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2011年6月28日 (火)

ブラームス クラリネット五重奏曲/ライスター、アマデウスQ.

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これは、1960年代終りごろに録音された、カール・ライスター、アマデウス弦楽四重奏団による、ブラームスのクラリネット五重奏曲のLP(たぶんオリジナル盤)。

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この曲は、ブラームスの晩年の名作で、内に秘めたロマンと優しさと、ブラームスの人生の喜怒哀楽や諦観が垣間見れるような、稀な作品だと思う。それを、30歳前のカール・ライスターがクラリネットを吹いているので、ウラッハやA.ボスコフスキーのように濃厚なロマンを感じさせるような往年の名演奏と比べてしまうと、お主、若いなという部分がちらほら見受けられる。しかし、アマデウス弦楽四重奏団のアンサンブルもやや明るくメリハリの利いた演奏であるので、テクニックがしっかりし、やはりメリハリを利かせ明快に吹くライスターとのマッチングはぴったりだ。

この演奏を聴いて、モーツァルトの子供時代の作品を老大家が演奏したものと対極にあるようなものだと思った。カール・ライスターは、この曲を正規の録音だけで6回も演奏しているのだという。その6回の録音全て聴いたわけではないけれど、この若い時の録音は、若くなければ表現できない棄てがたいものがあるように思う。そして、この録音からだけでも、とても素晴らしいクラリネット奏者だというのがわかる。

カール・ライスターの若い頃の録音で特に素晴らしいと思うのは、クーベリック/ベルリンフィルと1967年に録音したウェーバーのクラリネット協奏曲である。これは多くの人に聴いて欲しいと思う。

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