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2011年5月 3日 (火)

ワーグナー ローエングリン /ケンペ ウィーンフィル

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これは、1963年録音のルドルフ・ケンペ/ウィーン国立歌劇場の「ローエングロン」全曲盤5枚組セット。1970年代前半のドイツ・エレクトローラプレスのもので、オリジナル盤ではない。Swscan00018_2

私は、オペラは好きだが苦手なものもある。大好きなのはイタリアオペラで、特にベルカントものには目がない。ドイツもののワーグナーは苦手。「さまよえるオランダ人」や「タンホイザー」は何とか楽しめても、それ以降のだと「ニュルンベルクのマイスタージンガー」以外は聴いていても苦行のような感じなのだ。それから、R・シュトラウスは「バラの騎士」や「アラベラ」「ナクソス島のアリアドネ」は大好きなのだが、「サロメ」や「エレクトラ」は苦手。

それにもかかわらず買ってしまったのは、現行のCDの全曲盤を買うより安かった上にルドルフ・ケンペという指揮者が好きであること、ローエングリンの全曲盤でLPで持っているものが無かったから。それに、拙宅の装置だとこの時代の西ドイツ・エレクトローラレーベルのLPレコードはとても良い音で鳴るものが多く、音質で期待したからだ。

この全曲盤を通して聴いてみて、苦手な人間にもわかりやすい演奏のようだ。特にエルザ(グリュンマー)とオルトルート(ルートヴィヒ)、ローエングリン(トーマス)とフリードリヒ(フィシャー=ディースカウ)という、正義の役と悪役の声の質が明らかに違っている。オーケストラは重厚な音がして、効果音も自然。DECCAの録音のようにこれ見よがしなところがなく好ましく感じる。ケンペの統率も素晴らしくて、ワーグナーが苦手な私にも、最後まで一気に聴いてしまえる演奏だった。

音質は、このセットだけ聴いている分には申し分ない。1963年の録音とは信じられないくらい良い音で、値段を考えたら大満足。ワグネリアンでない私にはオリジナル盤は猫に小判である。

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コメント

はじめまして

ブログ村から懐かしいジャケット写真につられて
やってきました。
その後、過去の記事も遡り、読ませていただき、
バルビローリのSC盤やラ・ヴォーチェ等、うれし
くなる記事を発見しました。
ブログでなかなか初期盤まで書かれておられる
方が少ないので、勉強させていただきます。
今後とも宜しくお願いいたします。

投稿: メタボパパ | 2011年5月 3日 (火) 23時44分

こちらこそ、はじめまして。このブログは、http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/index.html
こちらのホームページの中のひとつのコンテンツとして、私が聴いたパッケージソフトを中心に書いています。SACDプレーヤは持っていませんが、CDプレーヤー、アナログプレーヤー、真空管アンプの自作、蓄音機があるので、機械録音時代の片面盤のSPレコードから、最新の録音のものまで、分け隔てなく書いていくつもりです。

投稿: 黄金のアンコール | 2011年5月 4日 (水) 10時44分

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