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2010年12月

2010年12月28日 (火)

フランク 交響曲、シューマン 交響曲4番/クレンペラー、ニュー・フィルハーモニア管他(SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、先週ご紹介したバルビローリのブラームス2番と同時発売されたエソテリックのSACD/CDハイブリッド盤。例によって、CD層を聴いた感想を書いてみる。

2曲のうち、フランクの交響曲には縁が無くクレンペラーの指揮したものは手持ちがなく、今回はじめて聴くことになった。また、シューマンの交響曲4番は、LP時代からの愛聴盤のひとつで、英国プレスの再発LPレコードを持っている。

001 これがそのLPで、メンデルスゾーンの交響曲4番「イタリア」とカップリングされたものだ。音質的には、今回発売されたエソテリックのSACD/CDハイブリッド盤はとても良く、おそらく今後、LPでシューマンの交響曲4番を聴くことはないのではないかと思われる。

フランクの交響曲の方は、もっと何というか情緒が欲しいような気がする。これだけの高音質で復刻が出来るのなら、どうせならシューマンの3番と4番をカップリングさせて出して欲しかった。

クレンペラーで出して欲しいものは、実は声楽曲やオペラである。モーツァルトの「フィガロ」やベートーベンの「ミサ・ソレムニス」をSACD/CDで出してくれたなら、それこそ拍手喝采である。

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2010年12月21日 (火)

ブラームス 交響曲2番ほか /バルビローリ、ウィーンフィル(SACD/CDハイブリッド盤)

Scan10014高級オーディオを手がけるエソテリックは、クラシック音源を中心に、高音質なSACD/CDハイブリッド盤を少しずつ発売しているが、これらの特徴の一つは、SACD層のみならずCD層の音質も従来CDの音質をはるかに上回る音質であることだ。だから、SACDプレーヤーを持っていない人がこれらを購入しても充分高音質の恩恵を受ける事ができることである。今月になって、このシリーズに新たに 2タイトルが加わった。

この音源のオリジナル盤はすでにこのブログで紹介しているが、SACD/CDハイブリッド盤でオリジナル盤のような楽器の音色の濃さが出てくれればと思いながら聴き入った。
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-0996.html

CD層を聴いただけの感想であるが、素晴らしい復刻である。ウィーンフィルを上手く生かしたしなやかで美しいカンタービレや弦や木管楽器の質感もオリジナル盤に近い状態になり、違和感無く聴ける。さらにオリジナル盤では望めない低域方向のFレンジの伸びはこの盤ならではの魅力である。私に対しての素晴らしいクリスマスプレゼントになった。エソテリックさん、有難う。

個人的なEMIのバルビローリ音源のベスト3は、ベルリンフィルとのマーラー9番、このブラームス2番、そしてローマ歌劇場でのプッチーニの「蝶々夫人」全曲盤である。いずれも英オリジナル盤で聴いているが、オリジナル盤に迫る高音質の復刻盤を期待したい。

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2010年12月14日 (火)

サン・サーンス ピアノ協奏曲2番ほか/ルービンシュタイン、ウォーレンシュタイン、RCAビクターSO

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これは、1956年と1958年の録音で、収録曲は以下のとおり

サン・サーンス ピアノ協奏曲2番

フランク 交響的変奏曲

リスト ピアノ協奏曲1番

いずれもスケールが大きく巨匠的な表現。20世紀の大ピアニストであるルービンシュタインの貴重な記録だと思う。録音年代にしては音質が良くてオーディオ的にも大きな不満はない。伴奏役のウォーレンシュタイン、RCAビクターSOも上手く付けており大きな破綻はない。

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2010年12月 7日 (火)

カラヤン・コンダクツ・ワーグナー 序曲・前奏曲集 カラヤン、ベルリンフィル(SACD/CDハイブリッド盤)

Scan10014高級オーディオを手がけるエソテリックは、クラシック音源を中心に、高音質なSACD/CDハイブリッド盤を少しずつ発売しているが、これらの特徴の一つは、SACD層のみならずCD層の音質も従来CDの音質をはるかに上回る音質であることだ。だから、SACDプレーヤーを持っていない人がこれらを購入しても充分高音質の恩恵を受ける事ができることである。

この盤についても、その印象は変わらない。この録音は1974年でカラヤン/ベルリンフィルの絶頂期の記録である。さて、冒頭の「ニュルンベルグのマイスタージンガー第一幕への前奏曲」が鳴り出して、演奏の緻密さ、洗練された美しさに打ちのめされてしまった。カラヤンは1971年にドレスデンで「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の全曲録音をしているが、この前奏曲の部分は、全曲盤を凌ぐ。というか、この盤での演奏を全曲通してやられたら、演奏するほうも聴くほうも、あまりに緊張度が高く持たないだろう。

カラヤンが生きていた頃、フルトベングラーやクナッパーツブッシュなどの名指揮者と比較され、後塵を拝していたような感じのあった印象だったが、今後何十年経ったとき、カラヤンへの評価はむしろ高まるような気がしてならない。

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