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2011年10月18日 (火)

ベートーベン 交響曲4番/クライバー、バイエルン国立O.

Swscan00121

これは、1982年5月3日の、カール・ベーム追悼コンサートにおけるライヴ録音のLPレコード。

Swscan00122

この演奏の熱気は凄い。勢いと熱気、クライバーの演奏はそれを猛烈に感じさせ、聴き手の心に火の玉が飛んで来るのだ。やたら早い4楽章で、管セクションが崩壊しかけているが、それがこの演奏の欠点になっていないどころか、むしろスリリングにさえ聴こえる。

カルロス・クライバーは、私の好きな指揮者ではあるが、好みのものはかなり別れて全てオペラである。ドイチェ・グラモフォンにおける最初の録音であるウェーバーの「魔弾の射手」からして、熱気と勢いにまみれている。しかし、交響曲の録音となると好きなものこれしかない。

ベートーベンの運命、7番、シューベルト、ブラームスの4番、いずれも私の好みではない。なので、これらのESOTERICが発売した高音質SACD/CDハイブリッド盤は持っていない。これらの演目には熱気と勢い以外にもっと大事なものがあると思うのだが、それが稀薄だから。これらの録音がライヴだったなら、熱気と勢いが勝って、もっと素晴らしく聴こえたかも知れない。

これらドイツの交響曲はもっとどっしりと奏でられた演奏の方が善いし、クライバーの旋律の歌わせ方は、ラテン的で正統なドイツ的なものではない感じがするのである。テンポのとりかたや音楽の勢いを大事にする音楽性は似ていても、父、エーリッヒ・クライバーとの大きな違いはここである。アルゼンチンで育ったことで、音楽性に大きな影響を受けているのだろうか。

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コメント

こんばんは

ベートーヴェンの4番はあまり好きでは
なかったのですが、このクライバーの演奏
だけは大好きです。
仰るように、熱気と勢いがあって聴いて
いるとグイグイ惹き込まれてしまいます。

投稿: メタボパパ | 2011年10月18日 (火) 23時16分

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