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2013年4月 5日 (金)

2013 ニューイヤーコンサート/ウェルザー=メスト、ウィーンフィル(3LP)

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2013年のニューイヤーコンサートの3枚組LPを入手した。この音源はCDでも売っているし映像ではDVD、Blu-RayDiscでも売られている。Sony Classicalというレーベルは常に新しい技術を取り入れながらセールスをしてきた会社で、最近ではBlu-spec CD2というCDを出している。クラシックでは過去の技術であるLPレコードなど長い間全く出さなかったレーベルだったので、このLPセットが出るとわかった時、とても驚いた。

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このLPはクレジットにはないが、180gの重量盤である。キッチン秤で盤の重さを計ったから間違いない。それに、厚紙の立派な見開きのジャケットと曲目の解説書が豪華。CDケースに入らない大きくてぶ厚いカラー刷りの紙質の良い冊子が付いている。こんなコストのかかることをしてわずか¥3500で売れるのかと思ったら、ロレックスというスポンサーが付いていた。

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2013年のニューイヤーコンサートは、いつもとは違った特別なものがあった。指揮者のフランツ・ウェルザー=メストは、地元ウィーン出身であるということで、ウィンナ・ワルツやポルカなどのリズム感は的確で、まさにウィーンぽい。ワーグナーとヴェルディの生誕200年にあたる年のニューイヤーコンサートだからか、ワーグナーとヴェルディの曲が1曲ずつ演奏されている。この2曲の出来がまた素晴らしい。

肝心な音質については、とても良いと思う。最新デジタル録音らしい高分解能とアナログLPらしい落ち着きのある音が上手く融合している。S/Nもかなり良く、2枚組のCDで聴くよりも魅力的に鳴る。おそらくこの盤は1980年代にTELDECが開発したDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)でカットされている。締まりながらスッキリ伸び切ったワイドレンジな音質で、かつCDのような神経質で刺激感のあるような音質ではない。DMMだと溝と溝の間隔を狭くカットしてもゴーストが出にくいので、線速度が遅くなり音質的に不利な内周深くまではカットされておらず、余裕を持った造りだ。

このLPを聴いてアナログLPを聴ける環境があって良かったと思った。LPレコードの音質は昔よりずっと向上している。ここ数年に発売された新録音のLPは音質が良いものが多いので、まだまだLPは終わらないどころか、これからも細々とではあるが新しいものが発売されていくだろうと思う。

パッケージ作品としては、やっぱりLPが一番豪華ですな。

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