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2010年10月

2010年10月26日 (火)

フリッツ・ヴンダーリヒ EMI録音集(6CD)

Scan10100 これは、フリッツ・ヴンダーリヒの1959年から亡くなる1966年までのEMIのスタジオ録音を集めた6枚組のセットである。

彼は1930年生まれで、1966年に階段から落下するという事故でわずか36歳で亡くなった。彼の残した録音がかなりいい状態で残されていて、それがわずか¥2000ちょっとの値段で買えるのに感謝したい。

これらの録音のドイツ・エレクトローラが録音したオペレッタ・アリアは、当時のドイツ盤のLPレコードを聴いても音質が良かったが、この復刻盤でもかなり良好に復刻されていて、音質はとても良いと感じる。彼の声はやや軽めで輝きがあり、特にドイツものは最高に楽しめる。

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2010年10月19日 (火)

ベルリオーズ レクイエム/ミュンシュ、ボストン交響楽団他

Scan10099これは、1959年録音の復刻SACD/CDハイブリッド盤である。LP時代、この録音は、RCAのソリアシリーズという百科事典のような豪華な装填で、綺麗なカラー印刷の解説書付きで発売され、高級であるのと同時に高額品であった。それが現代では、非常に手軽なな値段で買えてしまうので、有難いと思う。

この演奏は、レクイエムとしてではなく、純音楽的に楽しもうと思っても楽しめてしまう凄さがある。金管楽器が特に魅力的で、新しい録音のものこのような演奏のものはないと思う。CD層を聴いても録音も50年前のものとは思えない状態で、かなり良いので好感が持てる。

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2010年10月12日 (火)

ブラームス ピアノ協奏曲1番/ルービンシュタイン、ライナー、シカゴ交響楽団

Scan10095

これは、1954年録音の復刻SACD/CDハイブリッド盤である。ステレオ録音で、音質から判断する限りは1954年の録音であるとは信じられないくらい音質状態はいい。

アルトゥール・ルービンシュタインは、ショパンが得意だったが、ブラームスの協奏曲1番も得意曲だったのだと思う。1976年の現役最後の録音がこの曲で、メータ/イスラエルフィルと競演したものだ。それより22年若いこの録音は、雄大でたくましさ力強さをさらに感じさせる。

ルービンシュタインは、若い頃、この曲の初演指揮者であるヨーゼフ・ヨアヒムにこの曲の演奏を聴いてもらい、激賞されたことがあることも、自分自身の解釈への自信になり、この曲を得意にした理由のひとつだろう。

このディスクは、20世紀中頃の演奏記録として非常に状態が良いことも幸いして、とても楽しめるものだ。

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2010年10月 5日 (火)

ベートーベン ピアノソナタ集/ルービンシュタイン

Scan10087

これは、1962年、63年に録音された、アルトゥール・ルービンシュタインによるベートーベン・ピアノソナタ集で、収録曲は、第8番『悲愴』、第14番『月光』、第23番『熱情』、第26番『告別』。

ベートーベンのピアノソナタ集は、私はバックハウスのものが好きで、どうしても比べて聴いてしまう。バックハウスの演奏では、ベートーベンの音楽の重厚さや精神性が良くわかるが、このCDでは、そういった部分はわかりづらい。

何人もの20世紀の偉大なピアニストの演奏が、本当に良い状態で残されていて、それがリーズナブルな価格の現行盤で発売されていて手軽に聴けて、簡単に聴き比べできる今の時代は、ある意味、クラシック音楽愛好家にとって、とても幸せな時代なのかもしれない。

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