ベートーベン ヴァイオリンソナタ集/パールマン、アシュケナージ
これは、1970年代半ば頃に録音された、イツァーク・パールマンとウラディミール・アシュケナージによるベートーヴェンのヴァイオリンソナタ集で、5枚組の英国初出ボックスセット。当初は、SXL盤をバラで集めるつもりで2枚だけは持っていたが、20年近く前、とても状態のいい格安のこのセットを見つけたので、SXL盤は処分してこちらだけ持っている。クロイツェルソナタなどは、この全集盤でもバラで売られたSXL盤でも音質にあまり差はなかったのを覚えている。
この演奏は、この曲の名盤として現在もCDで入手できるが、パールマンの明るくて伸び伸びとしたヴァイオリンとアシュケナージの美しいピアノが印象的で、「春」など初期のソナタは一段と素晴らしい演奏だと思うし、音質もも鮮明で良い。久しぶりにこの5枚セットを一通り聴いてみて、若かった頃の二人の演奏は、やっぱり素晴らしいと思わざるを得なかった。
このセットを引っ張り出してきたのは、ドイチェ・グラモフォンのベートーヴェン生誕200年記念で録音された、メニューイン/ケンプ盤のLPの新品未開封を入手したので、演奏を比較しながら聴いたのだ。それは、この次に紹介しようと思う。
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