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2012年12月25日 (火)

ホルスト 惑星 /ボールト ニュー・フィルハーモニア管(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

Swscan00825

これは、今月初めに発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤。今月は、これ以外にムーティのモツレク、オペラの9枚組のセットが発売になったが、全て手に入れている。例によってSACDプレーヤーを持っていないので、CD層を聴いた感想である。

ボールトの「惑星」は、他の指揮者のものとは違う特別な思い入れがあることが想像できる。作曲者ホルストを良く知り、またこの曲の作曲の様子などもかなり知っていた。そして、全部で5回も録音している。「惑星」は木星のスペクタクルな部分があるように、オーディオ的にも面白い曲であることは事実で、ボールトの5回の「惑星」の録音は、そのままオーディオの歴史と重なる。一番最初の録音はSPレコードの時代であった。次がモノラル時代、3回目以降ステレオになるがステレオ初期の59年、66年(本盤)、最後が78年の録音でアナログ録音の末期のもの。この最後のもののオリジナル盤を持っていた時期があった。ジャケットには、モニタースピーカーにKEF社のものが使われていて、KEFのロゴが付いていたのを覚えている。音もかなり良かった。5回目の録音はもっとゆったりした感じが強かった。

しかし、5回の録音の中で純音楽的に一番良いものならば、この4回目の本盤であろう。しなやかで、決してドライな演奏ではない。最後の海王星のピアニシモが続く合唱付きの部分は、ノイズを拾いがちなアナログLPでは楽しめる再生をしようとすると相当に大変なのであるが、CDはその点問題が無く、また冷たくならないのが良かった。

5回目のものと比べてオーディオ的には物足らない部分があるのは事実で、最新の録音のものと比較すれば明晰さに欠ける。しかし、しなやかで、1960年代のEMI録音としてはダイナミックレンジは大きい。

私の「惑星」の愛聴盤は、1994年録音のガーディナー/フィルハーモニア管によるものだが、今回のEsoteric SACD/CDハイブリッド盤はそれを覆すまでには至らなかった。

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