ買ってこちらを買っていないあなた、これも手に入れておいたほうがいいですぞ!

この音源がSACD/CDハイブリッド盤で発売された背景には、プロデューサーの意向が大きく反映されているようだが、この音源の発売に踏み切った英断を讃えたい。

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