ベートーヴェン 弦楽四重奏曲集 /ゲヴァントハウス カルテット(10CD)
これは、1996年から2003年ごろに録音されたゲヴァントハウス カルテットによるベートーヴェン 弦楽四重奏曲集で、10枚組で二千円ちょっとで買える。ゲヴァントハウス カルテットは、ライプチッヒ ゲヴァントハウス オーケストラの首席奏者による自主運営の減額四重奏団で、約200年の歴史がある。
現在のゲヴァントハウス カルテットのベートーベンを聴くと、伝統にのっとりながらも、モダンで美しく洗練された音楽に仕上がっており、聴きやすく何回聴いても飽きない。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は私的には苦手な音楽で、アルバンベルク カルテットの全集は聴き疲れるのでろくに聴きもせず中古屋に行ってしまった。ところが、このセットはだいぶ違った。初期の作品の良さ美しさが良くわかり、後期の作品の荘厳で深い感じもしっかりとかもし出す。
そんなCDセットが1枚あたりわずか¥200ちょっとなのだ。また、このセットの10枚目は、昔のゲヴァントハウス カルテットの演奏がハイライト的に入っていて、ゲルハルト・ボッセ、ディートマル・ハルマン、カール・ズスケ、マルティン・ホフマイスターらがドイツ語で語るという貴重な音源も付いている。資料的にも価値あるものだ。
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