« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月

2012年3月29日 (木)

バラライカの饗宴 オシポフ国立ロシア民族オーケストラ(Mercury Living Presence 6LP)

Swscan00220

Mercury Living Presence 6LPから、2枚目を紹介する。これは1962年の録音。アメリカからマーキュリーの録音スタッフが旧ソ連に録音機材を運んで録音してきたもの。

バラライカをはじめとするロシアの民族楽器のオーケストラの演奏で、曲目も全てロシアの作曲家によるもの。アンサンブルが緻密で素晴らしい演奏。加えて音質が良い。このLPレコードは、デジタルマスターをデジタルでリマスターし、DMMカッティングで180gの重量盤にしているのだが、1枚あたり¥1400のレコードの音質としては素晴らしいと思う。DMMカッティングのせいもあるのか、弦の音のトランジェントがすこぶる良くSNの良い無音部が静かなLPレコードである。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2012年3月26日 (月)

チャイコフスキー 大序曲1812年 /ドラティ、ミネアポリスSO他 (Mercury Living Presence 6LP)

0000671_2
これは、発売されたばかりの6枚組の180g重量盤LPレコードのセット。昨年 THE DECCA BOXという6枚組の180g重量盤のセットが出たが、これが好評ですぐに完売したことから、同じUNIVERSAL傘下のマーキュリー音源の6枚組が発売されたのだろう。6枚組で8千円台と格安で、しかも内容も、シュタルケルやシェリング独奏の協奏曲が入っているなど、とても良さそう。

いまどき、LPレコードを生産できるのかとか、買う人が居るのか?などと思う人も多いと思うが、UNIVERSALは、ロックやポップスなどの一部のものは、CDとアナログLPを併売していたので、LPを生産する設備も技術者もちゃんと居るのだ。THE DECCA BOXも音のバランスなどはとても良かったし、どこまでも伸びる高域、楽器の音色を濃くだして音像も濃いアナログLPならではの音質。プリエコー(ゴースト)は皆無でSNが非常に良いのでプレスの水準も高い。また、Mercury Living Presence 6LPは、全てアナログ録音でオリジナルLPと同じカップリングなので、詰め込み過ぎのものは1枚もない。ただ、このLPの音質は、昔のLPの音質とは違う。

Swscan00219_3

レーベルのデザインは、当時のLPと同じであるが、番号は現在のCDと同様の7桁のものになっている。

Swscan00218_2

演奏は、ドライでモダン。ドラティ/ミネアポリス交響楽団らしい。ミネソタ大学のブランスバンドが参加し、陸軍士官学校から18世紀の本物のキャノン砲を借り、リバーサイド教会の鐘を使って録音されている。当時としては第一級のHi-Fi録音だった。その凄さはこのLPを聴いてもわかる。

オーディオマニアでアナログLPを再生できる環境がある方なら、このLPを目当てに買っても損はないと思う。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2012年3月19日 (月)

ブルックナー 交響曲7番/カラヤン、ベルリンフィル(SACD/CDハイブリッド盤)

Swscan00190

これは、今月発売されたばかりのEsotericのSACD/CDハイブリッド盤。SACDばかりが脚光を浴びる中で、実はCD層の音質も相当に良くて、SACDプレーヤーを持っていない人も、高音質のCDを手に入れることが出来るもの。私にとってはSACD層はオマケである。

カラヤンには、ドイチェ・グラモフォンにも1970年代半ばごろの録音があり、晩年にはウィーンフィルを起用した録音があるが、カラヤンのブルックナーは、この録音に一番色濃く現れているよう思う。1970年代前半ごろは、カラヤン/ベルリンフィルが一番充実していた時代であるし、整ったアンサンブル、美しく磨き上げるようなカラヤンの音楽性と、ブルックナーの音楽の本質が上手く融合して、素晴らしい演奏になっている。

ブルックナーの交響曲を聴き始めるのに、まずは4番を聴いて欲しい。そして次は7番。4番と7番は特別にブルックナー信者でなくても、聴き易いと思うからだ。

音質は、1970年代のEMI録音のものとしては水準にとどまるものだと思うが、この時代のEMIの通常復刻CDの音質を考えたら、かなり良いと思う。SACD層を他所で聴かせてもらったが、印象は変わらなかった。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2012年3月12日 (月)

