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2012年10月11日 (木)

ボベスコのフォーレ(LP)

Bobesco
これは、1980年3月のフィリップス録音で、アナログ最末期のもの。このすぐ後に、フィリップスは、全てデジタル録音に移行する。1980年代前半に購入したLPレコードで、この当時は輸入盤の方が音が良く、円高のため価格も安くなって、フィリップスのは輸入盤ばかりを買うようになり、国内盤で持っていたものも、順次輸入盤に買い替えていった。

このLPは、国内盤しか見つけることが出来ずいずれ輸入盤に買い替えようと思っていたが、結局LPでは国内盤しか出なかったみたいだ。この録音は、1980年1月にローラ・ボベスコとジャック・ジャンティが音楽事務所や新聞社などの手を通さず熱心なファンの運動で実現した来日公演を行い、大成功を収めたためおこなわれたものだからかもしれない。

ローラ・ボベスコは、大編成の協奏曲などよりも室内楽に適性のあるヴァイオリニストで、このLPレコードのヴァイオリン・ソナタ1番、2番、アンダンテ(ヴァイオリンとピアノのための)、こもり歌(ヴァイオリンとピアノのための)の4曲は、録音から30年以上経ても色あせない名演奏である。

このLPレコードにおさめられたフォーレの曲はどれも不思議な魅力がある。透明感となんともいえないメランコリックな感じが同居し、わずかに甘美で叙情的な響きを持っている。演奏は、曲の資質と演奏家の資質がぴったり合っている、そんな感じなのである。

ところで、このLPレコードを引っ張り出してきたのは、ヤフーオークションに出品されているこの国内盤のLPレコードにとても高値が付き、驚いたから。

http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f120547843

なんと1万円以上。

ローラ・ボベスコは、ルーマニア出身(のちにベルギー国籍)のヴァイオリニスト、ジャック・ジャンティは、夫君。このLPは夫唱婦随ならぬ婦唱夫随の名演奏である。

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