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2011年3月

2011年3月29日 (火)

ベルリオーズ 幻想交響曲/ミュンシュ、パリ管(SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、発売されたばかりのベルリオーズ 幻想交響曲/ミュンシュ、パリ管(SACD/CDハイブリッド盤)である。アナログ録音時代の説明不要の名盤で、1967年の晩年のミュンシュとパリ管の情熱的な演奏は今も聴き手の心を捉えて離さない。

高級オーディオを手がけるエソテリックは、クラシック音源を中心に、高音質なSACD/CDハイブリッド盤を少しずつ発売しているが、これらの特徴の一つは、SACD層のみならずCD層の音質も従来CDの音質をはるかに上回る音質であることだ。だから、SACDプレーヤーを持っていない人がこれらを購入しても充分高音質の恩恵を受ける事ができることである。今月になって、このシリーズに新たに 2タイトルが加わった。

私はSACDプレーヤーを持っていない。だから、CD層での感想になるのだが、今までのエソテリックの発売していたSACD/CDハイブリッド盤とかなり様子が違う。金管が薄くヴァイオリンはややきつめで、低域のレンジの伸びが感じられない上に、綺麗に音場が展開しない変な音質なのだ。

おいおい、嘘だろう、震災などの影響で私の耳もダメになったかと思い、買ったオーディオショップでこのディスクを最新鋭の高級SACDプレーヤーで聴かせてもらった。だが、SACD層もCD層と同じように冴えない。しかし、従来の同じ音源のCDを持っていた人に言わせると、このSACD/CDはかなり音が良くなっているらしい。ということは、通常のCD盤はかなり音が悪いのだろう。例外もあるが、アナログ録音時代のEMIの復刻CDは音質が冴えないものが多い。音質が良くないと、幻想のような音楽は聴き手に音楽の良さも伝わらない。

LP時代には、フランス・パテ・プレスのLPならば、この音源はかなり高音質で、オーディオ雑誌にも音質のいいLPとしてリストに載っていたりもした。改めて手持ちのフランス盤のLPを聴いてみた。

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これがそのLPで、高価なオリジナル盤はとても音が良いらしいがこれは再発盤である。オリジナル盤はLP盤のレーベル面の犬マークが半円型なのだが、こちらは小さな長方形だ。この再発盤はかなり安く手に入れていて、SACD/CDハイブリッド盤よりも安価だった。

音質的には、冒頭の音楽が鳴り出した時点で勝負ありで、いつもの安心できるフランスEMIの音質の良い音がする。古いLPレコードなので時々少しプチプチというノイズが出るのが欠点だが、それを除けばSACD/CDハイブリッド盤に劣る部分は何も無い。一言で言うとオーケストラの色彩感が印象的で、弦や金管の音色がSACD/CD盤とはまるで違う。

EMI音源のエソテリックのSACD/CDでは、既発売のクレンペラーやカラヤン、バルビローリなどは、かなり良かったのだが、このディスクに関しては期待はずれに終わった。

最後に、ミュンシュが1954年に録音したボストン響とのRCAの復刻SACD/CD盤の幻想を聴いてみた。何と、千円以下で買ったこの盤の方が音質が良い。13年も前の録音なのに!

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この演奏は、晩年のパリ管よりも均整がとれていてどぎつい感じは控えめ。音質に関しては、この盤の方がずっと良い。LP時代には、パリ管との録音の方を良しとする人が多かったが、現代では演奏もこちらの方が良いという人は多いのではないか。それだけ、音質の良し悪しというのは、演奏から受ける感銘をも左右してしまう。

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2011年3月22日 (火)

アニー・ロスは歌う!/アニー・ロス、ゲリー・マリガン

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これはすでに、CDをブログで紹介しているが、

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_bbce.html

復刻重量盤LPの新品が発売されているのを知って、さっそく買って見た。値段はCDの2倍ほどする。手持ちの国内CDと収録曲が若干違う。この復刻重量盤LPは、CDとは比較にならないくらい肉厚な音で、JAZZを聴いているという感じにさせてくれる。アニー・ロスの声の色っぽさ、マリガンのサックスの図太さ、そして、チェット・ベイカーとアート・ファーマーのトランペットの音色の違いが良くわかり、総合的に音質はLPが上である。CDだとこのLPの音の濃さや色合いを出そうとしても、かなり難しいのではないかと思う。

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2011年3月15日 (火)

フルトベングラー EMI録音集(21CD)

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今年になって発売された、フルトベングラーのEMI録音集で21枚組のCDボックスである。聴きなれたものばかりだが、ベートーベンとブラームスの交響曲に関しては、リマスターされて音質が向上している。

21枚組で¥5000しない価格であるから、1枚あたり¥200ちょっとという計算である。LPレコード時代に四苦八苦しながら買い集めたのとは時代が違う。

ポンと21枚ものボックスを買って、ひととおり全部聴きおわるのには、1ヶ月はかかる。ドイチェ・グラモフォンも同様なボックスを出したなら、それだけでフルトベングラーの主要な録音は集まってしまうことになる。

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2011年3月 8日 (火)

マレ ヴィオール曲集 5巻 /サヴァール他 (5SACD/CDハイブリッド盤)

Scan10014これは、 1975年~1992年までにフランスのASTREEというレーベルに録音された音源を、ジョルディ・サヴァールの個人レーベルともいえるALIA VOXがSACD/CDハイブリッド盤として再発売した5枚組のボックス。マレは、1686年、1701年、1711年、1717年、1725年に渡ってヴィオールの作品集を出版しているが、それらが集められている。これらの録音は、フランス・バロックのマラン・マレという作曲家とそのヴィオール作品の美しさ、良さを我々に知らしめてくれた録音であり、その価値は今も失われていない。

SACDなのだが、1枚あたり¥700しない価格であるのに加え、豪華な厚いカラーリブッレットが付属するので、コレクションとしても集めがいがある。

サヴァールのマレは、LPレコード時代から定評があるもので、この中の一部はLPで持っているし、それがすこぶる高音質なのでオーディオファンにも有名だった。ヴィオールの繊細で典雅な響きは、誰が聴いても美しさに引き込まれるであろう。

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これは、5枚のうちで一番最後1992年に録音されたものの2000年に発売されたCD。CD層を聴く限り、この盤の方が音質は良い。新しいセットはSACDプレーヤーで聴いて真価を発揮するものと思う。

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2011年3月 1日 (火)

モーツァルト 喜遊曲K.334、K.247/ラルキブデッリ

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これも、VIVARTE BOXからの1枚で、アンナー・ビルスマが中心となっている弦楽グループ、ラルキブデッリの演奏で、使用楽器が古楽器のもの。

1990年の録音としては水準。やや今まで紹介したものと比べて音質はやや劣る。繊細なピリオド楽器の良さを引き出すまでには至っていない。

まあ、60枚もの大きなセットならば気に入るものもそうでないのも入っているのは当たり前か。

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