モーツァルト 交響曲35、40、41番/クーベリック、バイエルン放送交響楽団(SACD/CDハイブリッド盤)

Swscan00189

3月10日に発売になったばかりのEsotericのSACD/CDハイブリッド盤を手に入れた。例によってSACDプレーヤーを持っていないので、CD層を聴く事になるが、それでも従来のCDより格段に良い音で聴けることが、このシリーズの良いところである。

このモーツァルトの交響曲の演奏は、温かみがあり渋みのある弦セクション、抜けが良くてよく歌う木管セクションのバイエルン放送交響楽団の上手さとクーベリックのモーツァルトの解釈が素晴らしいことがわかる演奏である。モーツァルトの交響曲は、おびただしい数のLPレコードやCDが発売になっていて、様々なものを聴いてあまり聴かなくなったものは中古屋さんに行ってしまうのだが、このクーベリックのものはLP時代から愛聴していて、いまだにLPレコードは処分されずに残っている。

Swscan00172

これは、1980年代の初めごろにCBSソニーがMASTERSOUNDシリーズとして発売したLPレコードで、通常盤よりも手間をかけて製作されており、当時の価格で¥3200だったもの。通常盤が¥2000~¥2500だった時代のものであるので、高価な印象だった上に演奏が気に入っているので、今まで手放さなかった。

オーケストラの第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンのセクションが通常とは異なり、左右に分かれているので、例えば、41番の第四楽章の三重フガートでの第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが左右から聴こえ、モーツァルトの音楽の素晴らしさを浮かび上げる。弦はいぶし銀のように渋い音色、木管楽器は優しい質感を保ち、素晴らしい音質で復刻されている。1980年の初期デジタルのいわゆるデジタル臭さは気にならない。

ラファエル・クーベリックは、録音が少ないことで、現在ではその実力より過小評価され、半ば忘れられかけた指揮者になろうとしている気がしてならなかったが、今回のこのSACD/CDハイブリッド盤で少しは見直されるのではなかろうか。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2012年3月 8日 (木)

サン・サーンス 白鳥/カザルス 1915年ごろのラッパ吹き込み録音 SP盤

Swscan00178

1915年ごろのラッパ吹き込み時代のSP盤(100年近く前の当時のものですぞ!)伴奏はワルター・ゴールデ。当時1ドル50セントの米国盤。もうすぐ百歳を迎えることになる。

Swscan00180

Swscan00179

このように、片面にしか溝が無くて裏面は中心部にレーベルのロゴがあるだけ。音質は、正直、ダイナミックレンジもFレンジも狭くて良いとは言えないけれど、演奏は凄く良い。気品があって、美しいフレーズが聴ける。

ちなみに、私の持っているSP盤は、全て3000円以下で買ったもので、ほとんどが千円程度で海外のコレクターから譲ってもらったもの。特別に高価なものは買わずに見送っているので、高価なものは1枚もない。

カザルスは、1925年ごろにも「白鳥」を録音しているけれど、これはそれより前のもの。ユーチューブでは、1925年のものしか見つけることが出来なかった。

この音源が収載されているCDは発売されている。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3822861

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2012年3月 6日 (火)

モーツァルト フルート協奏曲他/パユ、アバド、ベルリンフィル 他

Swscan00177

これは、1996年に録音されたエマニュエル・パユ、クラウディオ・アバド、ベルリンフィルらによるフルート協奏曲1番、2番、さらにハープのマリー・ピエール・ラングラメを加えたフルートとハープのための協奏曲の3曲が収められたCDで、このCDがエマニュエル・パユのEMI初録音だった。

パユのフルートは、フレーズが自然で、押し付けがましいところがなく美しい。それをアバド/ベルリンフィルが絶妙のアンサンブルで付けている。テンポは颯爽としていてモダンな解釈だ。フルートとハープのための協奏曲では、ラングラメがでしゃばりすぎず上手くつけていて、アンサンブルが美しい。昔の大家が丁々発止するようなスリリングな感じは無いが、美しくしなやかな演奏は、3曲とも完成度の非常に高いもので、モーツァルトの音楽の真髄が味わえる名演奏だと思う。

2010年に出た再発盤で、地元のCD屋さんで価格は何と¥590だった。15年前の録音なので、優秀な最新録音のCDと比べると若干古さはあるが、それでも、この価格でこの演奏が楽しめるなら文句は無い。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »