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2010年9月

2010年9月28日 (火)

ベルリオーズ イタリアのハロルド他/ミュンシュ ボストンSO、プリムローズ

Scan10088

これは、1958年、1959年録音のベルリオーズ イタリアのハロルド、序曲集のSACD/CDハイブリッド盤である。

ミュンシュ、ボストン交響楽団の造る音楽は、非常に熱く推進力に富み、ベルリオーズの音楽に非常にマッチしている。イタリアのハロルドにおけるプリムローズのヴィオラは存在感がありとても頼もしい。50年前のものとは思えない音質の良さもあり、かなり楽しめるディスクである。

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2010年9月21日 (火)

マルタ・アルゲリッチ・コレクション3

Scan10094

最近発売されたこの6枚組のセットは、全てデジタル録音、一番新しいのは去年発売された音源も入っていて、オリジナル紙ジャケ仕様になっているというもので、価格も信じられない安さである。

マルタ・アルゲリッチは、独奏ピアノものをリリースすることは少なくなって、室内楽や2台のピアノの作品など、他の気のあった演奏家や個性的な演奏家との共演のものが目立ち、その人たちの中でアルゲリッチならではの芸風が際立つような演奏をしてCDリリースするようになった。このコレクション3は、そういったものを集めたもののようだ。

実力・人気ともにあるアルゲリッチは、ドイチェ・グラモフォンの看板アーチストの一人であることは間違いないと思うが、そういったアーチストの録音をセットにして格安で発売しなければ、売れないというか、やっていけないようなクラシック音楽CD産業の現状は、とても嘆かわしい。安ければ良いと言うものではない。これでは、まともなレギュラープライスの新録音CDは余計に買う気が失せてしまうし、新人を売り出すことも困難になるだろう。この業界に未来はあるのか?ととても心配になってしまう。

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2010年9月14日 (火)

モーツァルト 魔笛 /カラヤン ベルリンフィル

Scan10093これは1980年に録音された、カラヤンの「魔笛」の現行CDで、2枚組で¥1500程度とかなり安い。

この録音は、当時、ドイチェ・グラモフォンの初めてのデジタル録音であったり、カラヤンの久しぶりの「魔笛」の録音だったりで、かなり話題になった。

初出のLPレコードには、おまけとして、カラヤンが録音したSPレコード時代の「魔笛」の序曲とこのデジタル録音での「魔笛」の序曲がカップリングされた45回転のレコードがおまけで付いていた。当時の国内盤のセットは確か¥7800くらいしたはずで、とても高かった。

なつかしくて、このCDを買ったけれど、1960年代のアナログ録音の復刻CDと比べて音質に冴えがないこともあって、充分に楽しめるものとは言えない。また、カラヤンや歌手たちの写真などは一切付いていないことも、何となく価値を低くしているように思えてならない。

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2010年9月 7日 (火)

マーラー 交響曲 9番/ジンマン、チューリヒ・トーンハレo

Scan10092これは、先月発売になった、 ジンマン、チューリヒ・トーンハレoによるマーラー 交響曲9番のSACD/CDハイブリッド盤である。多くの演奏の場合、この曲はCD1枚に収まってしまうのだが、全体に遅めのテンポで演奏され、89分もかかっているので2枚組になっている。

印象としては、非常に美しいいい演奏であると思う。録音の良さにも助けられている部分はあると思うが、このディスクは個人的に私有しているマーラー9番の中でもお気に入りになると思う。

ジンマンのマーラー・交響曲チクルスは、大地の歌と10番を残すのみとなったが、過去に発売された8曲も水準以上の出来であり、チクルスが完成すると、全集として素晴らしいものになる予感がする。

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