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2011年6月 6日 (月)

プッチーニ 蝶々夫人/バルビローリ、ローマ歌劇場(オリジナルLP)

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ドイツオペラよりイタリアオペラが好きな私は、プッチーニのオペラも大好きである。一般にオペラの入門の演目としてもプッチーニの「トスカ」や「ボエーム」は好適だと思う。しかし、「蝶々夫人」は、少し長ったるく感じる部分もあるので初めてオペラを聴くひとにはお勧めしない。「蝶々夫人」も名盤といわれる録音が沢山あるが、その中で一番好きなのが、このバルビローリ盤である。

レナータ・スコットの蝶々さん、カルロ・ベルゴンツィのピンカートンなど歌手陣も好演しているのだが、この録音は、《バルビローリの蝶々夫人》と呼ぶにふさわしい。このオペラの叙情的な美しさをこれほどまでに表現できた録音はない。緻密な描写という意味ではカラヤン盤の方が優れているしフレーニとパヴァロッティの歌も素晴らしいと思う。にもかかわらず、蝶々夫人を聴く時に引っ張り出すのは、いつもこのLPレコードだ。仕舞まで聴き終わると、蝶々さんの悲哀が何とも言えず、聴き手の心に幻のように残る。

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このレーベルは、オペラや声楽を中心としたセット物に多く、1960年代初め頃から1967年ごろまでのもの。この録音は1966年なので、これがこの英国初版のレーベルである。当時のオペラのLPレコードのボックスセットは豪華である。布張りの厚手のボックスで、リブレットも同様である。

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これがリブレットの表紙。ジャケットがレナータ・スコットの蝶々さんの写真だが、こちらはカルロ・ベルゴンツィのピンカートンの写真になっている。

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これがリブレットの中に印刷されていた録音風景。

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そして、主要キャストと指揮者の写真もある。現在のCDのセットはこんな手厚い解説や写真などは使われていない。また、このLPレコードはかなり音質も良くCDだと音が痩せて聴こえてしまう。

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