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2013年6月

2013年6月28日 (金)

ベルガンサ・シングス・モーツァルト

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これは、メゾ・ソプラノのテレサ・ベルガンサが27歳ごろにDECCAに録音したもの。

ロンドン交響楽団  指揮:ジョン・プリッチャード 

録音:1962年12月キングズウェイホール

A面

1.モーツァルト、オペラ『フィガロの結婚;Le nozze di figaro』K492、第1幕から  「自分で自分がわからない」" Non so piu"

2.モーツァルト、オペラ『フィガロの結婚;Le nozze di figaro』K492、第2幕から  「恋とはどんなものかしら」" Voi, che saptete"

3.モーツァルト、オペラ『皇帝ティトゥスの慈悲;la clemenza di Tito』K621、第1幕から  「わたしは行くが、君は平和に」"Parto,parto"

4.モーツァルト、コンサート・アリア、K505 「どうしてあなたを忘れられよう」"Ch'io mi scordi di te"

B面

1.モーツァルト、オペラ『コシ・ファン・トゥッテ;Cosi fan tutte』K588、第1幕から 「岩のように動かずに」"Temerari come scoglio"

2.モーツァルト、オペラ『コシ・ファン・トゥッテ;Cosi fan tutte』K588、第2幕から 「恋はくせもの」"E amore un ladroncello"

3.モーツァルト、オペラ『コシ・ファン・トゥッテ;Cosi fan tutte』K588、第3幕から 「恋人よ、許してください」" Ei parete、Per pieta

以上が収められているLPレコードである。オリジナルは英DECCA SXL6045で1963年発売だが、とても高価なので再発盤の英DECCA SDD176を持っている。1970年代初め頃にキングレコードが英国盤を輸入し、日本語対訳を付けて発売したものを中古で入手したものだ。

このCDが欲しくてCD通販店で検索したが、現在は入手できないようだ。仕方が無いのでCD-Rに焼いてみたが、かなり良い音で聴ける。

A面最後の「どうしてあなたを忘れられよう」には、オーケストラの他にジョフリー・パーソンズのピアノの伴奏が付き非常に豪華だ。またB面の「コシ・ファン・トゥッテ」のアリアは極上で、何れの歌も第一級の芸術であり、このような音楽が現行CDで入手できないのは残念である。

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2013年6月25日 (火)

チャイコフスキー 管弦楽集/ストコフスキー ロンドン交響楽団

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これは、1974年に録音された、レオポルト・ストコフスキー/ロンドン交響楽団によるもの。この時、ストコフスキーは90歳を超えていたが、聴こえる音楽は、流麗で、ストコフスキーらしいテンポの変化などがあり、楽しい。

内容は以下のとおりで、2枚組のLPレコードである。

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このセットは、長い事レコードラックの中に納まったままで、数年間聴く事が無かった。しかし、昨年、新しいフォノカートリッジを買い、先月新しいアンプが完成したので、どんな按配なのかと、いつもは聴かないLPレコードやCDを引っ張り出してきては聴いているが、今までに無い発見がある。

ストコフスキーの音楽は、好き嫌いが分かれると思うが、このチャイコフスキーはとても良い。音質も良く、楽しめる盤だ。

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2013年6月21日 (金)

ストラヴィンスキー 春の祭典/バーンスタイン、ニューヨークフィル(180g重量盤LP)

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これは、発売されたばかりの復刻重量盤LP。ストラヴィンスキーの春の祭典は、1913年に初演され、今年が丁度100年にあたるので、それを記念して同曲異盤を集めた10枚組のCDセットが発売されたなど話題に事欠かないが、このレナード・バーンスタイン/ニューヨークフィルの1959年録音のものは長い事廃盤でCDでは入手しずらかったが、CDでもLPでも復刻され、またハイビットハイサンプリングの音源で配信もされているようだ。

