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2011年7月15日 (金)

マルタ・アルゲリッチ /コレクション4 その3

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これは、ミシャ・マイスキー(チェロ)と録音したシューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」、シューマン「幻想小曲集」で、1980年代半ばの録音。このCDは、最初国内盤を買い、その後1990年代になって音質の良い輸入盤に買い替えた。そのCDとこのセットのCDを聴き比べてみたところ音質はほぼ同じ。1枚あたり500円しない廉価盤なのに音質が劣化していないのはデジタルの恩恵である。書き忘れたが、このマルタ・アルゲリッチ コレクション4の6枚組セットのCDは全てドイツプレスであり、この事も音質が良好な理由かもしれない。

これらの曲は本来、チェロが主導権を持つ曲なので、普通ならマイスキーの「アルペジョーネソナタ」と呼ばれるべきであり、アルゲリッチの全集に入るのが不釣合いのような気もするが、ピアニストの違いで演奏がこんなにも違うのかというのも事実。私は、1990年代半ば頃、マイスキーの「アルペジョーネソナタ」の実演を聴いた事があり、大変感銘深い演奏であったので今でも記憶に残っている。しかしながら伴奏はダリア・オヴォラで、このCDでの演奏とは大きく違っていた。それは、マイスキーがダリア・オヴォラとドイチェ・グラモフォンに1990年代に録音したCDを聴いてもわかる。

演奏は非常に良く、デジタル時代に録音された「アルペジョーネソナタ」で一番気に入っているものが本盤で、アルゲリッチのピアノの個性と若い時代のマイスキーの個性がぶつかり合った稀代の名演奏というのが、改めてこの盤を聴いてみての私の実感である。ただし、テンポの変化は非常に極端で、楷書的な演奏にはほど遠いという感じもする。アナログ時代も含めて「アルペジョーネソナタ」で一番気に入っているものは、フルニエ/フォンダ盤で、1960年代のオリジナルに近いドイツプレスのアナログLPで聴いている。

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