« モーツァルト フィガロの結婚/E.クライバー ウィーンフィル | トップページ | マーラー 交響曲「大地の歌」/ライナー、シカゴSO. »

2010年6月25日 (金)

ベートーベン ヴァイオリン協奏曲/フェラス、カラヤン、BPO

Scan10064これは、1967年の録音で、クリスチャン・フェラスというヴァイオリニストが一番輝いていた時代の名演奏である。

この演奏を聴いてみて思うのは、なぜこの時期にカラヤンが手兵のベルリンフィルを使って、ベートーベン、ブラームス、バッハ、シベリウス、チャイコフスキーなどのヴァイオリン協奏曲を録音するのに、クリスチャン・フェラスを選んだのか?である。フェラスはヴァイオリンの旋律を上手く歌わせ、いくぶん細身であるが艶やかで美しく聴かせ繊細さ、デリケートな感じも際立たせる。その芸風がカラヤンの音楽性と共通した部分もあり、このベートーベンはいつまでも輝きを失わないと思う。

クリスチャン・フェラスは、早熟の天才だった。10代でロン・ティボーコンクールで1位なしの2位となり、ベーム、ウィーンフィルとの共演しトップアーチストになる。1950年代~1960年代には、沢山の優れた録音が残っている。しかし、彼をダメにしたのは酒である。晩年はアル中で、1982年に50歳を前に自殺してこの世を去った。

|

« モーツァルト フィガロの結婚/E.クライバー ウィーンフィル | トップページ | マーラー 交響曲「大地の歌」/ライナー、シカゴSO. »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« モーツァルト フィガロの結婚/E.クライバー ウィーンフィル | トップページ | マーラー 交響曲「大地の歌」/ライナー、シカゴSO. »