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2012年7月

2012年7月31日 (火)

EN VIVO(Live in Spain 2010)/パコ・デ・ルシア

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これは、今年の3月に発売されたパコ・デ・ルシアの新譜。2010年のスペイン・ライヴで、2枚組み。ライヴだということもあり、独特の熱気がありパコをはじめとして他のメンバーものりにのって演奏しているのがわかる。リブレットの写真を見て、パコも年をとったなという感じがする。若い頃のようにとんがった演奏ではないけれど、ギターテクニックは健在で、フージョンとフラメンコを融合させたような、新しいフラメンコを奏でる。

スペイン盤を聴く限り、録音が良くオーディオマニアにもお勧め。

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2012年7月24日 (火)

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲、パガニーニ ヴァイオリン協奏曲1番/レビン、マタチッチ、フィルハーモニア管

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これは、TESTAMENT CLASSICSが復刻した180gの重量盤LPレコード。最近発売されたばかりだ。LPレコードは、わずかではあるがまだ生産されている。そして、オリジナル盤と同じレーベルデザインである。

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このLPレコードの音源は、マイケル・レビンのEMI、Capitol録音集のCDセットにも入っているが、LPレコードで聴く方が明らかに音質が良いので、音楽の良さがより良くわかる。マスターは、同じものから起こされているはずなのに、その差は時代が古いものの方がより顕著のような気がする。

この演奏であるが、驚いた。グラズノフは、今までミルシテインのものが最高だと思っていた。しかし、この難曲を自然なボウイングで弾き、美しくしなやかに魅力的に聴かせるのである。また、パガニーニの1番は、今までアッカルド/デュトワ盤を愛聴していたが、レビンのを聴いてしまうと、アッカルドのパガニーニは独特の癖があるように聴こえる。

マイケル・レビンわずか18歳の頃の録音である。ジュリアード音楽院の名ヴァイオリン教師であったイヴァーン・アレグザンダー・ガラミアンが、生まれついての完璧なヴァイオリニストと認めた、ただひとりの門人であった。ガラミアンの弟子には、イツァーク・パールマン、チョン・キョンファ、ピンカス・ズーカーマンなど名手中の名手が居るのにもかかわらずである。それが本当だったというのは、この1枚のLPレコードを聴いただけでわかる。

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2012年7月17日 (火)

メンデルスゾーン 「夏の夜の夢」、交響曲4番「イタリア」/アバド、ベルリンフィル(SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、先月ESOTERICから発売されたSACD/CDハイブリッド盤。1995年のジルベスターコンサートのライヴ録音である。

この当時、アバドはカラヤンの後のベルリンフィルの監督であり、大病を患う前だった。アバドのメンデルスゾーンは、1960年代のDECCA録音の演奏もあるが、オーケストラの実力の違いもあり、イタリアはこちらをとりたい。アバドなど現代の指揮者は、ロマンティックだったり精神性を感じさせるような演奏ではなく、純粋に音楽を演奏しているようで、その純粋性みたいなものは、メンデルスゾーンなどの音楽では上手く活かされる。特に「イタリア」などの明るい音楽では顕著である。

ライブ録音ということで、スタジオ録音もものより録音は落ちる感じはするが、それでもこのリマスターはありがたい。

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2012年7月11日 (水)

アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳/トラジコメディア (SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、先月発売になったESOTERICのSACD/CDハイブリッド盤。例によってSACDプレーヤーを持っていないのでCD層を聴いた感想である。一連のESOTERICのハイブリッド盤はCD層の音質も極めて良いので、SACDプレーヤーを持っていなくても、SACD層はオマケだと思っている。

アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳は、様々なものが趣向を凝らして発売されているが、通奏低音にチェンバロを使わずハープやヴィオラ・ダ・ガンバを使っていてオリジナル通りではないが、アンサンブルが整って非常に美しい演奏だと思う。CD層を聴いても極めて音質が良い。

ESORERICのSACD/CDハイブリッド盤は、アナログ時代の名盤を中心に展開してきた。しかし明らかに手持ちのLPより音質で劣るものが多い。それは、供給されたマスターが経年劣化を起こしていたりすることが原因だと思うが、1990年代の比較的新しい音源は丁寧にリマスターすれば、当時のCDよりも高音質になりやすいと思う。特に、ハイビット・ハイサンプリングで録音されたマスターならなおさら。だから、1990年代の名盤のリマスターに期待している。

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2012年7月 9日 (月)

カストラートのためのアリア集/チェチーリア・バルトリ

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これは、2009年に発売された、17世紀から18世紀にかけてのカストラートのために書かれたオペラアリア集だ。変声期前の少年期に去勢したカストラートは、19世紀中に居なくなったので、現代人で聴いた人は居ない。しかし、高い声が出せるのに、体は男なので強靭な声が出せたのではないかと想像できる。

これらのアリアを現代最高のイタリア人メゾ・ソプラノであるチェチーリア・バルトリが歌うのであるから、当時のカストラートたちが歌うのとは異なっているはずであるが、彼女の声とテクニックの良さで充分に魅力的なアルバムになっている。

しかし、ジャケットや解説書の中の石像とバルトリの顔をコラージュした写真はいただけない。非常にグロテスクでよくない。

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2012年7月 4日 (水)

ベートーベン ピアノ協奏曲1番、2番/児玉麻里、ケント・ナガノ、ベルリンドイツ響

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これは、児玉麻里(ピアノ)が独奏をつとめ、夫君であるケント・ナガノが指揮をしたもので、2006年のスタジオ録音。発売は2009年なのでまだ新しいCDだ。

児玉麻里は、ベートーベン弾きとして日本屈指の女流ピアニストだが、協奏曲でもその資質は活かされている。力みが無く流れるようなフレーズに芯のあるピアノの響きが、ベートーベンの初期の協奏曲を魅力的に奏でている。また、ケント・ナガノ、ベルリンドイツ響もあうんの呼吸で上手く付けている。とにかく音楽が自然で現代のベートーベンはかくあるべき、みたいな演奏だと思う。

演奏が素晴らしいのは間違いないが、録音も素晴らしい。これは通常CDだが、下手なSACDよりずっと音質は良いと思う。

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