バーンスタインは後にロンドン交響楽団とも「春の祭典」を録音しているが、この1959年の録音は、ダイナミックでワイルド、そしてエネルギッシュである。この雰囲気を一番伝えてくれるであろうからアナログLPを選んだ。実際、この演奏は素晴らしい。バーンスタインはまだこの当時40歳。ニューヨークフィルも名手揃いで、素晴らしい熱演である。

このLPは見開きのダブルジャケット仕様になっていて、内側には、ストラヴィンスキーとバーンスタインの写真や、1911年にパリで振り付け師のニジンスキーと一緒に写っている若いストラヴィンスキーの写真などが挿入されている。CDのリブレットにもあるかも知れないが、LPのジャケットは大きいので、それだけでもアドバンテージがある。

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レーベルは、このように当時のCBSの6つ目レーベルの雰囲気が残っていて非常に好ましい。ソニークラシカルも少しずつではあるがアナログLPを出し始めた。それがかなり良い音質で楽しめるので、これからも発売に期待したい。

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2013年6月18日 (火)

ブルックナー 交響曲3番/シューリヒト、ウィーンフィル(180g復刻重量盤LP)

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これは、が発売した180gの復刻重量盤LP。同社は1990年代半ばごろから、EMIの古い音源を、アビーロードスタジオでオリジナルマスターからカッティングして重量盤のLPを復刻販売しているが、これは割りと最近になって復刻されたもの。

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初期の復刻盤には、犬のマークが無く、ただ大きくEMIと書いてあるようなレーベルだったが、この復刻盤はレーベルも当時のオリジナル盤と同じデザインになっている。

音質は通常のCDを聴くのとはかなり違う。このオリジナル盤はかなり高価だから、こういう復刻は有り難い。1990年代のTESTAMENT Classicsの復刻LPとはプレス工場も異なるようで、高域が伸びた感じで全体がやや引き締まった音質になっている。それでいて、残響はかなり多く刺激的な音がしない。

この盤は、レコード屋さんによって値段は大幅に違う。

楽天だと¥7340、HMVだと¥5872なのに、TOWER RECORDSだと¥2490である。3倍近い開きがある。英国のTESTAMENTのHPでは20ポンドでネット販売しているので、TOWER RECORDSは良心的だが、他はボッタクリと言われても仕方が無い。

TESTAMENT Classicsは、以前、シューリヒト/ウィーンフィルのブルックナー9番は復刻してくれた。あとは残る8番を何とかして欲しい。

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2013年6月14日 (金)

ブラームス ピアノ協奏曲1番 グリモー、ザンデルリンク、シュターツカペレ・ベルリン

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これは、今月発売されたばかりのESOTERIC SACD/CDハイブリッド盤。1990年代後半のライヴ録音で、白熱した演奏が楽しめる。ブラームスのピアノ協奏曲は、1番、2番いずれも重厚でシンフォニックなオーケストラに互してピアノが弾かれなければならないので、非力なピアニストには向かない音楽である。特にピアニストが女性となると厳しいと思っていた。

しかし、エレーヌ・グリモーは、クルト・ザンデルリンク/シュターツカペレ・ベルリンの重厚なバックに支えられ、オーケストラを上回るような白熱したピアノを弾いている。この演奏時、まだ20歳代である。恐るべきピアニストだ。

ザンデルリンクという指揮者はブラームスが得意で、シュターツカペレ・ドレスデンと1970年代初めごろ録音したブラームスの交響曲全集を愛聴しているが、このピアノ協奏曲1番は、その交響曲全集と同質な感じがする。壮年時代から晩年まで音楽性が一貫していたのであろう。ドイツ的な、叩いてもびくともしないようなどっしりと重厚な感じで聴き手に迫ってくる。

この盤のCD層を聴いてみての音質評価は、とても良好である。ライヴならではの白熱した雰囲気だけでなく、オーケストラの各パートやピアノも良く捉えられていてとても好ましい。

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2013年6月11日 (火)

