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2012年8月

2012年8月25日 (土)

魔法の棒弓(マジック・ボウ)/レビン、スラトキン、ハイリウッド・ボウル響

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これは、マイケル・レビンが20歳代前半の頃に録音された、オーケストラをバックにした小品集で、今年になってTESTAMENT CLASSICSから復刻された重量盤のLPである。

収録曲は以下のとおり

クライスラー:ウィーン奇想曲
ディニーク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
マスネ:タイスの瞑想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
パガニーニ/クライスラー編:無窮動
ブランドル/クライスラー編:オールド・リフレイン
リムスキー=コルサコフ/ハイフェッツ編:熊蜂の飛行
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

驚くべきは、早いパッセージでも、全く普通に演奏されていることである。ビブラートも自然で美しい。ツィゴイネルワイゼンは、今までハイフェッツのを愛聴していたが、これからはこれになる。タイスの瞑想曲は、しなやかに気品のある節回しで美しく演奏されている。

録音年は1958年でステレオ初期だが、復刻LPで聴く音質はかなり良い。このLPはオリジナル盤の数が少なく高価なので、こういった復刻はありがたい。

Swscan00686

レーベルも、オリジナル盤と同じデザイン。ちなみに、これら一連のマイケル・レビンの復刻重量盤は1タイトルあたり数百枚で、売り切ったら再プレスは無い。あるときに買っておくのが吉である。

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2012年8月17日 (金)

フォーレ レクイエム/コルボ、ベルン交響楽団 他

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フォーレのレクイエムは、曲の美しさが際立っているので多くの名盤がある。古いクリュイタンスのステレオ初期盤が一番好きだが、これは、1970年代に録音されたもので、女声合唱を使わず、ボーイソプラノを使っている。そのためか純粋無垢な透明感を感じさせる独特の良さがある。ただ、独唱は他の名盤に比べ弱い。 今まで、フランス盤を欲しい欲しいと思っていたが購入の機会がなかった。最近、格安の出物に出会ったので手に入れた。1970年代の盤であってもフランス盤はダブルジャケットで、他国のLPよりも豪華だ。

Swscan00489

ジャケットの裏は、指揮棒を持つコルボのモノクロ写真。

所有していた日本ビクタープレスの国内盤やCDよりも音質は良い。

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2012年8月 7日 (火)

カラヤン チャイコフスキー作品集(LP)

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これは、カラヤンが1960年代に残したチャイコフスキーの作品集の7枚組LPレコードのボックス。1960年代後半に発売された西ドイツプレスのもの。

収録曲は、以下の通り

交響曲4番、交響曲5番、交響曲6番(悲愴)、ピアノ協奏曲(独奏ピアノ リヒテル)、ヴァイオリン協奏曲(独奏ヴァイオリン フェラス)、弦楽セレナーデ、胡桃割り人形組曲、序曲「1812年」、スラヴ行進曲

これらは、現在発売されている「カラヤン60」という82枚組のCDボックスに全て入っているのだが、当時のLPレコードで聴くのも良い。1960年代のドイチェグラモフォンのLPレコードは、ちゃんと鳴らすのが難しいが、鳴ったときにはCDなんてと思うくらい素晴らしい音質で鳴る。

3曲の交響曲は4番が一番良い様に思う。6番(悲愴)は、1970年初めにEMIに録音したものの方がダイナミックでカラヤンらしい感じがして好ましい。ピアノ協奏曲だけがオーケストラがベルリンフィルではなくウィーン交響楽団だが、良い演奏でなおかつ良い音質であることを改めて認識した。フェラス独奏のヴァイオリン協奏曲は、フェラスのヴァイオリンが弱く感じられるかもしれないが、やや細身で美しく聴かせるそのスタイルは、カラヤンの美学に合致するのだろう。弦楽セレナーデ、胡桃割り人形組曲は、少年の頃国内盤で何回も聴いたが、このような音楽こそ、大衆に受けたカラヤンの音楽性が最大限に活かされたものと言える。1812年スラヴ行進曲は、今はもっと音が良くてスペクタクルなものがあるが、それでもベルリンフィルの上手さがいやというほどわかる。

1960年代のオリジナルに近い輸入盤は高価なものが多いが、このセットは1枚あたり1000円しないもので、しかも新品同様のコンディションだった。カラヤンのドイチェ・グラモフォン盤は、当時かなり数売れたのでどこにでも転がっているから安い。でも、その芸術性は高いものだと思うし、それは、今後何十年経っても変わらないだろう。大切にしたいセットである。

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