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2012年10月 5日 (金)

パガニーニ 24のカプリース /マイケル・レビン(2LP)

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これは、今年、TESTAMENT CLASSICSから発売された2枚組の復刻重量盤LPのセット。マイケル・レビンの20歳代初めごろのもので、録音は1958年。1958年というと、DECCAやRCAは完全にステレオ録音になっていたと思うが、EMI系のCapitaolはステレオ化が遅れ、この録音もモノラルである。昔は、モノラル録音なんて音が古くてと思っていたが、今はモノラル、ステレオに関係なく聴くので、モノラルの音源のものもよく聴くようになった。

この録音のように、ヴァイオリン独奏のものは、ステレオでも音像が中央に定位するので、モノラル録音でもそれほど不利にはならない。この録音はモノラル時代末期の録音であためか、音質はかなり良い。また、かなり優れた復刻である。現在、この音源のCDならば、¥1000程度で輸入盤が買え、対して復刻LPは高価であるが、それだけの見返りは充分にある。

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セットの中に入っているリブレットもオリジナルと同様に復刻されており、ボックスも1960年代のEMIのボックスを思わせる高級感があるものだ。

パガニーニのカプリースは、そのどれもが超絶技巧を必要とする難曲であるが、美しい音色で、難しいパッセージも余裕をもってスムーズに聴かせていて、フレーズに癖が無く自然である。パガニーニの曲を普通に自然に美しく歌うように弾き聴かせることで、この人が稀に見るスーパー・テクニシャンだったことがわかる。この曲は、アナログLPなら、サルヴァトーレ・アッカルドのDG盤、CDなら五嶋みどりのSONY盤を愛聴していたが、そのいずれよりも優れた演奏ではないかと思う。

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