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2012年4月19日 (木)

プッチーニ トゥーランドット/M=プラデルリ、ニルソン、スコット他(英LP)

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これは、英EMIの1966年録音のプッチーニ トゥーランドット。3枚組のLPである。オリジナル盤は非常に高価だが、私のトゥーランドットの第一の愛聴盤は、RCA音源のラインスドルフ指揮のものなので、第二版(1968年~1971年ごろのプレス)で満足している。

金色地に切手犬レーベルのデザイン。レコード番号はSAN159-61。1枚目は片面のみで、3枚5面のセット。

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このセットは再発盤でもなかなか見かけないが、15年以上前に、外箱が失われた3枚セットの第二版を格安で見かけ、盤のコンディションが良かったので手に入れた。そして、最近になって、オークションで、外箱はまともだが3枚のうち1枚に難のあるセットが格安で出てきたので、外箱が欲しくて落札した。これでやっと、めでたくニコイチで完全なセットとなった次第。

このトゥーランドットは、長らく決定盤として君臨してきた。主役の3人は、これ以上無いくらいに素晴らしい。トゥーランドット姫のビルギット・ニルソンは、ラインスドルフ盤よりもドラマチックにスケール大きく歌う。また、カラフ王子のフランコ・コレルリも、ニルソンのトゥーランドット姫に一歩もひけをとらない情熱的な歌を聴かせてくれる。二人が歌う謎解きの場面は、これ以上にスリリングな他の録音を知らない。トゥーランドット姫もカラフもダイナミックかつ情熱的に歌える歌手が本来歌うべき役なのだが、この盤ではそれが理想的だ。また、リュー役のレナータ・スコットは、ややスピントな美しい声でこれまた素晴らしい。

トゥーランドットというオペラは、プッチーニ自身が最後まで完成させられなかったこともあり、一番の聴きどころは、ピン、パン、ポンの宮仕えのつらさや望郷の思いを歌う部分、謎解きの場面、誰も寝てはならぬからリュウの死までの3つの部分だと思う。その何れもが、この盤は最高の状態で聴ける。唯一気になるところは、フランコ・コレルリの歌の汗臭いイタリア男のような癖だが、それはカラフには良い方向に働いている。

音質は、第二版ながら非常に良い。ダイナミックレンジも広く、スペクタクルなグランドオペラの壮大な感じを楽しめる。EMIの録音が良くないなんてことは、この盤に関しては当てはまらない。

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