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2012年1月

2012年1月31日 (火)

チャイコフスキー、プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲/神尾真由子、トーマス・ザンデルリンク、ハレ管

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このCDは、神尾真由子がチャイコフスキー・コンクールのヴァイオリン部門優勝したときのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と彼女の芸風から得意であろうと思われるプロコフィエフの2番の協奏曲がカップリングされたもの。2010年に録音され、国内盤では先行発売されていたが、格安なEU盤は昨年2月に発売された。私のはEU盤である。国内盤には、DVDが付属したものもある。

神尾さんはまだ20歳代半ばの若いヴァイオリニストだが、10歳でシャルル・デュトワと共演するなど、小さい頃から才能が秀でていた。このCDを聴いて、チャイコフスキーは、男性にも劣らない強靭さと女性らしい美しさを兼ね備えた演奏であると思う。プロコフィエフとのカップリングは、同じロシアの作曲家のものであるので、メンデルスゾーンなどと一緒にされるよりは良かったと思うし、プロコフィエフでも彼女の芸風やテクニックが生きている。また、トーマス・ザンデルリンクとハレ管のサポートも素晴らしく、全体として立派な演奏になっている。彼女の今後の活躍に期待したい。

録音であるが、2004年に発売されたアンネ・ゾフィー・ムターとアンドレ・プレヴィンとのドイチェ・グラモフォン盤と比較すると、当盤の方が録音が新しいのにやや音が荒く分が悪い。決して悪い録音ではないが、現在の最高の録音というわけでもない。その点がやや残念。

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2012年1月24日 (火)

フォーレ レクイエム他 / ヤルヴィ、パリ管他

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これは、昨年発売された新録音のCDで、収録曲は以下の通り。

レクィエム(ソプラノ、バリトン、混声合唱、オルガンと管弦楽のための)
ラシーヌの雅歌(混声合唱と管弦楽のための)
エレジー(チェロと管弦楽のための)
パヴァーヌ(管弦楽と混声合唱のための)
バビロンの流れのほとりに(混声合唱と管弦楽のための)

フォーレの代表的な合唱曲をパリ管弦楽団合唱団とパリ管弦楽団というフランスの団体のもので聴けるもの。パーヴォ・ヤルヴィは、2010/11シーズンから、パリ管の音楽監督になった。

レクイエムの演奏であるが、最近多い、小編成によるものではない。往年の名盤であるクリュイタンス盤のように大きなオーケストラ編成で、独奏者に女声ではなくカウンター・テナーを採用している。カウンター・テナーのフィリップ・ジャルスキーは、透明感あるしかも大編成のオーケストラに負けていない芯の強さのある声で、素晴らしい歌を歌っているし、バリトンのマティアス・ゲルネも良い。

他に入っている曲も名曲ばかりで、聴き飽きない。録音はかなり良く、透明感ある綺麗な音場が展開する。変なSACDよりもずっと良いと思う。

初回はデジパック版で、輸入盤だと¥1200円台。お勧め盤である。

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2012年1月17日 (火)

フライブルグ・バロックオーケストラ・エディション(10CD)

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これは、フライブルグ・バロックオーケストラの結成25周年を記念して発売された10枚組みのボックス。実勢価格は¥2000~¥2700くらいと安い。録音は、1990年~1995年ごろなので、あまり古さは感じない。というか、この当時のクラシック録音のものとしてはかなり良い録音だ。

バロックの定番のバッハやヘンデル、ヴィバルディなども収録されているが、ザヴァテッリ、ゼレンカ、ピゼンテルなどの普段あまり聴く事ができない作曲家の曲も収められている。

演奏は、各人の個性とアンサンブルが微妙に調和し、かなり水準が高い。

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これは、当時単売のCDを買ったもので、中身はオリジナルの紙ジャケ仕様。それでいてこんなに安くていいのだろうか?

クラシックのCDの再発盤は、ボックスにして超廉価にして売るというのが当たり前になって、1枚あたりの単価が大幅に下がった。しかし、買う側はそれに慣れて、安いのが当たり前で感覚が麻痺してきていて、単に安いからだけでは買わなくなってきている。

アナログ時代のものならリマスターで音質が変わっていることも多いのだが、過去に買ったCDと比較してもデジタル録音時代のものは、初出の単売CDとくらべて大きな音質差はない。ダブったものは買っても意味はなく、無駄なだけだ。このボックスはダブリが1枚だけだったからまだ良いのだが。

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2012年1月10日 (火)

ポートレート・イン・ジャズ/ビル・エヴァンス・トリオ

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これは、説明不用のジャズの名盤。1959年の録音で、アナログLPで持っていたのだが、知人からアメリカプレスのCDをいただいた。

リマスターは1987年と古く、ADDではなくAADだ。つまり、リマスターのバランス調整まではアナログで行なっている。

現在入手できる復刻CDと比較して、音が太くごっつい感じで、アナログLPの音に近い。しかし、現在の新しくリマスターしなおされたCDの方が、ワイドレンジで細かい音は入っており、古さは否めない。でも、アナログLPの良さみたいなものは、この古いCDの方が残っているようである。

ユーチューブで探したら、やっぱり有名なので見つかった。

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2012年1月 3日 (火)

アヴデーエワ・ライヴ・イン・東京 2010 (東日本震災復興支援CD)

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このCDは、2010年のショパンコンクールで優勝したユリアンナ・アヴデーヴァが2010年、12月8日に東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルで演奏したライヴ録音のものである。

曲目は全てショパンで、

ポロネーズ 7番「幻想ポロネーズ」

ピアノソナタ 2番「葬送」

スケルツォ 4番

ポロネーズ 6番「英雄ポロネーズ」

東日本大震災で犠牲になった人々への鎮魂と同時に、被災者への支援の気持ちのこもったCDで、演奏者は、このCDによる印税収入を放棄し、楽器や楽譜を失った被災者への支援に当てられるそうである。

演奏はスケールが大きく、堂々としたもので、この演奏を生で聴いたひとはさぞかし満足だったであろう。DSDで録音されており、音質は良くライヴの不利を感じさせない。観客の咳き込みなども入るが、ダイナミックレンジ、バランスともにオーディオファンにも満足がいくレベルである。

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