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2010年12月 7日 (火)

カラヤン・コンダクツ・ワーグナー 序曲・前奏曲集 カラヤン、ベルリンフィル(SACD/CDハイブリッド盤)

Scan10014高級オーディオを手がけるエソテリックは、クラシック音源を中心に、高音質なSACD/CDハイブリッド盤を少しずつ発売しているが、これらの特徴の一つは、SACD層のみならずCD層の音質も従来CDの音質をはるかに上回る音質であることだ。だから、SACDプレーヤーを持っていない人がこれらを購入しても充分高音質の恩恵を受ける事ができることである。

この盤についても、その印象は変わらない。この録音は1974年でカラヤン/ベルリンフィルの絶頂期の記録である。さて、冒頭の「ニュルンベルグのマイスタージンガー第一幕への前奏曲」が鳴り出して、演奏の緻密さ、洗練された美しさに打ちのめされてしまった。カラヤンは1971年にドレスデンで「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の全曲録音をしているが、この前奏曲の部分は、全曲盤を凌ぐ。というか、この盤での演奏を全曲通してやられたら、演奏するほうも聴くほうも、あまりに緊張度が高く持たないだろう。

カラヤンが生きていた頃、フルトベングラーやクナッパーツブッシュなどの名指揮者と比較され、後塵を拝していたような感じのあった印象だったが、今後何十年経ったとき、カラヤンへの評価はむしろ高まるような気がしてならない。

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