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2010年5月

2010年5月28日 (金)

ウィー・ゲット・リクエスツ/オスカー・ピーターソン・トリオ

001先日、自宅とは別の場所でこのアルバムを聴く機会があった。しかもLPレコードで、である。

オスカー・ピーターソンのピアノは、さすがで、ちょっと聴いただけで彼が弾いているとわかる個性がある。

そういうことがあって、自宅であらためてこのアルバムを聴いてみた。ベースのレイ・ブラウンも上手く付けていて渋みさえ感じる。なぜ、このトリオが当時とても人気があったのか、今聴いてもよくわかる。

楽譜どおり演奏されるクラシックと違い、ジャズはミュージシャンが音を作って演奏する。アドリブが重要である。そのため、同じミュージシャンが同じ曲を演奏しても同じ演奏になることはない。しかし、録音されパッケージなれば、それを繰り返して聴けば、同じ演奏が何度も聴かれることになる。録音されたものを聴く場合では、何度も聴けばメロディーやアドリブも覚えてしまっているので、生演奏とは異なる。そして、同じものを聴くのに新たな発見があったり、新しい感動があるのは、クラシック音楽でもジャズでも変わりない。

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2010年5月25日 (火)

ヘンデル 水上の音楽/ダート、フィロムジカ・オブ・ロンドン

002これは、英オワゾリール・レーベルでの1959年録音のLPである。サーストン・ダートという人は、指揮者であるが、音楽学者として「音楽の解釈」という著書があったり、チェンバロ奏者としての方が有名で、マリナー/アカデミー室内管弦楽団でのチェンバロ奏者での録音も多い。

この録音、1970年代にキングレコードからLPが発売されたが、CDでは復刻されていないと思う。だから、この録音を聴いたことがある人は少ないと思う。しかし、忘れ去られるには惜しい活き活きとした演奏であるので、時々引っ張り出して聴いている。

英オワゾリール・レーベルは実質英デッカのレーベルなので、音質もデッカと同等でこの当時としては非常に良く気持ちよく聴ける。

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2010年5月21日 (金)

ヴェルディ 椿姫/ショルティ、コヴェントガーデン王立歌劇場、ゲオルギュウ、ヌッチ他

Scan10057これは、1994年のコヴェントガーデンでのライヴ映像DVDである。ショルティが、アンジェラ・ゲオルギュウを起用した椿姫のレコーディングをDECCAのスタッフに提案して素晴らしいCDになったが、これも、なかなか良いビデオである。

実は、私はアンジェラ・ゲオルギュウがヴィオレッタ役の椿姫を生で観たことがあるが、この映像をみると今もその公演を思い出す。音楽的なまとまりや、他の歌手の歌の出来も良くて、映像無しでも楽しめてしまうくらいだ。

これは、レーザーディスクでも持っている。

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2010年5月18日 (火)

ロッシーニ チェネレントラ(シンデレラ)/カンパネッラ、ヒューストンSO、バルトリ他

Scan10056これは、ロッシーニのチェネレントラ(シンデレラ)のDVDで、チェチーリア・バルトリのシンデレラ役が非常に魅力的である。

ロッシーニのオペラは、筋や歌を覚えてしまうまでは、プッチーニやヴェルディのオペラ異常に映像なしだと楽しむのが難しい。これは、映像も綺麗でとても楽しめるもの。

物語はシンデレラなのだが、あらすじは一般に知られたシンデレラの物語と少し違う。姉二人は偽王子の相手をし、従者に変装した本物の王子に残していくのはガラスの靴ではなく腕輪である。字幕つきの映像ならば、誰でも楽しめるものだと思う。

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2010年5月14日 (金)

レハール 「メリー・ウィドウ」/メスト、チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団他 (DVD)

Scan10055これは、フランツ・ヴェルザー=メスト/チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/他 による 「メリー・ウィドウ」のビデオで、2004年、スイス、チューリヒ歌劇場でのライヴ収録のものである。

オペラは、最初は映像つきの方がとっつきやすい。このDVDをオペラなどにはほとんど興味がない娘に貸したら、面白いので最後まで一気に観てしまったらしい。おそらく、こんな良い公演の生を観たら、いっぺんにこのオペレッタを好きになってしまうであろう。

観ていて楽しいし、フランツ・ヴェルザー=メストの統率もよく上手くまとまった公演のライヴ映像であると思う。演出も奇をてらったものではなく正攻法、歌手も好演している。

尚、このDVDは輸入盤であるが、日本語の字幕が付いているのでなおさら初心者にも観やすい。お勧めである。

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2010年5月11日 (火)

パリの詩(うた) /ステイシー・ケント

Scan10054これは、発売されたばかりのステイシー・ケントの2年半ぶりのニューアルバム。全曲がフランス語で歌われており、スタンダードナンバーだけでなくオリジナル曲もある。

全体的にスローナンバーが多く、軽いタッチで聴きやすい。ジャズとシャンソンとポップスを混ぜたような感じのつくりである。バックはアコースティック楽器がほとんどで、アレンジも洒落ている。

輸入盤を聴く限り、音質は透明感がありかなり良いのではないかと思う。国内盤は6月になってから発売になるようで、ボーナストラックが付く。

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2010年5月 7日 (金)

マーラー 交響曲 8番/ジンマン、チューリヒ・トーンハレ

Scan10053これは、発売されたばかりのマーラー 交響曲8番「千人の交響曲」のSACD/CDハイブリッド盤である。デヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の一連のマーラーの交響曲チクルスは、1枚残らず買っているが、この録音も期待したとおりの高音質である。

大編成でダイナミックレンジが広い音楽なので、録音の良さが大きくプラスに働くが、名盤といわれるショルティ盤やバーンスタイン/NPO盤と比べてしまうと、表現が淡白で食い足りない面も残る。しかし、各パートの音の混ざり合う様や響きは絶品で、この曲の知らなかった新たな魅力の一端を見たような、そんなディスクである。ジンマンの表現は必要以上に熱くならない。まるでスコアを現実の音に映し出す鏡のような感じがするような部分もあり、昔の名盤が良いのか、現代のこのようなマーラーが良いのかは聴き手個人にゆだねられる。私は、こういうマーラーも好きだ。

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