ブラームス ピアノ協奏曲2番 / バックハウス、ベーム、ウィーンフィル(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、今月発売されたばかりのEsoteric SACD/CDハイブリッド盤。SACDプレーヤーを持っていないのでCD層を聴いた印象を書いてみる。

演奏については当時から定評あるもので、いまさらという感じがするが、45年前の演奏がいまだに古さを感じないで現在でもこの曲のスタンダードとして聴けることが凄い。

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広い音場と広いダイナミックレンジ、特に低域方向へのFレンジの伸びたワイドレンジな音は、従来のLPレコードやCDでは聴けない。この曲は英国プレスのLPで聴いてきたが、LPがこの盤に勝る部分は、ピアノや弦楽器の音色や質感の濃さである。ピアノの艶やかな音色は従来のCDよりも向上しているが、オリジナルに近いLPと比べると、淡く鮮度不足な感じがする。それが唯一の不満である。しかし、CDしか聴いた事が無い人は、このハイブリッド盤の音質の良さには驚くであろう。演奏の良さもあり、初期のDECCA音源のEsoteric SACD/CDハイブリッド盤のように、いずれプレミアムが付いてしまうかも知れない。

初期のケルテス/ウィーンフィルの新世界、アンセルメ/スイスロマンドの三角帽子などは、中古屋さんでとんでもない値段で売られている。このような値が付くということは、高い値段でも欲しい人が居るからだと思うが、何故、現行で販売されていた時に買わないのか、不思議に思う。この盤も気になるなら、有るうちに買っておいたほうが良い。

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2013年6月 7日 (金)

ボッケリーニ、C.P.E.バッハ/チェロ協奏曲 フルニエ、バウムガルトナー、ルツェルン弦楽合奏団

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これは、1960年代前半に録音されたピエール・フルニエとルドルフ・バウムガルトナーらによるもの。いずれもロマン派以前の曲で、現在ならばピリオド楽器で弾かれることもあるので、そういう演奏を聴き慣れていると、テンポの緩急の付け方やたっぷりした響きがやや時代がかったロマンティックに傾いた演奏に聴こえるかも知れない。フルニエのチェロはこの演奏でもチェロの貴公子と言われたように、格調高く優雅で洗練された演奏を聴かせてくれる。

このLPレコードは、1966年ごろ発売された再発盤であるので、リーズナブルな値段であったし、1960年代のドイチェグラモフォンらしい濃厚で彫りの深い音質で聴けて個人的に非常に満足度が高い。

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1年のうちで、LPレコードが何もしないで機嫌良く鳴るのは、私の住んでいる地域だと5月から6月はじめ頃までと10月から11月はじめ頃まで。そろそろLPばかりを聴く季節は終わろうとしている。

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2013年6月 4日 (火)

ベートーベン ヴァイオリン協奏曲 / シュナイダーハン、ヨッフム、ベルリンフィル(180g重量盤LP)

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これは、Speakers Corner Recordsというアナログ復刻盤専門のレーベルから発売され、現行発売されている180gの重量盤。プレスはドイツらしい。

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このように、レコード盤のレーベルも、オリジナル盤に近い雰囲気を持っている。

ヴォルフガング・シュナイダーハンは、ウィーン・フィルにも在籍していたことのあるヴァイオリニストで、ウィーン的な雰囲気を持っている。ヨッフム/ベルリンフィルがどっしりした剛直な造形でバックを支え、シュナイダーハンは時にウィーン的な流麗さをかもし出しながら、美しい音色のヴァイオリンを奏でている名演奏である。

例によって手持ちのCDとどうしても音質を比較してしまう。ヴァイオリンの粒立ちや立体感のある造形というのは、どうしてもLPの方に分がある。しかし、CDだけ聴いておれば、それはそれで不満はない。どちらでも50年前の録音とは思えないほどの音質で聴けるのである。

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CDは、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲5番とカップリングされて、千円程度で買える。対してLPは三千円くらいである。三千円が高いかどうかは、聴き手の価値感によって異なって来るであろう。

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