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2013年2月21日 (木)

シューベルト アルペジョーネ・ソナタ他/マイスキー、アルゲリッチ(180g重量盤限定LP)

Swscan00919

昨年12月に、ユニバーサル音源のデジタル初期の音源のものが5タイトルばかり、180g重量盤LPで発売になった。この手の復刻LPは音質やプレスの質の当たり外れが激しいので、1タイトルだけ、ミッシャ・マイスキー/マルタ・アルゲリッチによるシューベルト・アルペジョーネ・ソナタを買ってみた。

この重量盤LPは韓国ユニバーサルが企画したものなので、帯にハングル文字がある。しかし、カッティングからプレス、ジャケットの製造まで全てヨーロッパでやっており、入念な製作のためか極めて音質が良い。CDでは輸入盤も持っていてその音質を比べたが、このLPの音質は素晴らしく鮮明で音色も良く、CDを再生するのにCDプレーヤーなどにいくらお金をつぎ込んでも、LPの音質には到底届かない、そんな感じを受けた。そんなわけで残りの4タイトルも注文した。

このLPはDECCAレーベルから発売されていて、レーベルも往年の1980年代のDECCAレーベルと同様のデザインが用いられている。

Swscan00920

フィリップスはユニバーサルミュージック傘下に入り、クラシック部門がデッカミュージックに入って、数年前からクラシックのフィリップス原盤でのPHILIPSのロゴが使用されることが無くなってDECCAに変更された。その結果、このLPもオリジナルとは異なる仕様になっている。

Swscan00922

これが当時のPHILIPSレーベルのもの。録音は1984年である。二人ともまだ若い。

ところで、このアルペジョーネ・ソナタは、アルゲリッチの個性的なテンポの変化によるピアノにマイスキーがインスパイアされ、スリリングな演奏を繰り広げている。私は、20年近く前に、マイスキーの弾くアルペジョーネ・ソナタの実演を聴いたことがあるが、そのときのピアノはダリア・オヴォラで、この録音とは演奏が大きく違っていた。

アルペジョーネ・ソナタは、アルペジョーネというギターのように6弦でフレットが付いているものを弓で弾く今はほとんど見ることができない楽器のために書かれたので、チェロやヴィオラで弾かれることが多い。シューベルトらしい美しい曲である。また、B面に収録されているシューマンの小品も、緩急の付け方が極端な個性的な演奏だが、歌うところは良く歌い、素晴らしい演奏になっている。初出から四半世紀以上を経てもエバーグリーンの名盤である。

LPレコードは、時代遅れで20世紀の遺物だと思っている方も居ると思うが、21世紀になってから復刻されたLPレコードで、現行のCDよりも圧倒的に音が良い物も存在する。これは、そういう1枚である。

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